GA4のユーザー属性レポートを使って年齢・性別を分析する方法

Googleアナリティクスを使って「誰がこのサイトを見ているのか?」を知ることは、なんとなくの運用から卒業するための第一歩になります。

訪問者の年齢層や性別を把握できれば、コンテンツの方向性や広告配信の精度が一気に向上。実際のデータに基づいた戦略に変わり、成果にもつながりやすくなります。

この記事では、GA4(Googleアナリティクス4)の「ユーザー属性レポート」機能を活用して、訪問者の年齢・性別を分析する手順とその活かし方をわかりやすく解説します。

目次

ユーザー属性(年齢・性別)とは?

GA4でいう「ユーザー属性」とは、Webサイトに訪問したユーザーの年齢・性別・地域・興味関心などの情報を指します。

この記事では、主に【年齢】と【性別】について解説していきます。

これらのデータは、Googleの広告ネットワークやログイン情報などをもとに推定されており、100%正確な情報ではないものの、ユーザーの傾向を掴むには十分役立ちます。

ユーザー属性レポートで年齢・性別を確認する手順

Googleアナリティクス4(GA4)のユーザー属性レポートは、ユーザーの特徴を把握するための重要なレポートです。

ここでは、年齢と性別の情報を確認する方法を詳しく説明します。

手順

  1. GA4にログイン
  2. 左メニューから「ユーザー」>「ユーザー属性」>「概要」をクリック

これで、「年齢」「性別」「言語」「国」「市区町村」などの概要が確認できます。

年齢の詳細を見るには

「ユーザー属性 > 年齢」を選択すると、以下のような指標ごとに年齢層を確認できます。

  • 18-24歳
  • 25-34歳
  • 35-44歳
  • 45-54歳
  • 55-64歳
  • 65歳以上

指標例:

  • ユーザー数
  • 新規ユーザー数
  • 平均エンゲージメント時間
  • コンバージョン数(目標の達成数)など

性別の詳細を見るには

「ユーザー属性 > 性別」を選択すると、男性/女性ごとの傾向が見られます。

さらに「セカンダリディメンション」を使えば、例えば「性別ごとの年齢層」など、複数条件をかけ合わせた分析も可能です。

ユーザー属性レポートが表示されないときの対処法

GA4では、ユーザー属性レポートを見るために、「Google シグナル」と「広告向け機能」を有効化する必要があります。

この設定が有効になっていないと、年齢や性別の項目が表示されません。

有効化の方法

  1. 左下の「管理」から「データ設定」>「データ収集」をクリック
  2. 「Google シグナルのデータ収集を有効にする」にチェック
  3. 「保存」

また、公式ヘルプでも手順を確認できます。

年齢・性別データをどう活用すべきか?

年齢・性別データは、ただ見るだけでなく、改善施策や戦略の判断材料として活用しましょう。

以下のような視点が参考になります。

想定ターゲットとのギャップを確認

「20代女性向けに書いた記事なのに、実際には30〜40代男性が多く読んでいる」など、ギャップがあれば、

  • 記事の表現・見出しを修正
  • 新たなターゲット向けの内容を展開

といった改善ができます。

広告ターゲティングに活用

Google広告やSNS広告の配信先設定に活かすこともできます。

実際のデータを元にすることで、費用対効果の高い配信が可能になります。

よくある質問(FAQ)

年齢・性別のデータが少ない/出ないのはなぜ?

GA4では、Googleアカウントと紐づいた一部のユーザーしか「年齢・性別」の情報を取得できません。そのため、サイト全体のアクセス数が少ない場合や、広告向け機能が無効になっていると、データが十分に収集されないことがあります。

法的に問題はない?

GA4の年齢・性別データは個人が特定される情報ではなく、あくまで匿名の推定情報です。ただし、プライバシーポリシーにユーザー属性データを使用している旨を明記することは必須です。

まとめ:ユーザー属性レポートを活かして、改善と戦略を加速しよう

GA4のユーザー属性レポートを活用すれば、訪問者の傾向を把握し、コンテンツの方向性や広告施策を的確に見直すことができます。

特に、年齢・性別の傾向はコンテンツ作りの軸にもなる大切な情報源。サイト改善に活かしていきましょう。

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