あなたは会社員でいることに誇りを持てていますか?
会社員生活にモチベーションが上がらない方、必読です。
会社員は素晴らしい

会社員生活は素晴らしい。会社員でいることには多くのメリットがある。私は「会社員はクソだ」という意見へのアンチテーゼとして、このテーマを今回の主題とします。
まず始めに断っておきたいのですが、私は基本的には会社員生活には反対です。
ですが、今回はあえて会社員でいることのメリットを書いていきたいと思います。
なぜ、今回このような記事を書くにいたったのかと言うと、理由は2つあります。
一つ目は、最近のネット上の情報の中には、とくに「稼ぐ系」の情報に多いのですが、「サラリーマンはクソ」「大企業でもリストラがあるので会社員生活は危ない」という意見が目立ち、そこに違和感を感じているからです。
会社員生活を経験したことのある人たちが、会社員生活の厳しさを理解した上で、「もっと違う世界があるよ」ということを発信している場合にはまだわかるのですが、情報商材を売りたいがために、ろくに社会人経験もない人たちが、「サラリーマンはクソだ」と言っている様子には違和感を感じます。
それに、リストラに関しても、大企業の例がニュースになっているため目立っているだけであって、それが必ずしも「会社員は危ない」に紐づくわけではありません。
ただ、「ニュースになっていない」という言葉の見方を変えると、「もっとたくさんの例があるのにニュースになっていない」とも言えるので、ここに関しては何とも言えないところです。
二つ目は、今後の時代の流れです。
2020年からの税制の改正により、一部の会社員の税金が増税になり、フリーランスや個人事業主の税金が減税になるということが言われています。
また、少し話は変わりますが、AIの技術発展により、今後多くの仕事がAIに代替されるという予測も出ています。
私個人的には、受付とかは全社「AIさくらさん」で良いと思っています。
会社という集合場所を持たずに、各地に散らばって仕事をする企業も増えてきています。
副業を認める企業も増えてきています。
何が言いたいかというと、
「働き方」が変わってきているということです。
今後は、これまでのような組織に属する働き方ではなく、それぞれが個人で働くようになっていく可能性もあります。
こういう流れの中で、
今後も「フリーランスは増加していくだろう」と言われています。
ですが私は、安易にフリーランスという生き方を選択するのはどうかと考えています。
ネットや本を読むと、「フリーランスは素晴らしい」というような声が多いですが、実際にフリーランスの人たちに話を聞くと、「フリーランスはやめろ」と言われたりします。
もちろん個人差があるので一概には言えません。
ですが私は、会社員一択の人生にリスクがあるのと同じように、フリーランス一択の人生にもリスクがあると考えています。
ですので今回は、「考えるキッカケ」という意味で、あえて会社員生活のメリットを書いていこうと思います。
会社員生活のメリット
会社員生活には、
様々なメリットがあります。
- 毎月給料収入がある
- 社会的な信用が付く
- 保険や年金、税金の手続きを会社が代わりにやってくれる
- お金をもらいつつ学べる
- 素敵な仲間に出会える
- 異性との出会いがある
- 大きなプロジェクトを動かせる
- 失敗しても死なない
毎月給料収入がある

毎月決まった日に給料が支払われるということは、会社員生活最強のメリットだと思います。
完全歩合給の会社とかでない限り、べつに何の成果も残さなくても給料が出ますからね。
極端な話、バレなければサボっていても給料が出ます。
これはすごいことです。
それに、毎月決まった日に収入が発生するので、色々と計画が立てやすいです。
保険や年金、税金の手続きを会社が代わりにやってくれる

保険や年金、とくに税金は、めんどくさいと思う人には本当に煩わしい手続きです。
ですが、会社に所属していれば、会社の人が勝手に処理してくれます。
会社員の多くは確定申告の手続きをしたことがないと思います。それに、自分がいくら税金を引かれているのかも知らなかったりします。
本当は手続きや引かれている金額などは知っていたほうが良いと思います。
ですが、時間や労力という点では、諸々の手続きを会社が肩代わりしてくれるというのは、大きなメリットです。
社会的な信用が付く

