【選択の力】うつ病になりそうだった会社員が絶望の淵で気付いたこと

「もう会社に行きたくない…」

うつ病になる一歩手前だった会社員は、ある一日を境に劇的に人生を変えました。

目次

うつ病手前の会社員が絶望の淵で気付いたこと

あなたは今どんな思いで毎日を過ごしていますか?

絶望的な気持ちで毎日を過ごしていますか?

この記事にたどり着いたということは、まぁたぶん「人生ハッピー」とは言いづらい状態かもしれません。

もしもあなたが今会社員生活を送っていて、毎日が苦しくて苦しくて仕方なかったり、「もうダメだ」とつぶれそうになっていたりするのなら、もしかしたらこの記事がそこから抜け出すためのヒントになるかもしれません。

この記事のタイトルにある「うつ病になりそうだった会社員」とは、私自身のことです。

ギリギリの時間に起き、頭痛や腹痛がひどかった会社員生活

数年前の私は、とある営業系の会社で働いていました。

その頃の私はといえば、病院に行って症状を話したら軽度のうつ病と診断されてもおかしくないような状態でした。

  • 朝起きて突然吐き気がする。
  • 原因不明の歯痛に苦しみ、歯茎に薬を塗っていました。おそらく夜、歯ぎしりでもしてたんだと思います。
  • 頻繁に頭痛に襲われるから、バファリンを必ずバックに入れていて、たまに補充を忘れて痛み止めがない状態で出掛けると、不安で不安でたまりませんでした。

この時の名残で、今でも出掛ける時には1回分のバファリンは必ず持ち歩いています。

おまけに、物事を考える力がなくなり、日中は眠くて眠くて大変でした。ふつうに椅子に座っているだけなのに仕事中何度も何度も眠りに落ちそうになったりしていました。休日なのに何もする気が起きなかったり、恥ずかしい話ですが、性欲がなくなったりもしました。

毎日毎日遅刻ギリギリの生活、実際に遅刻することもありました。

20代半ばになって、
遅刻で上司に「お前なめてんのか…」と言われる始末。

でも仕方ないって思っていました。

朝が来るのが恐くて仕方ない。朝が来るのが恐くて恐くて仕方ないんです。

死にたいとは思いませんでしたが、消えてなくなりたいとは何度も思いました。

死んだら家族が悲しむから、どうかせめて、最初からこの世界にいなかったことにしてほしい。

今だったら即刻辞表を出しますが、その当時はなぜか、すごく視野が狭くなっていたように思います。

そんな毎日を変えたのは、たまたま、本当にたまたま、ある出来事があったからでした。

いつもより1時間早く家を出た日、突然人生が変わった

その日私は、2時間とかそのくらい、いつもより早く起きました。

毎日眠りが浅かったから、夜中に何度も何度も起きていましたが、だからと言って何をするわけでもなく「朝が来ないように」と思いながら、三度寝や五度寝をしていました。普段なら。

だけどその日はなぜか、なぜかこんな考えがふとよぎりました。

「ちょっと早く家を出て、朝食でも食べてから会社行こうかな」

本当にたまたま、
この、この単なる思いつきに過ぎなかった決断が、私のその後の人生を劇的に変えました。

「ちょっと早く家出て朝食でも食べてから会社行こうかな」

この思いつきは実際に行動に移されて、私はいつもより1時間ほど早く家を出ました。

そこで私はふと気付きました。

「アレ?いつもと違う」

いつもと同じ道を歩いているのに、なぜか足が軽い。

「アレ?いつもと何か違うぞ」

いつもと同じ電車に乗っているのに、頭と目が冴えている。

いつもと何か違うぞ・・・

その日私は、カフェに寄って朝食を食べ、コーヒーを飲みながら読書をしました。

そしてその日、私は人生を劇的に変えるある秘訣を見つけたのです。

「そうか、大事なのは自分で選択することだったんだ」

その日私は考えました。

「何が変わったのだろう?」

うつ病直前で絶望的だった昨日と変わったこと。

あいかわらず会社はクソだったけど、その日は思ったよりもクソだとは思いませんでした。

あいかわらず上司はまったく尊敬できなかったけど、その日はもうちょっとうまくやっていけるような気もしました。

昨日までの世界と変わったこと。

昨日までの生き方と変えたこと。

そして気づいた幸せな人生を送るための秘密。

それは【自ら選択する】ということでした。

私はその日、
選択したのです。

自ら選んで家を出たのです。

家を出るための理由

  • 仕事だから仕方なくではなく
  • 遅刻したら怒られるから仕方なくではなく
  • 生きるために仕方なくではなく

「今日は早く家を出よう」と自ら家を出る決断をしたのです。

人生においてものすごく大事な【選択の持つ力】

私の人生を変えた秘訣は次の2つです。

  • 人生の選択権を取り戻したこと
  • 選択の持つ力に気付いたこと

人は自ら決めたことには一生懸命になる

言われたことを言われた通りにやるほうが楽という人もいますが、そうでないなら、きっと「義務感」に突き動かされる人生はすごく不自由なものに感じると思います。

「お金のために働く」

「会社を辞めたら生きて行けないから会社に行く」

目覚まし時計がなったら嫌々起きて、もう間に合わないってくらいギリギリまで寝て、ようやく重い腰を上げる。

嫌々顔を洗って、嫌々歯を磨いて、嫌々ドアを開けて家を出る。

自らが選択して足を踏み出すのではなく、時間が来たから仕方なく足を踏み出す。

それはまるで、操り人形のように…

たとえば趣味って、誰かにやらされてやるものじゃないですよね?

アイドルに熱狂してライブに行く時、そういう時って「義務感」ではなく、「行こう!」と思って家を出ますよね?

好きなゲームをやる時、そういう時って「義務感」ではなく、「やろう!」と思ってやりますよね?

人って、自ら選択したものに関しては一生懸命になります。

当たり前の話なんですけどね。

もしも明日会社に行くのなら、その時はあなたの意思で会社に行こう

これを読んでくれたあなたが、もしも明日、いつもより早起きしてカフェで朝食を食べたとします。かつての私と同じように。

そして、その結果劇的に人生が変わったなら、それは私にとってとてもうれしいことです。

でも一方で、クソな会社はクソなままかもしれないし、あなたを苦しめる元凶である上司や客だって、嫌いな奴のままかもしれません。

だから覚えておいてほしいのですが、大事なのは早起きすることではなく、朝早くカフェに行くことでもなく、【人生を自ら選択すること】【選択権を取り戻すこと】です。

誰かに取られたわけじゃないかもしれないけれど、苦しくてきつくて思考がまともにできない時は、【自分には選択する力がある】ということがわからなくなってしまいます。

会社を辞める選択肢も、会社を辞めて生きていくという選択肢も、NO.1営業マンを目指すという選択肢も、そのどれもがあなたのものなのです。

「自分には選択権があるんだ」ということを見失ってしまうと、人生に無力感を感じてしまいます。この無力感こそが絶望の正体なのだと苦しかった当時の私は気付きました。そして、この絶望を振り払う鍵が「自らの意思で選ぶこと」だったのです。

うつ病手前の会社員、かつての私は【選択権】を取り戻すことで救われました。

だから、

だからあなたも、ちょっとだけ視点を変えてみてほしいです。「自分には選択の権利がある」ということに気付いてほしい、ただそれだけです。

そのうえで、もしも明日嫌な会社に行くのなら、あなたの意思で行きましょう。

そして、いつでも辞められるってことを思い出してください。このほんのちょっとした視点の切り替えが、絶望感や無力感を断ち切る鍵になります。

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