【悪習を断ち切る方法】習慣を捨てるには習慣の性質を知る必要あり

この記事は「やめたいけどやめられない習慣がある」という方に向けて、習慣を断ち切る方法を解説しています。

目次

悪習を断ち切る方法

一度習慣化されてしまったものを断ち切るためには、まず始めに習慣の性質を知ることが大切です。

習慣の性質とは、「一度習慣化されたものを断ち切る時には、一定の期間を超えるまではものすごく強い引き戻しの力が働く」というものです。

「いや、そんなの知ってるし」と思うかもしれませんが、これを理解することがなぜ大事かと言うと、「一度習慣化されたものを断ち切る時には、一定の期間を超えるまではものすごく強い引き戻しの力が働く」は、別の見方をすると「一定の期間さえ超えれば引き戻しの力は弱まる」ということだからです。

たとえば普段喫煙する方にとっては、喫煙習慣を断ち切るのはけっこう大変です。

「禁煙なんか簡単。だってふつうに3日くらい吸わない時あるし」と言う方もいますが、喫煙習慣をやめるのが大変になるのは、「もう二度と吸えなくなる」と理解した時です。

喫煙習慣を断ち切ろうとした時の引き戻しの力はすさまじいです。

私はおそらく100回くらい禁煙に失敗しています

私はもう10年くらいタバコを吸っていませんが、私は過去にたぶん100回以上は禁煙に失敗しています。

最短失敗記録は5分とかだと思います(笑)

「もうこんなのたくさんだ。禁煙しよう」

「いや待てよ。人生にはツライことがあまりにも多すぎる。タバコくらいいいだろう」

長くて数ヶ月だったと思います。

私はパチンコをやったことがないし、お酒もあまり飲みませんが、「本当はやめたいと思っているけどやめられない人の気持ち」がすごくわかります。

多くの人たちが、たぶん本当はやめるのがベストだってわかっているんだと思います。

でもやめようとした時の引き戻しの力が強すぎて負けてしまったり、何かをやめたときに、その隙間をうめるものがない恐怖に負けてしまってやめられないでいるのだと私は思っています。

習慣を断ち切ろうとした時に働く力は徐々に弱まっていく

一つ知っておいてほしいことは、本当の意味で何かをやめるのは難しいということです。

たとえば「禁煙に成功した」と言う人はいますが、私が思うに「一度でもタバコを吸ってしまったら、その人生はもう二度とタバコからは切り離せないんじゃないか」と思っています。

というのも、たとえば私は10年くらいタバコを吸っていませんが、今でもたまに、こんな記事を書いているととくにそうなのですが、タバコの後味とか、身体へのガツンとした刺激感を思い出すことがあります。

それって、タバコを一度も吸ったことがない人にはない感覚です。

お酒も同じだと思います。

タバコやお酒をやめようとする時には、それがどれだけ害悪かということを強く意識すると思います。害悪だからこそやめる決意をしたのだと思います。ですが月日が経つごとに、不思議なことにタバコやお酒がもたらした害というものは薄れてしまうものです。

要するに何が言いたいかというと、習慣化を断ち切るということは、「〇日達成したから、はいOK」というものではなく、やめたその日から死ぬまで戦う必要があるものだということです。

これを聞くと、「やっぱりやめるのって大変なんだ。はい無理」と思うかもしれません。

たしかに、タバコをやめることを決意したその日から死ぬまで毎日、タバコをやめた直後の誘惑が続いたらさすがにやめるのは無理だと思います。

ですが、そんなことはなくて、理解してほしいポイントは、「一度習慣化されたものを断ち切る時には、一定の期間を超えるまではものすごく強い引き戻しの力が働く」が、「一定の期間さえ超えれば引き戻しの力は弱まる」ということです。

実際のところ、ある一定の期間を超えると引き戻しの力は「ほぼないに等しい」くらいなくなります。

やめてから数日、数週間はそれまで習慣化されていた日数の長さや生活スタイルの影響から、ものすごく大きな力が働きます。

「べつにやめなくてもいいんじゃない?」

「人生ってツラくない?」

悪魔の言葉が毎日のように囁き続けてきます。

ですが一定の期間を超えると、それまでの生活スタイルが変わるというのと、ここまで来たのに台無しにするのは嫌という、積み上げたものを壊すのを嫌がる人間の性質が味方してくれるようになります。

