【金融所得税増税】富の再分配とか狂ってんな

金融所得税に対する増税の話がちらっと出てきていますね。

表向きは、お金持ちからたくさん税を徴収して、低所得層に分配するという考えのようです。

「お金持ち=悪」「ズルい」みたいなことを思っている人も多いので、この考えは聞こえの良い話に思えます。

ただ、富の再分配なんてしても、
問題が解決するとは思えません。

目次

富の再分配なんて意味がない

貧困の問題はお金じゃない

私はべつにお金持ちではないので、どちらかと言うと、富を分配してもらったら「嬉しい」と思う立場です。

前澤さん(元ZOZO)が高級な車を買うたびに、「ちょっとくらいもらえたらな」とか思います。

でもだからといって、
富の再分配に賛成ではありません。

それは次の2つの理由からです。

  • お金を配っても低所得層は救われない
  • 旨みがなくなると、金持ちは別の場所に移動する

お金を配っても低所得層は救われない

低所得層のなかには、今日食べるものに困っている人たちがいるかもしれません。

あるいは、月末の家賃の支払いができそうにない人たちもいるかもしれません。

こういう人たちに対しては、たとえ一時凌ぎでも、お金を与えるのが正義と言えるかもしれません。

ただ、そういう人たちにお金をあげたとしても、急場をしのぐためにお金を使ってしまうので、結局彼らの生活は変わらないままです。

私自身、お金に困ったことはたくさんあるので、もらえると思っていなかったお金をもらえる嬉しさは知っています。

何度も「助かった」と思ってきました。

でも同時に、お金をもらっても生活は変わらないということも知っています。

お金をもらっても生活が変わらないのは、先ほども述べた通り、急場をしのぐために使ってしまうというのと、あともう一つは、それまでと同じお金の使い方をしてしまうためです。

たとえば、貯金好きな人は、「消費活性化」を名目にお金をもらったとしても、貯金します。

そして、ギャンブル好きな人は、「弱者救済」を名目にお金をもらったとしても、ギャンブルでお金を失います。

もしもお金を与えて誰かの人生を変えようと思ったら、年金みたいに、ずっと与え続けなければダメです。

ずっとお金を与え続ければ、急場のことではなく、生活を改善するためにお金を使えます。

特別給付金みたいに、思いつきでお金を配ったって、低所得層はあっという間に必要資金として使いますし、そうでない人たちは、「臨時収入ラッキー」くらいにしか思っていないです。

「魚を与えるのではなく、釣り方を教えよ」という格言がありますが、実際この通りです。

低所得層を本気で救いたいなら、
条件の良い仕事を与えるか、
スキルを与えるほうが効果的です。

旨みがなくなると、金持ちは別の場所に移動する

『貧乏はお金持ち(橘玲)』は、租税回避の本ですが、読んでみて思うのは、「お金持ちはやはり頭が良い」ということです。

仮に本人の頭が良くなくても、
頭の良い人が周りにいます。

会社に勤めている会社員なら、役員が税金について話しているのを聞いたことがあるかもしれません。

お金を持っている人たちは、一般的な会社員とは違って税金について気にします。

理由は、徴収される額が全然違うからです。

タックスヘイブン(税率が低い地域)というと夢物語っぽいですが、お金持ちは我々一般人が知らない世界を知っています。

我々一般人だって、「消費税増税」と言われたら、滑り込みの買い溜めをしたり、消費控えをしますよね。

であれば、お金持ちだって、自分たちの徴収税率があがるとなったら、何か策を打つのと考えるのがふつうです。

そして結局は、税率について勉強する暇や余裕のない、情報の乏しい会社員のような中間層がもっとも打撃を受けるのです。

まとめ

ここ数日は日本の株価が下落していますね。

中国の恒大集団や米国につられてといった見方もあるようですが、一方で、首相の政策に市場が反応しているという見方もあるようです。

株式市場の上昇が必ずしも良いことなのかは分かりませんが、金融所得税率の引き上げや富の再分配とかは本当やめてほしいです。

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