- 社会人2年目、3年目で転職を考えている方
- 転職2年目以降で「思っているのと違った」と仕事に飽きを感じている方
- 「最近仕事つまらないな」と感じている方
- 「最近上司が自分の扱いに困っているんじゃないか」と感じている方
初心を忘れ謙虚さを失うと仕事はつまらなくなる
会社に入って2年目、3年目になると急速にモチベーションを失ってしまう人たちがいます。
その原因として考えられることの一つは、「初心を忘れて謙虚さを失ってしまうから」だと私は考えています。
私自身実際に経験したことがあります。
その当時の私は、情熱を注げる対象を仕事にして、一年目は楽しく仕事をしていました。
だけど二年目以降になった時に「つまらない」と思うようになりました。
「こんな低レベルな仕事をするために努力しているわけじゃない」と思うようになりました。
そして「つまらない」と思い始めるのと同時に、いろいろなことがうまくいかなくなりました。
- それまで一度ももらったことがなかったお客さんからのクレームをもらう
- 仕事をあまり任されなくなる
そんな状況の中、
私は「環境が悪い」と思い続けていました。
セカンド写真集の酷評レビューを見て気付いたこと
仕事がうまくいかずモチベーションの低下に苦しんでいた私を救ってくれたのは、ある女優の写真集でした。
と言っても、写真集を買って中身を見て「こんな女性と付き合いたい」とモチベーションがあがったというような、よくありそうな話ではありません。
というか、写真集を買っていません。(笑)
買おうか迷ってAmazonのレビューを見たらけっこう辛辣な意見が多くて、私はこの時「これだ!!」と、自分が仕事を楽しめない理由に気付いたのです。ニュートンやエジソン的な発想方法ですね。(笑)
ファースト写真集は攻めるがセカンド写真集はメイクや洋服にこだわりがちな説
女優やアイドルのセカンド写真集のレビューには、「期待外れ」や「ファーストがよかっただけに残念」といった声がけっこうあったります。
それに対してファースト写真集には、
「攻めてる」「わかってる」といったような声が多かったりします。
これはあくまでも男目線のレビューになりますが、評価の高いファースト写真集は水着などセクシー系の写真が多く、評価の低いセカンド写真集にはメイクやファッションにこだわった写真が多い傾向にあるように思います。
これの何が問題かと言うと、セクシー系の写真とメイク・ファッション系の写真とでは、ターゲット層が異なるからです。
写真集を買う男性というのは、「純粋にそのアイドル・女優が好き」というファン層もいますが、その多くは「セクシー系の写真が見たい」という下心を持っている方が多いでしょう。この場合、水着ショットなどが多い写真集が好まれます。
ですが下心メインの人たちにとってメイクやファッション系の写真はどうでしょう?
「純粋にそのアイドル・女優が好き」という方にとっては良いのかもしれませんが、それ以外の方にとっては酷評間違いありません。
メイクやファッション系の写真というのは、どちらかと言うと女性に好まれる内容です。実際に、「かわいい」や「憧れ」から写真集を買う女性は少なくありません。
需要のないことをやると失敗する
私は出版業界や芸能業界のことはわからないので、あくまでも想像になりますが、「なぜファースト写真集は水着系で攻め、セカンド写真集はメイクやファッション系で攻めるのか?」を考えてみます。こんな意味ないこと考えているからいつも時間がないんでしょうね(笑)
そもそも内容については誰が決めるのかという問題もあります。
プロデューサ―的な人が決めるのか、アイドル・女優の事務所が決めるのか、あるいは本人が決めるのか。
【プロデューサ―的な人たちが企画決定を全面的に決めるケース】
「ファースト写真集とは別の側面を見せたい」
【事務所側が決めるケース】
「ファースト写真集は攻め過ぎたので、セカンド写真集は今後のアイドル・女優生命を考えソフト路線でいきたい」
「メイクやファッションにも力を入れて女性ファンも獲得していきたい」
【アイドル・女優が決めるケース】
「元々メイクやファッションが好きだからメイク・ファッション中心でいきたい」
「もう十分人気があるから脱がずにいきたい」
上記は全て想像なのでここから答えを導き出すのは不可能ですが、たとえば酷評レビューの存在という事実からは、少なくとも次のようなことがわかります。
市場に求められていないことをすると失敗する。
メイクやファッション路線でいくことを決めたのが誰であるにせよ、セカンド写真集の酷評レビューからは、市場に求められていないことをして失敗したということがわかります。
市場が求めていたのはファースト写真集を超えるセクシー系の写真だったのに、そうでないものを提供してしまったということです。
この例を無理やり仕事のモチベーションの話に適用します。
仕事のモチベーションが下がり始めている人は、この「市場に求められていないことをすると失敗する法則」をおかしている可能性があります。
仕事がうまくいかなくなったからモチベーションが下がったのか、モチベーションが下がったから仕事がうまくいかなくなったのかは、卵が先か鶏が先かみたいない問題ですが、上司にせよお客さんにせよ、最初はうまくいっていたのにうまくいかなくなったという場合には、「求められていることからズレてしまっている可能性」を疑ってみる必要があります。
