まだ本気を出していない人へ

「まだ本気を出していない」

まだ本気を出していないから、
だからうまくいかないだけ。

本気を出せば何とかなる。
何かができる。

そう思いながら、現実から目をそらして、「いつかやってやるぞ」と思っている人たちがいる。

あなたはどうだろうか?

でも人間って、本気を出したところで、たかが知れている。

本気を出したところで、たぶん自分にガッカリすることになると思う。

少なくとも、
私自身はそうだった。

たとえば、学生だった頃、底辺レベルから「学年1位を目指すぞ」ってレベルで勉強を頑張ったけど、150人くらいしか抜けなかった。

たとえば、20代前半の頃、「FXで億万長者になるぞ」って鼻息荒くしていたけれど、大儲けすることも、大損することもできなかった。

当てる人間というのは、大儲けの前に、大損もしている場合が多い。

結局、リスクを取るってことにも、
センスが必要。

たぶんほとんどの人は、「じゃあ今日から全力を出します」と会社で頑張ったところで、他社から引き抜かれるほど成果を出せるわけじゃない。

要するに言いたいことは、自分がどれだけ無能かということに、早いうちに気づいた方が良いということ。

気づくのは、
早ければ早いほど良い。

「自分が無能」だということに気づかずに、「周りができない人ばかり」という理由で、相対的な評価を受けたり、終身雇用が前提の会社で、それとなく出世してしまったりすると、自分の限界を知らないまま、「やればできる」みたいな根拠のない自信だけが膨らんでいってしまう。

それで人生を逃げ切れるのなら問題ないのかもしれないけれど、歳を取ってから大きな挫折をしたり、リストラされたりしたら、その後の人生はどうする?

「自分が無能」だということに気づくことができれば、いつまでも学び続けることができる。

自分の限界を知ることができれば、「ここは勝負できる」とか、「ここは誰かに任せたほうが良い」とか、自分のスタンスを知ることができる。

でも自分の限界を知らない人は、「俺だったらもっと」とか、「会社が俺を評価しない」とか、鬱積していく、店員や家族に当たり散らすような醜い人間になっていく。

だから、若い頃に自分の限界を知っておこう。

自分がどれだけ無能かということを理解しておこう。

自分の限界が思ったよりしょぼかったり、ビックリするほど自分が無能でも、それほど気にすることはない。

だって世の中のほとんどの人は無能で、そしてそのことに気づいてさえいないのだから。

気づくことができれば、
そこから上がっていくこともできる。

社会人になると勉強しなくなる人が増えるのは、分業とルーティン化の産物だと思う。

分業とルーティン化は、
無能と限界を覆い隠す。

だから社会人は勉強しなくなる。

そして、エクセルに数値を入力したり、名刺交換や電話対応に身体反応してしまう、低レベルな機械のような存在になっていく。

それが嫌なら、まわりから抜き出たいと思っているなら、何でも良いから、極めるくらいまでやってみよう。

普段自分を褒めないような人が、「これはさすがに頑張った」と言えるくらい、何かに頑張ってみよう。

そうすれば、今まで見えていなかった道が見えてくるはずだから。

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