【実録】Kindle本が売れない?Amazon広告で1冊目を売った施策をすべて公開

頑張って文章を書いてKindleで本を出したんだけど、なぜか一冊も売れない、、、

そんな状況に、心が折れかけていませんか?

実は、私もまったく同じ経験をしました。

「きっと読まれるはず」と信じて公開したKindle本が、誰にも読まれない。

SNSで発信しているわけでもないし、有名なわけでもない。

このまま誰の目にも触れず、埋もれてしまうのかと、途方に暮れました。

でもそんなときに見つけたのが、Amazon広告でした。

この記事では、Amazon広告(Amazon Ads)を使って、 Kindle本を1冊も売れていない状態からどう突破しようとしたのか、 実際にやったこと・考えたことをリアルに記録していきます。

「自分にもできるかもしれない」と思ってもらえるように、できるだけシンプルに書いてみました。

目次

出版したけど売れない……KDPの現実にぶつかる

私はこれまでにも何冊かkindle出版をしていますが、どんなにニッチなジャンルでも、多少なりとも購入してくれる人たちがいました。

でも今回はちょっと難しい美容ジャンルに挑戦した結果、誰も買ってくれないという悲しい結果になりました。

  • 検索しても表示されない
  • レビューは当然ゼロ
  • Kindle Unlimitedに登録したのに、まったく読まれていない(=ロイヤリティもゼロ)

SNSでも発信していないので、集客経路はゼロに等しいです。

つまり、Amazon内で検索されないと一生誰にも読まれないという状況です。

そんな中で出会った「Amazon広告(Amazon Ads)」という突破口

ご存知の方も多いと思いますが、kindle本って個人でもかなり簡単に広告を出せます。

  • 1日300円程度でOK
  • クリックされるごとに課金の設定も可能(表示だけなら無料)
  • 特定の検索キーワードで出せる

「これ、普通に良くない?」と思いました。

Amazon内で、「メンズ スキンケア」などで検索された際に、自分の本が表示される。しかもそんなに費用もかからない。

これはちょっとやってみる価値があると思いました。

実際にAmazon広告を出してみた(出稿手順)

やったのは「スポンサープロダクト広告(Sponsored Products)」です。

以下が流れです。

  1. Amazon広告コンソールにログイン(KDPと同じアカウント)
  2. 新規キャンペーン → 「スポンサープロダクト広告」を選択
  3. 本を選んで追加→右横のエリアに追加されます
  4. ターゲティングで「マニュアルターゲティング」を選択
  5. キーワードを手動で設定(メンズ スキンケア、脱毛 体験談 など)
  6. マッチタイプは「フレーズ一致」と「完全一致」で使い分け
  7. クリック単価:¥20〜¥30程度をカスタム入札で設定
  8. 1日予算:300円でスタート
  9. キャンペーンの入札戦略:固定入札額
  10. 掲載枠ごとの入札調整:すべて0%でOK
  11. 支払い情報を入力したら配信開始
スポンサープロダクト広告を選択
固定入札額を選択
  • 任意のキャンペーン名を設定
  • 希望の開始日を設定
  • 国がちゃんと日本になっているかチェック(日本のユーザーに配信したい場合)
  • 1日の予算を入力

とくに難しい設定はないので、
流れ通りに上から設定していけばOKです。

ターゲティング戦略:読者が検索しそうな言葉を想像する

ターゲティングは次の2つから選択できます。

  • オートターゲティング
  • マニュアルターゲティング

オートターゲティングは、商品に類似したキーワードを自動で設定してくれる機能です。

広告に慣れていない方は、
オートターゲティングでも良いと思います。

マニュアルターゲティングは、キーワードや入札単価を手動で設定することができます。

私はネット広告に慣れているので、マニュアルターゲティングを選択しました。

  • リストを入力を選択
  • マッチタイプを選択
  • 各キーワードを改行区切りで入力
  • 「キーワードを追加」を押すと右側に追加されるので、必要に応じて個別で入札単価を設定

Kindle本をAmazon広告に出すには「審査」がある

実際にAmazon広告を使おうとすると、ひとつ注意点があります。

それは広告配信にあたって審査がある点です。

たとえば、以下のような点がチェックされます。

  • 表紙画像が過激すぎないか
  • タイトルや説明文が誇張されすぎていないか
  • 医療・健康などセンシティブなジャンルでは表現が適切かどうか

審査が開始されたタイミングで、設定しているアドレス宛にメールが届きます。

審査は通常、24時間以内、
最長で3営業日ほどかかるようです。

私の場合は、3時間ほどで審査完了のメールが届きました。

「健康」「美容」「メンタルケア」などをテーマにしている方は、薬機法や誇大表現に当たらないか、事前に一度チェックしておくと安心です。

実際に詰まったポイント

設定している際に詰まったポイントを記載しておきます。

キャンペーン作成中で一時的に保存は可能?

「下書き保存」で保存可能です。

キャンペーンを下書き保存したけど、どこから見られる?

左側メニューの「キャンペーンマネージャー」をクリック後、「ドラフト」というメニューを選択で下書き済みのキャンペーンが表示されます。

公開表示情報で広告主の開示が必要なんだけど、本名じゃないとダメ?

「著者名」を選択すればペンネームでOKです。また、「名前を選択または入力」を選ぶと、任意の名前を入力することができます。

請求や支払い方法は?

クレジットやデビットでの支払いになります。

カスタム入札はいくらがベスト?

キーワードにもよると思いますが、私は最初は30円程度に設定しました。

部分一致は使いましたか?

無関係な検索結果に出てしまう可能性があるため、使っていません。予算が限られているので、できるだけ狙ったキーワードだけで表示されるようにしました。

広告グループ名やキャンペーン名はどうすればいい?

ご自身が管理しやすい名前なら何でもOKです。
例)メンズスキンケア_0501

配信が開始されたら、結果を見つつ改善していく

広告を出したからといって、すぐに爆発的に売れるわけではありません。

でも少なくとも、誰にも届いていない状態からは脱することができます。

広告は魔法ではないので、配信した後も、結果に応じて常に改善していく必要があります。

私自身、amazon広告についてまだわからないことだらけなので、今後も検証を続けていきます。

この記事が、同じように悩んでいるKindle著者のヒントになれば幸いです。

もしよろしければシェアお願いいたします。
目次