日々最新の手法が生まれるインターネットマーケティングの世界。
昨日効果の出ていた手法が今日になったら逆効果にさえなりえる。そんなインターネットの世界で戦い抜くための秘訣とは?
頭の固い人たち・プライドの高い人たちはWebマーケターとして結果を出すのは無理

インターネットマーケティングの世界で勝ち続けるためには、変なプライドを捨て、柔軟な思考を持って新しい手法を取り入れていく必要があります。
なぜなら、
インターネットの世界は非常に速いスピードで変わり続けているからです。
インターネットの世界では、昨日有効的とされていた手法が、今日には逆効果にさえなってしまうということがあります。
たとえばSEOです。
SEOと言えば、かつて有効とされていた代表的な手法は被リンクと呼ばれるものでした。
被リンク効果というのは、自分の運営するサイトがどこかの誰かのサイトで、リンク先として紹介されることにより生まれるプラス効果のことです。
被リンクというのは人気投票のようなものです。
もともと、Googleが被リンクをアルゴリズムに組み込んだキッカケは、「学術論文の引用」の仕組みを見つけたことです。
論文は、価値のあるものほど他の論文から引用される件数が多くなる。つまり、引用件数の多い論文は価値がある
この考え方をサイトにも応用することで、Googleは価値のあるサイトとそうでないサイトに差異をつけようとしました。
このアルゴリズムにより、被リンクの多いサイトほど検索結果の上位に表示される可能性が高くなりました。
と、ここまではよかったのですが、
ある時、こんなことを考える人たちが現れました。
被リンクが多いほど検索結果の上位に表示される可能性が高くなるなら、意図的に被リンクをたくさんもらえば、検索結果の上位に表示させることができるのではないか?
そして、この考察は的中し、意図的に検索結果の上位に表示させることが可能になりました。
その当時、企業が何百万とSEOコンサルにお金を支払って、意図的に検索結果の上位に自社サイトを表示させていたようです。
ですがGoogleにとっては、誰かが意図的に検索結果の上位にサイトを表示させるのは困るわけです。
なぜなら、検索結果の上位に表示されているサイトが必ずしも価値のあるコンテンツとは限らないからです。
検索結果が操作されていて、本当にたどりつきたいサイトにたどり着けないのであれば、Googleを利用するユーザーも、「Google微妙じゃない?」となってしまい、Googleを使わなくなってしまう可能性があります。
Googleにとってそれは死活問題です。
なので、Googleはアルゴリズムのアップデートをして、お金で買ったリンク、不自然なリンクのあるサイトを検索結果から吹き飛ばしました。
まさに、一瞬にして世界が変わったのです。
凝り固まっている人たちは過去の成功例にしがみつく

SEOの話はこのへんにしておきますが、昨日までと世界が変わった結果、Webマーケターは2つの道を選択せざるを得なくなりました。
それは、新しい世界と昨日までの世界です。
- 素早く変化に対応し対策を打った人たちと、パニックに陥った人たち。
- 素早く変化を受け入れた人たちと、変化を受け入れられなかった人たち。
SEOに限らず、インターネットマーケティングの世界では、日々新しい世界と昨日までの世界がカオスを作り出しています。
たとえば、現在YouTubeが活況ですが、先を見据えている人たちや企業は、拙いながらも動画に参入していたりします。
動画参入が必ずしも有効的かはわかりません。片手間でやって成功するものではありません。
ですが現実問題として、今の若い子たちは活字を読まなくなっているし、今10代の子たちは、30代や40代の人たちと比べて、若い頃からインターネット動画に親しんできています。
彼らが顧客や求職者になった時、文字情報のみのサイトが閲覧されるのでしょうか?
私にはそうは思えません。
インターネットの世界がテキストから動画に移行しようという昨今の流れの中、そもそも未だにリアルからインターネットにすら移行できていない企業も多くあります。
未だに「インターネットはよくわからない」などと言っている企業もあります。
40代以降の社長の会社に多いです。
私には理解できません。
「なぜ、わからないことを学ぼうとしないのか?」
私には理解できません。
対面で会ったほうが話が進むとか、メールじゃなくて電話だよねとか、時代が変わっているのに、それまでのやり方にしがみついている人たちの思考が本当に理解しかねます。
女子大生や女子高生は最強のマーケター
私は、女子大生や女子高生は最強のマーケターだと考えています。
なぜなら、彼女たちは新しいものに敏感だからです。
新しいものを見つけるのがうまくて、そして冷めやすい。
これってマーケターとして最高の資質だと思うんですよ。
彼女たちは海外とかSNSとか、いろんなところから情報を仕入れています。
仕掛け人は別にいますが、流行の波をつくるのは女子大生や女子高生です。
彼女たちが「カッコいい」と学校で話すようになれば、俳優はブレイクします。
彼女たちが「映え」とつぶやけば、店舗には行列ができます。
そして、彼女たちが「飽きた」となったら、さーっと波が引いていきます。
へんなこだわりとかいらないから女子高生に「教えてくださいお願いします」って頭下げたほうがいい
頭の固い人たちやプライドの高い人たちがインターネットの世界で成功できないのは、人の意見を聞けないからです。
若い子たちの意見が聞けないからです。
自分には実績があるから、自分には経験があるとか言って、若い子たちの意見に耳を貸そうとしません。
だから成功できないのです。だから的外れなことをして失敗するのです。
インターネットマーティングの世界では、経験年数が長いからといって必ずしも有能とは限りません。
日々の仕事をルーティンでやっていて、新しいことを取り入れようとしないのなら、どれだけ年数が長くても無能です。化石です。
化石のような人たちにアドバイスを求めるくらいなら、新卒の声に耳を傾けたほうが良い場合もあります。
たとえば新卒の子はSNSを頻繁に利用していて、普段の生活でも、テレビではなくYouTubeやネットフリックスを見ているかもしれません。
それだったら、
SNSをやったことのない業界歴10年のベテランよりも、新卒のほうが有能です。
インターネットの世界で成功したいのなら、プライドなんて捨てて、若い子たちに「教えてください」と頭を下げましょう。
枝葉を捨てる勇気を持て、変化を恐れるな

