「人生って退屈……」
そんなあなたに必要なのはちょっとしたギャンブル要素かもしれません。
ドキドキ・ワクワクのない人生では腐ってしまう
世の中には2タイプの人間がいる。
「安定を求めるタイプ」と「刺激を求めるタイプ」だ。
人生に安定を求めるタイプは、収入の安定した仕事について、当たり前に結婚して、穏やかな日々の暮らしを大切にする。一方で人生に刺激を求めるタイプは、変わり映えのない日常を送っていると腐ってしまう。
頭も心も、ボヤけてしまう。そして抑圧された衝動は、内面から己をむしばんでいく。
刺激を求めるタイプに必要なのは、
ギャンブル的な要素だ。
結果を待つ重圧に耐えかねて、
吐きそうになってしまうような、そんなイベントが必要だ。
ギャンブルは日常にたくさんある
刺激を求める対象は、
言葉通りギャンブルの場合もある。
ラスベガスで幻想的な夜を過ごすというのも一つの手だ。でもどうせ刺激を求めるのなら、もっと見返りが大きくて、なおかつ胴元のいない対象がいい。
起業ほど刺激的なものはないと思う。
組織を離れて、たったひとりの力で未知の世界に戦いを挑む経験ほど、ワクワクするものはない。失敗したら無一文の職なしになる可能性があるっていうのも、ハラハラしてゲームを盛り上げてくれる。
だいたい、刺激を欲する人間は組織なんかで大人しくしていられないのだから、そういうタイプの人間はみんな組織の外に飛び出すべきだ。檻の中にいるライフスタイル自体が、退屈な人生の原因の場合もあるだろう。
ただそうは言っても、
誰もが気軽に起業できるわけではない。
でも起業しなくても、
ほんのちょっとしたことでも人生にドキドキやワクワクを取り戻すことはできる。
知らない世界をのぞいてみよう
手っ取り早くドキドキやワクワクを感じるなら、知らない世界をのぞいてみるのが良い。
メイド喫茶に行ってみよう。メイド喫茶でオムライスにおまじないをかけてもらうんだ。ホストクラブに行ってみよう。ホストクラブでシャンパンコールを体験してみよう。
平日の遊園地で、一人でジェットコースターに乗ってみよう。富士急ハイランドのお化け屋敷で、心の底から絶叫してやればいい。高級ホテルのバーで、絶世の美女を口説いてみるのもいい。
まだ君には、知らない世界がたくさんある。
まだ経験してもいないのに、人生を退屈だと決めつけてはダメだ。「どうせこんなかんじでしょ？」という予想で、物事を判断してはダメだ。ドキドキやワクワクは、知らないことを経験することで得られる。
ヤバイ店に入ってボッタクられるかもしれないとか、最高の経験ができるかもしれないとか、その感情の揺れ動きが、抑圧された衝動を解消してくれる。
口コミや周りの人の意見ではなく自分の直感で決めてみる
飲食店を決める時だってそうだ。
インターネットの発展によって、
口コミサイトやSNSで何でも情報を得られるようになった。
行ったことのないお店の料理が「おいしいかまずいか」さえ、事前にわかるようになった。口コミサイトを見れば、お店の雰囲気や店員の接客態度までわかるようになった。
人は失敗を恐れるから、事前に色々と調べて、安全な道を選ぼうとする。事前に色々と調べれば、大きく失敗することはない。でもその代わり、わかってしまっていることが、ドキドキやワクワクを半減させてしまう。
元町・中華街の中華料理
元町・中華街には所せましと中華料理店が並んでいる。
事前にお目当てのお店を調べてから行かないと、どのお店がいいか全然わからない。そのくらいたくさんのお店があって、おまけに、どこもお店もおいしそうな料理の看板を出しているから、ますます混乱してしまう。
15分くらい歩いてふらりと入ってお店。これこれ、中華料理特有の豚バラの煮込みの味付け。おいしいに決まってる、そして実際においしかった。
マズいお店に入ってしまうかもしれないし、店員の態度が悪いお店に入ってしまうかもしれない。ドアを開けたその時、一口目を口に運んだその時、己の直感の答えを知る。ほんの些細なことだけど、これにはちょとしたギャンブル要素がある。
生きることに退屈を感じているなら冒険してみよう
人生にはちょっとしたギャンブル要素が必要だ。
退屈だと愚痴る前に、知らない世界をのぞいてみよう。まわりの意見や口コミを無視して自分の直感で決めてみよう。
退屈を感じるのは、いろんなことを試してみた後だ。君はまだ世界を全然知らない。そしてそれはすごく素晴らしいことなのだ。