たとえば上司から「コピーしてきてほしい」と頼まれた時に、一年目だったら「はい!」と元気よく返事をしてすぐにコピーをとってきたのに、二年目以降、「自分の仕事はこれじゃない」と思い始め、「はい」と暗い返事でダラダラとコピーをとるといったように。
これでは上司も、「仕事を教えて育ててやりたい」とは思えないですよね。そしておもしろそうな仕事がまわってこなくなり、さらに仕事がつまらなくなるという悪循環に陥ります。
次に「もう十分人気があるから脱がずにいきたい」という点について考えていきましょう。
人は時に自分を過大評価する
「もう十分人気があるから脱がずにいきたい」という声が本当にあるのかは不明ですが、人間というのは往々にして勘違いする生き物です。
自分を過小評価することがあれば、過大評価することもあります。どちらにせよあまり良いことではないと思います。
たとえばです。
- 入社一年目の頃はどんな依頼も「喜んで!」と受けていたのに、二年目以降になると自分の利益につながらないことはやろうとしなくなる。
- 上司の依頼に対して、「そんなの自分でやればいいだろ。こっちだって忙しいんだよ」と思い始める。
- 始めは何もわからなかったのに、何でも知っているような振る舞いを始める。
いわゆる天狗ですね。
謙虚さを忘れ、目上の人やお客さんへの敬いを忘れる。直接的な利益につながらない仕事はやろうとしなくなる。
こういう状態になると、仕事を振ってもらえなくなりますし、裸の王様みたいになって、まわりから間違いを指摘されなくなっていきます。
たぶん以前なら「喜んで!」と言っていたことができなくなっている
ここまで述べてきたことについてまとめると、始めは楽しかった仕事がつまらなくなる、モチベーションが下がってしまうのは、「環境が変わった」「そもそも入る環境を間違えた」というよりかは、「自分が変わってしまった」という部分が大きいということです。
たぶん入った当初なら「喜んで!」と言えていたことが、初心や謙虚さをなくしてしまったことによってできなくなっているのです。
そしてできなくなっているからこそ、上司から仕事を振られなくなったり、お客さんからクレームをもらうようになって、そして仕事がよりつまらなくなる、モチベーションがより下がるという悪循環に陥っているのです。
セカンド写真集がブレイクする人たちもいる
では初心や謙虚さをなくして仕事がうまくいかなくなり、モチベーションが下がってしまった時にどうすればいいか?
まずは何よりも、自分が初心を忘れている可能性がある、自分が傲慢になっている可能性があるということを知ることが大切です。
私の場合はそこから始めました。
お客さんからクレームをもらうようになった時、たとえば情熱やモチベーションがあった頃に同じお客さんに接していたらどうだったのか?を考えてみました。
私の答えは、
「きっとクレームをもらわなかった」でした。
セカンド写真集が酷評に終わる人たちがいる一方で、セカンド写真集が大成功する人たちもいます。
成長過程で謙虚さを忘れる人もいれば忘れない人もいます。初心を忘れずにまわりや自分を大切にできる人たちもいます。
ちなみに私は、アイドルの写真集で唯一生田絵梨花の「インターミッション」だけ持っています。はい、関係ないですね。
初心を忘れずにいよう
「初心忘るべからず」とはよく聞きますが、じゃあ実際に今日から、明日から、休み明けから、仕事を楽しむためにどんな生き方をしていけばよいのか。
- いつもより少し大きな声であいさつしてみよう
- いつもよりお客さんに笑顔で接してみよう
- 上司の依頼に明るく「はい」と言おう
- 部下に丁寧に仕事を教えよう
なんかは、すごく標語的ですが、簡単にできます。
ですが私が一番大切だと思っていて、そして実際に効果があったのは、「自ら足を突っ込む」ことです。
たぶんこれに勝る方法はないです。
仕事がつまらない時やモチベーションが下がっている時って、あなた自身の事を考えてみてほしいのですが、何においても受け身になってしまっているんじゃないかと思います。
- 仕事が割り振られるのを待つ
- お客さんから電話がかかってくるのを待つ
- 仕事の時間が始まるのを待つ
待って待って、待ってばっかりなんじゃないかと思います。
私は待ってばかりいました。極端な話、お客さんから電話が来なかったら出勤から退勤まで何もせずにイスに座っていたと思います。
でもそれじゃつまらなくなるばかりです。モチベーションだってどんどん下がっていきます。
そうじゃなくて、
自らやることが大切です。
- 「これやってもいいですか?」と聞いてみる
- 「これやってみませんか?」と進言してみる
- 「お世話になっております」と自分からお客さんに電話してみる
騙されたと思ってやってみてほしいです。
やってみたら、「あれ?なんか今日仕事楽しい気がする」と思うはずです。私がそうでした。
「最近仕事つまらないな」と思ったら、
ぜひ次の言葉を思い出してください。
「セカンド写真集ではアイドルや女優はなぜかメイクやファッションにこだわる傾向がある」、あるいは、「生田絵梨花のインターミッションは熱狂的なファンでなくても、男女問わず買って後悔はしない」です。
いや、すみませんそうじゃなくて、「自ら率先して足を突っ込むこと」です。
これはけっこう大事なポイントです。
もちろん人生においても。
それでは、お読みいただきありがとうございました。