これは見方によっては、あるものをやめるという習慣が、再び始めるという欲求に打ち勝っている状態とも言えます。

たとえば私の禁煙に関して言えば、イメージ的には下記のようなかんじです。90%以上が1ヵ月以内で失敗しています※正確ではありません。

  • 3日~1ヵ月で失敗:95回
  • 1ヵ月~3ヶ月で失敗:3回
  • 1年で失敗:1回
  • 10年:1回

ここからわかることは、習慣化を断ち切る時には、「最初の山をいかにして越えるかということが大事」ということです。

実際には最初だけではなくて、ある程度落ち着いたかと思える数ヶ月後に大きな山がくるケースがあります。たとえばすごく嫌なことがあった時などに失敗してしまうケースがあります。

これらを踏まえたうえで、
じゃあどうやって最初の山を越えるのかを考えていきます。

最初の山を越えるには、他のことで意識を逸らすのがベスト

習慣化を断ち切れない場合というのは、その対象そのものの依存性などもありますが、多くの場合、メンタル的な部分や生活スタイルががやめられない原因になっていると思います。

たとえば、お酒をやめられない人が、実は「孤独の隙間をうめるため」にお酒を飲んでいたり、タバコをやめられない人が、「嫌な仕事のストレス解消のため」にタバコを吸っていたり。

こういったケースの場合、お酒やタバコといった表面的な問題のみを取り除こうとしてしまうと、それは単なる修行のようなものになってしまいます。

毎日一人家で晩酌していた人が突然お酒をやめたらやることなくて、結局数日くらいでまたお酒を飲む生活にもどってしまうはずです。

ですので、
基本的には他のことで意識を逸らすのがベストです。

意識を逸らす対象は何でもOKだと思います。私がタバコをやめることができたのは、タバコを吸わない彼女ができたことが大きかったと思っています。毎日彼女と遊んでいたので、タバコに意識がいかずに済みました。

やめるのは簡単になる

「一度習慣化されたものを断ち切る時には、一定の期間を超えるまではものすごく強い引き戻しの力が働く」という習慣の性質と「他のことで意識を逸らす」ことができるようになると、どんなことでも簡単にやめられるようになります。

たとえば私は米を食べません。

食べたくなったらまた食べるかもしれませんが、今は食べていません。

たとえば私は仕事に集中するために一年くらい女性と遊んでいません。それまでは毎日女性と遊ぶことしか考えていなかった・・・のにも関わらずです。

なぜそんなことをやっているのかと言うと、「習慣は人生を変えるカギ」だと気付いたからです。

そして、人生を変えるカギである習慣をコントロールできるようになると、人生は何かとうまくまわりはじめます。この事実を知ってからというもの、それまで当たり前に続けていた習慣の多くを意図的に断ち切ったりしています。

良いことは習慣化する、習慣化したくないことは絶対に定期的に行わない

習慣化をコントロールするうえで私が意識していることは、「習慣化したくないことは定期的に行ってはいけない」ということです。逆に「習慣化したいことは時間を決めて繰り返し行う」というのがポイントです。

たとえば私はお酒をたまに飲みますが、お酒を飲むことを習慣化したくないので、定期的に飲むということを避けています。たとえば、「金曜日の夜に飲む」とかです。曜日とか環境とかに紐づけてしまうと、あっという間に物事は習慣化されてしまいます。

タバコは一箱吸うだけなら500円くらいですが、その一箱と引き換えに、仮に毎日一箱吸ったら一年で18万円くらいと健康を差し出すことになります。要するに習慣とは契約のようなもの、家賃のようなものです。

最初はほんの一回とか100円とかに過ぎなかったものが、気付いたら100回100万円とかになってしまうのが習慣の恐ろしさなのです。これが理解できたら、なぜ習慣には注意を払わなければならないかがわかると思います。

たとえば会社の上司や同僚の誘いもそうです。金曜の夜に飲みに誘われて、それ一回で済むならいいですが、次の金曜日の夜にまた誘われたりといったことが続いたらどうでしょう?

たとえば会社の飲み会もそうです。笑顔で「はい。参加します」と言ったがばかりに、その会社を辞めるまで月一で飲み会に参加しなくてはならなくなるという場合もあります。それも習慣の一種です。

ですので私は、誰かの誘いに対しても安易に「YES」と答えて習慣化しないようにしています。

まとめ

習慣を断ち切る方法は以下2つです。

  • 「一度習慣化されたものを断ち切る時には、一定の期間を超えるまではものすごく強い引き戻しの力が働く」という習慣の性質を理解する。
  • 他のことで意識を逸らす。

習慣をコントロールできるようになると人生の難易度がすごく下がるのでぜひ挑戦してみてください。

それでは、お読みいただきありがとうございました。

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