インターネットの世界で勝ち続けるには「プライドを捨てること」という話を理解してもらったところで、この考え方はインターネットの世界に限らず、人生においても同じことが言えると私は考えています。
たとえば私は、普段の生活のなかでよく、「素直だね」と言われます。
なぜなら、言われたアドバイスを受け入れ、実際に行動するからです。
- 「ブログの記事を100記事書け」と言われたから、ブログの記事を100記事書きました。
- 「本をたくさん読んだほうがいい」と言われたから、何千冊もの本を読みました。
- 「お金持ちになれ」と言われたから、急に人が変わったようにガリ勉になりました。
私の人生は、いつも誰かの言葉で変わってきました。
私はものすごーく影響を受けやすいタイプです。
だけど、私には一つだけ信念があります。
それは、枝葉はいくらでも捨てるけど、幹は死んでも守り通すということです。
枝葉というのは手段のことです。
手段というのは、たとえば幸せになりたいという目的があったとしたら、そのために結婚したり、お金持ちになったりというようなことです。
私は手段には執着がありません。
たとえば私は、子どもの頃からすごく飽き性だったのですが、大人になってからもその名残はあって、モテたいという理由で、手品を習得したり占いを習得したり、いろんなことに手を出しました(笑)
モテたいという幹のために、落語を聞いたり筋トレしたりしていたこともあります。
幹のために、枝葉の部分はコロコロ変えてきました。
私にとって枝葉はどうでもよいのです。
ただ、とは言っても、私にも枝葉を捨てる基準があります。
それは、信じる人に従うということです。
私は人からよく「素直だね」と言われるのですが、誰に対しても素直なわけではありません。
私が枝葉を捨てて、新しいものに飛びつく基準は、尊敬する人がそのことについて言及している時だけです。
逆に言うと、尊敬していない人から言われることに対しては一切素直ではありません。
たとえば「起業する」と言った時に、「やめときなよ」と言う人がいると思いますが、その相手が起業したことがなかったり、単なる批評家でしかない場合には、一切耳を傾けません。
たとえば私は今英語を勉強しているのですが、批評家に、「英語なんて意味がない。近いうちに翻訳で誰とでも話せるようになる」と言われたとしても、一切耳を傾けず必死で勉強し続けます。
ですが、私の尊敬する人が「英語の勉強は時間の無駄」とアドバイスしてくれたなら、私はその日のうちに英語の勉強をやめると思います。
私には、こういう、心の底から信じている人たちが何人かいます。
そして、心の底から信じている人たちのアドバイスには全力で取り組みます。
こんなふうに生きていると、本当に人生変わりますよ。その時々で、自分が本当に同一人物なのかを疑うくらいに、私はこれまでの人生を通して変化してきました。
あなたは変化を恐れていませんか?
自分の考え方に固執していませんか?
もしもあなたが今人生でうまくいっていないのなら、誰かの意見に素直に耳を傾けてみるのもよいかもしれません。
まとめ
- 頭の固い人たちはインターネットマーケティングの世界で結果を出し続けることができない。
- なぜなら、インターネットマーケティングの世界はものすごいスピードで変化していくから。
- インターネットマーケティングの世界で勝ち続けたいのなら、プライドを捨て柔軟になる必要がある。
- マーケットの答えは顧客の中にある。流行は女子大生や女子高生がつくる。
- 人生においても、柔軟なほうが生きやすくなる。