- 自分が今やっていることは無駄だと思っている方
- 遠回りしているだけなんじゃないかと思っている方
10年以上の時を経てプログラミングができるようになった私の経験をお話します。
人生はいろいろあるけれど、気付けば過去に興味を持っていたことに行き着いていたりする
あなたは自分の仕事が好きですか？
「大好き」と自信を持って答えられるなら幸せでしょうが、多くの人は自信を持って「好き」と答えられないのではないかと私は思います。
私自身今でこそ好きなこと・興味のあることを仕事にしていますが、以前はそうではなくて、ただ「生活するため」というだけの理由で仕事をしていました。
ですが今は自分の仕事を心から愛しています。自分の仕事を心から愛しているのは、自分の興味のあることを仕事にしたからですが、最近ふと、「自分が今の仕事の分野に興味を持つようになったのはいつからだろう？」と考えました。
その結果わかったことは、自分がプログラミングに興味を持ったのは、「中学生の頃にハッカーが集まる掲示板に出入りしていた時」ということでした。
パソコンに興味はなかったけど、ハッカーの知性に魅力を感じた
中学生の頃の私は、ビルゲイツのようにはじめて触れるパソコンに感激するような少年ではなく、どちらかと言うと、「パソコンは暗い人のものでしょ？」といったように、パソコンやパソコンを使う人たちにあまり良いイメージを持っていませんでした。
ですので、
パソコンをやるのはゲームをやる時くらいで、特別興味を持ってはいませんでした。
ほとんどパソコンを使っていなかった当時の私ですが、今でも覚えているのは、ハッカーが集まる掲示板を良く見ていたということです。
返事は返ってきませんでしたが一度だけ書き込みしたこともあります。
パソコン自体はそんなに好きではありませんでしたが、そこに書いてあった知的な言葉たちにすごく魅力を感じたのを今でも覚えています。過去を振り返ってみて思うことは、その掲示板こそが、私の「今のキャリアの始まりだったのではないか？」ということでした。
子どもの頃に興味があったことを思い出す
好きなこと・興味の持てることが見つからない人へのアドバイスとして、「子どもの頃に興味のあったことをやってみる」というものがあります。
このアドバイスはけっこう正しいんじゃないかと私は思っています。
なぜなら子どもの頃は挑戦する前の恐怖や言い訳が大人に比べて少ないので、ある程度自由な選択ができるからです。
自由な選択ができるので、
心の直感みたいなものに従えるんじゃないかと思うのです。
点と点がつながる瞬間がくる
故スティーブ・ジョブズは、スタンフォード大学での伝説のスピーチで、「点と点がつながることを信じなさい」と言いました。今やっていることや興味をもっていること、過去にやってきたこと、過去に興味を持っていたことがいつかつながって線になるという話です。
人生で起こることや考えることの全てが有益だとは思いませんが、過去に興味を持っていたことややったことというのは、やっぱり無駄にならないというか、簡単に捨てられないんじゃないかと思います。
たとえば私は高校生の頃から「社長になる」と周囲に言っていたのですが、社会に出てみてわかったことは、「自分には会社員生活は向いていない」ということでした。
高校生の頃の自分は「自分には会社員生活は向いていない」とは思っていませんでしたが、運命といったら大袈裟ですが、たとえ口に出しただけの願望であっても、人生は過去のどこかの地点で思ったことに向かっていくのではないかと思ったりします。
子どもの頃に興味を持っていたことやってみる
今の仕事に興味を持てないのなら、
子どもの頃に興味を持っていたことに挑戦してみるのもありだと思います。
ただ勘違いしてほしくないのは、子どもの頃に『ドラクエ』が好きだったから『ドラクエ』のゲームを買うとかそういうことではないです。
たとえば子どもの頃を思い出して「そういえばゲームばかりやってたな。ゲーム会社に勤めれば？って言われたっけ」という場合には、スマホのアプリ開発に挑戦してみるとかそんなかんじです。
「子どもの頃に料理を作って家族に食べさせるのが好きだった」という場合には、飲食店で働いてみるといったかんじです。こんなふううに仕事を探せば、案外すぐに「これだ！」と思う仕事にたどり着けるのではないでしょうか。
