テレワークや業務効率化のために「チャットツール」の導入を考えているあなたへ。
テレワークで円滑なコミュニケーションを図るためには、「チャットツール」の導入が必須です。
メールでやりとりすることもできますが、チャットツールであれば、メールよりも素早く、手軽に、メッセージのやりとりが可能です。
この記事では、現役でWeb業界にいる私が、実際の使用経験をもとに「テレワークにオススメなチャットツール」について紹介していきます。
オススメなチャットツール
テレワークの影響もあって、チャットツールを導入する企業が増えているようです。
実際、チャットツールを導入すると、社内やクライアントとのコミュニケーションが円滑になります。
理由は、チャットツールを利用すると、
対面の会話のように、
リアルタイムな会話ができるからです。
プライベートで「LINE」を使っている方は多いですが、使い方やコミュニケーション方法は、ビジネスでもほぼ同じです。
ですので、そこまで深く考えずに、
気軽に導入することができます。
それでは、テレワークにオススメなチャットツールの紹介です。
- Chatwork
- slack
- LINE WORKS
- Microsoft Teams
それぞれ詳しく見ていきましょう。
Chatwork
Chatworkは、「国内利用者数No.1(2021年8月記事執筆現在)」のビジネスチャットツールです。
HPを見ると、「GMO」や「大和証券」など、
大手企業の導入実績があります。
プランは3種類用意されています。
- フリー:無料
- ビジネス:1ユーザー500円/月(月間契約の場合は600円/月)
- エンタープライズ:1ユーザー800円/月(月間契約の場合は960円/月)
「フリー」プランの場合、広告が表示されたり、グループチャットの数に制限(7グループ)があったりします。
また、複数人でのビデオ通話(音声通話)ができません。
「ビジネス」プランの場合、
グループチャットの数が無制限で、
複数人での音声通話も可能です。
「エンタープライズ」プランは、「管理機能を強化したい企業向け」のプランで、社外ユーザー制限や、IP・モバイル端末制限などの機能が利用できます。
フリーランスや小規模事業者にオススメ
一般的な中小企業にオススメ
セキュリティが厳しい企業にオススメ
「Chatwork」は、設立が2004年で、
東京(港区)にある会社なので、
信頼性もあります。
ですので、
個人的にオススメです。
ただ、引用返信など、
慣れないと使いづらい部分もあるので、
その点は注意です。
slack
slackは、「150か国以上で利用されている世界規模のチャットツール」です。
Chatworkと同じようにグループを作成して、プロジェクトを進めるために使えますし、ビデオ通話(音声通話)機能もあります。
また、slackの最大のメリットは、
その拡張性にあります。
slackは、外部アプリと連携したり、
機能を拡張することで、
自分好みのチャットツールにできます。
slackにも複数プランがあります。
- フリー:無料
- プロ:1ユーザー850円/月(月間契約の場合は960円/月)
- ビジネスプラス:1ユーザー1,6000円/月(月間契約の場合は1,800円/月)
「フリー」プランの場合、メッセージが直近1,000件までしか閲覧できません。
また、複数人でのビデオ通話ができません。
「プロ」プランの場合、
過去のメッセージ含め、
履歴を残しておきます。
また、
ビデオ通話も15人まで参加できます。
「ビジネスプラン」の場合、
メッセージのエクスポート機能や、
24時間体制のサポートがついています。
フリーランスや小規模事業者にオススメ
一般的な中小企業にオススメ
メッセージなどの履歴を残しておく必要がある企業や、サポートが必要な企業にオススメ
slackはカスタマイズ性があることが売りですが、Web /IT企業以外ですと対応できる人材が社内にいない可能性があるので、メリットを享受できない気がします。
チャットそのものは、
絵文字が使えたり、
直感的に操作できたり、
「LINE」のようなかんじです。
ちなみに、「フリー」プランはメッセージが消えてしまって不便なので、仮にslackを使うとするなら、「プロ」プランがベストです。
LINE WORKS
LINE WORKSは、お馴染み、
「LINE」のビジネス版です。
「明治安田生命」や「みずほ銀行」など、
大手企業の導入実績があります。
LINE WORKSの最大のメリットは、導入した直後から使える人が多いという点です。
また、顧客とやりとりする場合にも、
便利です。
料金別に4つのプランがあります。
- フリー:無料(ユーザー数100人まで)
- ライト:300円/月
- ベーシック:500円/月
- プレミアム:1,000円/月
「ライト」プラン以降は、
ユーザー数無制限、
音声通話200人まで可能、
広告の表示がなしです。
「ベーシック」「プレミアム」には、
メール、Drive機能がついています。
Microsoft Teams
Microsoft Teamsは、
「Microsoftのチャットツール」です。
通常のチャット機能に加えて、
オンライン会議機能も使えます。
「Chatwork」や「slack」もオンライン会議ができますが、Microsoft Teamsの場合は、オンライン会議へのゲスト参加が可能です。
ですので、顧客とのオンライン商談にも利用できます。
以下のプランが用意されています。
- フリー:無料
- ベーシック:540円/月
- スタンダード:1,360円/月
無料の場合、会議の録画や、
アプリとの連携が行えません。
「ベーシック」「スタンダード」については、「Microsoft 365」というパッケージとして販売されており、契約すると、ExcelやPowerPointなど、Microsoftの商品が利用できるようになります。
「Microsoft 365」を契約済みの会社は多いと思うので、もしも契約している場合は、Microsoft Teamsを使うのが良いです。
有料課金の前に無料利用したほうが良い
オススメのチャットツールを紹介してきましたが、どのツールにも無料プランが用意されています。
ですので、
迷ったら無料で試しましょう。
逆に、無料で試さずにいきなり有料で使うのは危険です。
チャットツールの使い方に注意
さいごに補足です。
チャットツールは非常に便利ですが、
使い方に注意しないと、
トラブルになります。
たとえば、社内でメールを送るとき、通常「お疲れ様です」のような挨拶を入れると思います。
これは一種のメールの作法ですね。
ただ、チャットツールだと、挨拶も何もなく用件だけを送ってくる人もいます。
たしかに、チャットツールの良さは、堅くならずに、気軽に会話ができることです。
けれども、その気軽さの使い方を間違えてしまうと、「なんだこいつ?」とか、「もっと細かく書いてくれないと何が言いたいかわからない」とか、コミュニケーションにすれ違いを生みます。
ですので、もしもあなたがこれからはじめてチャットツールをビジネスで使うなら、その点に気をつけたほうが良いです。
仮に、あなたが会社への導入を考えている責任者ならば、導入と同時に、使い方の教育も必要ということも覚えておいてほしいです。
まとめ
テレワークにオススメなチャットツールについては以上です。
今回ご紹介したのは、
以下4種類のツールです。
- Chatwork
- slack
- LINE WORKS
- Microsoft Teams
どれも無料利用ができるので、まずは良さそうなものを無料で利用してみましょう。
チャットツールを利用すると、社内コミュニケーションが円滑になるので、とくにテレワークをしている企業は必須ですよ。