最近、某航空会社の副業OKの話が話題になりましたが、副業の流れが加速する昨今、比較的手軽に始められるという理由から、Web制作を始める人たちが増えているようです。
実際のところ、Web制作には資格がいらず、少し勉強すれば現実的にお金を稼げます。
ただ、ネット上の情報は、「お手軽」「需要がある」というところばかりピックアップされ過ぎているような気がします。
あえてこの記事では、Web制作のブラックな部分に視点をあてて書いていこうと思います。
ホームページ制作にクレームは付き物
ホームページ制作にクレームは付き物です。
私がこれまでに働いてきた業界の中でも、Web制作の業界のクレームの多さは突出しています。
Web制作というより、クリエイティブ系の仕事に多いのではないかと思うのですが、「思っていたのと違う」というお客さんの声はけっこう多いです。
「思っていたのと違う」というのは、見た目のこともありますし、成果のこともあります。
それと、よくあるのが納期のトラブルです。
納期に関しては約束通り納品できないほうが悪いのですが、はじめに無理めな納期を設定してしまっていたり、客側の確認などが遅くなったりして、納期が大幅に遅れてクレームになることもあります。
実際にどんなクレームが多いか
- 思っていたのと違う(デザイン、成果)
- 納期遅れ
- プログラムのバグ
- 検索順位が低い
- 以前のサイトよりもアクセス数や成約数が少なくなった
誠意をもってクレームに対応しよう
クレームが発生するとどうなるか?
謝罪だけであればまだ良い方ですが、お金を支払ってもらえなかったり、最悪の場合裁判になります。
クレームに関しては客側の頭がおかしい場合もよくあるので、0にするのは無理だと思います。
ただ、こちら側のミスを少なくすることはできます。でも万が一クレームにつながるようなミスをしてしまった場合には、逃げたり隠したりせず誠意をもって対応することです。
フリーランス(個人)との取引を嫌がる企業もありますが、その理由の一つとして、何かトラブルになった時「会社という後ろ盾がない人間は逃げる可能性がある」という隠れた理由があります。
ミスをしてしまった時は隠したくなるのが人間の性(さが)です。でも隠すことによってより大きなトラブルに発展してしまうこともあります。ミスは小さい芽のうちにケリをつけておくべきです。
誠意をもって対応をしていると、相手もその気持ちを理解してくれます。ですが変に言い逃れしようとしたり、非を相手側に転嫁(てんか)しようとすると、相手も引けなくなって、「そっちがその気ならこっちもとことんやるぞ」といった態度になってしまいます。
だから正当なクレームには誠意をもって対応しましょう。