- 営業でなかなか売れない人
- 空気が読めずに人を怒らせてしまう人
誰もが子どもの頃に、「嘘を言ってはいけません」と教えられましたよね。
ただ現実の世界では、真実をそのまま伝えると怒られることもありますし、たいていの人間関係は、真実を伝えないことでうまく成り立っています。
とくに、仕事の場ではそうです。
人と人との微妙なニュアンスでの関係を築けない人間は、「大人の発達障害」とか「社会不適合者」とか言われたりもします。
真面目な人にとっては、
ちょっと困惑する世界ですよね。
真実なんて誰も求めていない

誰もが子どもの頃に「嘘を言ってはいけない」と教えられますが、「真実を言いなさい」とは教えられないのが、大人の社会を実によく表しています。
そうです、大人はみんな、
真実なんて求めていないです。
「いや、そんなことはないだろ」と思うかもしれませんが、仕事の場や、普段の生活を思い出してもらえれば、納得していただけるはずです。
たとえば、営業で売れる人は、真実を伝えた人ではなく、次のような人たちです。
- 将来に対する明るい希望をイメージさせるのがうまい人
- 危機感を煽るのがうまい人
たとえば、私はSEO対策のサービスなどを売っているのですが、仮に、相談を受けた人に対して「あなたの会社のサービスは微妙なので、SEO対策をやっても効果が出ませんよ」と言ったら、他の人や会社に相談をしに行くはずです。
SEO対策だけではなく、
HP制作なども同じです。
真実を伝えたら喜んでくれると思いきや、
むしろ逆効果になります。
何かを売るときだけではなく、コンサルティングの仕事をしていてもそうです。
「ヤバいです」とバカ正直に伝えると、
たぶんクビになります。
また、ネットで何かを売るときも同じです。
真実をありのままに伝えるよりも、たとえ結果が出なくても、明るい未来をイメージさせたほうが、消費者からは喜ばれます。
世の中のアフィリエイターのほとんどは、嘘は言っていないとは思いますが、少なくとも本当のことも言っていないです。
※稼げる系の人たちのことです。
人との関係もそうですよね。
「この服装似合ってる?」と聞かれたときに、明らかに似合っていなくても、真実を伝えないですよね。
婚活や人生相談でも、明らかに詰んでる人が相談に来たとしても、「あなたはもう終わってます」とは言いませんよね。
さすがに「終わってます」と言ったらひどいですが、終わっているならそれなりの方向に進むべきなのに、「大丈夫ですよ」とか言って、サービスを契約させますよね。
よくネットニュースなどで、芸能人が奇抜なファッションやスッピンなどを披露したときに、「おしゃれすぎ」「綺麗すぎ」みたいな感想と一緒に取り上げられますが、明らかに「それはないだろ」と思うことってありません?
外国人から「日本人は本心がかわからない」なんてよく言われますが、「嘘を言ってはいけない」と言われつつ、真実を言う勇気もないので、モゴモゴしているのではないかと思います。
人とうまくやっていきたいなら、真実はしまっておこう

外国人の評価はさておき、営業にせよ、恋愛にせよ、人とうまくやっていきたいなら真実は言わないほうが良いです。
結婚して家族になったらまた変わるのかもしれませんが、浅い恋愛なら真実を伝えないほうが幸せにやっていけます。
このブログではわりと「今からやっても稼げない」とか「ほとんどの人が失敗する」とか、ストレートに伝えてしまっていますが、もしもあなたが情報商材などを売っていきたいなら、真実は言わないほうが確実に売れます。
ただ、だからと言って、
嘘を言ったら詐欺ですよ。
そうじゃなくて、ポイントは、
真実を言わないということです。