久々の制限解除になったので、
今日はどこも賑わいそうですね。
おまけに天気が良いので、きっとみんな出かけたいと思っているはずです。
というか、もう早速出かけていますね。
こういうニュースが出ると、「GoToなんてなくても出かけるから税金を使わないでほしい」と言った声があがりますが、私個人としては、GoToトラベルは、人生で一度訪れるかどうかの旅行のボーナスチャンスだと考えているので、ラッキーだと考えています。
GoToトラベルは誰のためのもの?

「GoToトラベル」は、
何かと批判されがちな政策の一つです。
少し前には、「GoToのせいで感染者が増えた」と批判されていましたね。
また、「政治家の利権のため」とも批判されています。
旅行・観光業界にとってはありがたいことなのかな?と思いきや、「現場が混乱する」と、必ずしも賛成派が多いわけではなさそうです。
SNSやコメントなんかを見ても、「必要ない」と言っている人たちの声が目立ちます。
けれども、依然として、政治家のなかにも、一般人のなかにも、GoToトラベルの復活を望む声はあります。
その理由として、政治家に何らかの利益があることは確かでしょう。
ただ、そのへんは私の専門外なので、
ここでは触れません。
一般人、つまり利用者目線で見たときに、GoToトラベルによって得する人が誰なのかを考えてみましょう。
GoToトラベルの恩恵を受けるためには、3つの条件が必要です。
- お金があること
- 時間があること
- 健康な身体を持っていること
「お金がある」と言っても、お金持ちにとっては、割引なんてどうでもいいことかもしれないので、積極的に利用しようとは思わないかもしれません。
また、「1人で旅行はちょっと」という場合には、一緒に行くための友人や恋人がいることも、条件のひとつです。
ではこの条件を満たせる人たちはどんな人たちでしょうか?
考えられるのは、次のような属性の人たちです。
- お金のある大学生
- 自営業者(場所を選ばずに働けるor自分がいなくても仕事がまわる)
- 引退した人たち
会社員でも旅行することはできますが、大型連休に集中せざるを得なくなったり、土日の短い期間で行くしかなかったりします。
その点、進路が決まっている大学生や、引退した人たちは、平日の空いているシーズンに旅行することができます。
ただ、引退した人たちは、高齢だった場合、この時期は健康不安により外出を控えているかもしれません。
場所を選ばずに働ける自営業者は、
旅行先で仕事をするということもできます。
これらを踏まえたうえで、おそらくもっともGoToトラベルの恩恵を受けるのは、少しお金に余裕がある、ある程度時間に融通がきく人たちです。
ということはつまり、
会社員や貧乏な人たちは除外されています。
恩恵を受けられない人たちは批判する

私も会社員時代だったら、世間がGoToに盛り上がっていても、たぶん「旅行する時間がない、不公平だ」とか言っていたと思います。
そして批判している人の多くが、
その手のタイプのはずです。
恩恵を受けられたら、
批判なんかできないですもんね。
もちろん、「感染防止」の観点から批判することもできますが、それなら、ある程度落ち着いている状態であれば問題ないはずです。
でも結局のところ批判されるでしょう。
「GoToなんてなくても行く人は行く」という意見もありますが、GoToがあることによって行く人もいますし、少しランクの高いホテルに泊まったり、旅行日数を増やしたりすることもできます。
そういった意味で、GoToトラベルは旅行・観光業界の活性化につながります。
そして消費者の満足度にもつながります。
正直、ぜひ復活してほしいです。