ブログやホームページを更新すればするほどアクセス数が増えるという罠

「更新すればするほどアクセス数が増える」

Webマーケティング業界では、一般的なアドバイスとしてこの言葉がよく使われていますが、はたしてこのアドバイスは本当に正しいのでしょうか?

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ブログやホームページを更新すればするほどアクセス数が増えるという罠

「アクセス数を増やしたいならホームページやブログを更新するべき」というアドバイスをよく耳にします。

たとえばホームページの新着情報を更新したり、ブログの記事を更新したり、「たくさんのコンテンツはSEO的に有効的だ」というアドバイスを信じて、日々更新を頑張っている人たちもいます。

結論を言えば、
たしかに更新すればするほどアクセス数は増えます。

これは間違いないと思います。

なぜなら、たとえばブログの記事で言うなら、記事数が増えれば増えるほど、検索エンジンにインデックスされる数が増えていき、その結果ユーザーの検索に引っかかる可能性が高くなるからです。

インデックスというのは、検索エンジンのデータベース上に登録されるということです。

もっとわかりやすく言うと、
図書館や書店に本が置かれるイメージです。

1冊しか本を出版していない人よりも、100冊出版している人のほうが、図書館や書店に置かれる本の数は多くなるでしょうし、その分手に取ってもらえる可能性も高くなるでしょう。

インターネット上でも、これと同じで、たくさんのページが登録されればされるほど、検索結果に表示される割合が増え、その結果、ユーザーがそのページを見つける可能性が高くなります。

ただ、「更新すればするほどアクセス数が増える」という言葉には補足があって、本当はこの補足の部分こそが大事なのですが、この補足部分がセットで語られないことも多いため、更新しているのに結果が出ないホームページやブログが多いのです。

その補足の部分とは、
ユーザーにとって価値のあるコンテンツを更新しなければ意味がないということです。

更新すればするほどアクセス数が増えるというよりかは、ゴミが増えます

「ユーザーにとって価値のあるコンテンツを更新する」

この認識が抜けている人たちが、ホームページやブログを更新するとどうなるかというと、言い方は少しきついですが、インターネット上にゴミが蓄積されていきます。

ゴミコンテンツとはどんなものかと言うと、べつに業界的な定義があるわけではないですが、私の中での定義は、「何のメッセージ性もない、誰の心・現実も動かさない」コンテンツです。

たとえば、ブログの日記のような記事が代表的ですね。

その日の出来事を綴った日記のような記事は、書いている人が有名人であったり、完全な内輪だけの公開の場合には良いのですが、そうでないなら、「クッソつまらない」「どうでもいい」と閲覧ユーザーから思われている可能性大です。

そしてそういう記事は、更新すればするほどアクセス数が増えるどころか、かえって直帰率を高めたり、アクセス数の減少につながっていく可能性すらあります。

私の経験上ですが、直帰数があまりにも高くなると、SEO的によろしくないと考えています。このブログ・サイトは価値がないと判断されて検索順位が下がる可能性があります。

ゴミコンテンツを量産した過去

かくいう私自身、過去に膨大な量のゴミコンテンツを投下し続けてきた張本人です。

はじめてブログを書いたのは高校生の頃でしたが、その当時の私は、好きな芸能人などを羅列しただけの記事を更新したりしていました。

まぁその当時はブログが市場としてがすごく伸びていた時期でもあるので、そんな記事であってもコメントをしてくれる心優しき人たちがいたんですけどね。

「わたしも〇〇さん好きです!」と。

今ってブログの市場が飽和状態で、かつ競合が強すぎるので、ブログのアクセス数を増やすのってけっこう難しかったりしますが、アメブロが全盛期だった頃とかは、アクセス数増やすのめちゃくちゃ簡単でしたからね。

焼き魚の写真と「おしいかったです」というような、記事を更新していたこともあります。

ただ、
焼き魚って、焼いたら料理ですけど、焼いてなかったら死骸ですからね。

そんなブログでさえ読んでくれる人たちはいたのですが、今となっては通用しません。

更新するなら効果的な方法で更新すること

では、どうすればブログやホームページを更新してアクセス数を増やせるのかというと、きちんとアクセス数を増やすために戦略的に更新することです。

インターネットマーケティングの世界では、いろんなところで、いろんな人たちが、言葉の定義をはき違えているのですが、たとえばSEOがその代表的ですね。

SEO対策をすれば魔法のように検索結果の上位に表示されるというような。

コンテンツを更新するという言葉の定義も、多くの場合言葉通りに解釈されて、一企業が日記のような記事を更新していたり、個人ブロガーがかつての私のように焼き魚の写真を更新していたりするのです。

そうやってアクセス数を増やそうとしているのです。

ですがそれではいつまでたってもアクセス数は増やせません。

アクセス数を増やす方法は、ユーザーが知りたいと思っているコンテンツを更新することです。

自分の書きたいことを書くのが日記で、相手が知りたいことを書くのがコンテンツ

多くの人たちが、コンテンツを更新する際に、たとえば企業だったら、ジュースのラベルの成分表のような無機質な商品説明を更新したり、個人だったらその場で思いついたことを勢いで更新したりするのですが、それではユーザーに価値を感じてもらうことはできません。

自分の書きたいことを書きたいように書くというのは、言ってみれば自己満足な日記と同じです。

そんなものを読みたいと思う人はいません。

「価値のあるコンテンツの条件は、相手が知りたいことが書かれていること」です。

たとえばワードプレスのインストール方法がわからない人にとっては、ワードプレスのインストール方法が詳細に書かれた記事が、価値のあるコンテンツにあたります。

たとえば、仕事を辞めたいと悩んでいる人にとっては、仕事を辞めた後の諸々の手続き方法や、仕事を辞めても生きていける選択肢が提示されている記事なんかが、価値のあるコンテンツにあたります。

イメージできましたか?

そしてその価値のあるコンテンツの独自性が強ければ強いほど、価値は高まり、検索結果の上位に表示されやすくなります。

これが更新すればするほどアクセス数が増えるの本当の意味です。

わかっていただけましたか?

まとめ

  • ただ何も考えずにホームページやブログを更新してもアクセス数は増えない。
  • 更新するなら正しい方法で更新すること。
  • 自分の書きたいことを書くのではなく、ニーズに沿って記事を書くこと。
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