会社員、とくに正社員というだけで、社会的な信用が付きます。
経験したことのない方はわからないかもしれませんが、社会的な信用というのは肩書に付きます。
人と人との信用は、その人の過去や人となりに付くかもしれませんが、あなたの性格がどれだけ良かろうが、あなたが無職であれば、不動産のオーナーは部屋を貸してくれません。
「俺にはこんなに貯金があるんだ」と主張しても、賃貸の審査に落ちる場合もあります。
今でこそ、子どものなりたい職業上位のユーチューバーですが、事務所に所属していなかったら、おそらく部屋すら借りられないと思います。
その点、
会社員は社会的信用が高いです。
職業によっても信用スコアが変わってきますが、とりあえず正社員というだけで、かなりの信用力が付きます。
お金をもらいつつ学べる

会社員は、会社で学ぶことができます。
多くの会社には研修制度などがあります。
たとえば新卒で入社した場合、名刺の渡し方や挨拶などといった基本的なことから、営業の仕方といったレベルの高いことまで、お金をもらいながら勉強することができます。
研修制度のようなものがない場合でも、先輩の仕事を近くで見たりして勉強することもできます。
たとえば一度も会社に属さずとも個人で稼ぐことは可能ですが、その場合には、名刺の渡し方やビジネスメールの作法など、ごくごく基本的なことすらわからずにビジネスの戦場に出ることになります。
それでもやっていくことはできるかもしれませんが、実は陰で笑われているなんてことも有り得ます。
たとえビジネスマナーが全くできていなくても、誰もが皆、優しく指摘してくれるわけではありません。
新卒時の社会人のマナー研修って、意外に大事だったりします。
素敵な仲間に出会える

会社員生活をすると、素敵な仲間に出会える可能性があります。
これは1人で仕事をしていては経験できないことです。
仕事のできる人、面白い人、ルックスの良い人、面倒見のよいおばさん。
いろんな人に出会えます。
1人で仕事をしていても、お客さんや同じように1人で働く人たちとの出会いがありますが、会社員生活で出会う仲間は、また性質の異なる仲間だったりします。
中には自分と合わないと感じる人もいるでしょうが、プライベートでも遊ぶような人と出会えることもあります。
会社帰りの飲み会も、会社員生活の特権です。
異性との出会いがある

会社員生活には異性との出会いがあります。
私は一切公私混同をしない主義なので、社内恋愛みたいなものには全く興味がありませんが、職場で素敵な異性を見つける人たちはいますし、社内恋愛から結婚に至る人たちもいます。
社会人になると、
学生の頃と比較して出会いが少なくなりがちです。
そういう意味では、ある程度人数のいる会社で働くというのは有効的なのではないかと思います。
大きなプロジェクトを動かせる

会社員は、大きなプロジェクトを動かせます。
個人でも大金を稼いでいる人たちはたくさんいますが、一案件当たりの金額で言えば、個人はそれほど大きな金額を動かせません。
もちろん芸能人は別でしょうが。
基本的には、大きなプロジェクトはチーム制で任されます。
そのため、大きな仕事に関わりたいという人は、組織で働いたほうが良いかもしれません。
失敗しても死なない

会社員は、失敗しても全然大丈夫です。
開発した商品が全然売れなくても、お客さんを怒らせても、大抵の場合何とかなります。
場合によっては給料が下がったり、部署移動や降格などのペナルティがあったりするかもしれませんが、基本的には会社は失敗に寛容です。
意図的に何かをしたら、当たり前ですがクビになります。
ですが、仕方のない失敗であれば、会社は概ね寛容です。
個人の場合でも、失敗したからといって【死】というわけではありませんが、個人の場合には、一つに失敗によってゲームオーバーになる可能性は十分あります。
たとえばお客さんとトラブルになった場合、会社に所属していれば、誰かが助言をくれますし、対応が難しければ上司が対応にまわってくれます。
万が一訴えらえるとしても、訴えられるのはおそらく会社になります。
ですが個人の場合には、
トラブルを誰かに背負ってもらうことができません。
自分で引き起こした失敗は、全て自分の責任になります。
【まとめ】会社員生活を楽しもう
会社員生活のメリット、いかがでしたか?
実際には他にももっとたくさんのメリットがあると思います。
会社員生活を送っている人たちを指して、「自分の力で何かをする度胸や能力のない人たち」と見ることもできますが、一方で、会社員生活を送っている人たちは、自ら選択して、会社員生活のメリットを享受している場合もあります。
あなたはどうですか?
会社員生活にメリットを感じていますか?
会社員には会社員の良さがあり、
それゆえ、会社員でいることもまた、選択肢の一つです。