
頑張ってブログを書いているけど全然読まれません。どうすればいいですか?

現役でSEO対策の仕事をしている私が、読まれる文章の秘訣を解説します。ちょっと意識するだけですぐに改善できるポイントをまとめました。
この記事では、Webの文章をデザイン面から語っていきます。
Webの文章はまず見られる

Webの文章は読まれる前に見られる。
Webマーケターとしてたくさんの文章に接するなかで気づいたことです。
「文章なんだから見られるじゃなくて読まれるじゃないの?」と思うかもしれません。
たしかに、文章は読まれる性質のものです。
ただ、文章が読まれるためには、
「見られる」をクリアしなければならないのです。
たとえば、何か調べたいことがあっとして、
スマートフォンで検索を行ったとします。
そして検索結果に表示されたWebページをクリックしたとします。
想像してみてください。
そのとき開いたページが、
文字がびっしり詰まっていて、漢字だらけの論文のような文章だったらどうしますか?
「よし、読もう」と思いますか?
私だったらすぐに閉じて、別のページを探します。
「見る」をクリアしないと読んでもらえない

私自身もそうですし、あなたもそうだと思いますが、パッと見の印象や、パパッとスクロールしたときに引っかかる言葉があるかどうかで、Webのユーザーは文章を読むかどうかを決めます。
まず「見て」その後に「読む」のです。
ですので、「見る」をクリアできないと、
「読んでもらえない」のです。
文章で大事なのは内容や書き方です。
でも同時に、ちゃんと読んでもらえるようなデザインも意識する必要があります。
有名人や作家の文章であれば文字が小さくても、
漢字がびっしりでも読んでもらえるかもしれません。
ですが一般人や一般企業が文章を読んでもらうためには、
読んでもらえるような工夫をする必要があります。
どうやって「見る」をクリアするか

それではどうやって「見る」をクリアするかを考えていきましょう。
すぐに実践できるポイントをまとめました。
余白をうまく使う
余白はものすごく大事です。
余白のない文字がびっしり詰まった文章は読むのがツラいです。
余白を意識的に使いましょう。
最近では、ビジネス書などでも意図的に余白が多めに使用されているそうです。
パッと見の印象で「読みやすそう」と思ってもらうためだそうです。
Webの文章も同じです。
「読みやすそう」と思ってもらうことが大事です。
意図的に余白を使いましょう。
- 意図的に改行して行間をあけましょう。
- 空白行があると文字がびっしりの印象をおさえられます。
見出しを使ってフックを作る

Webライティングでのフックとは、
読者に「これ気になる」と思ってもらうための引っかかりのことです。
Webのユーザーの特性として、
パパッとスクロールして文章を見るという話をしましたが、
スクロールするときに意識的に見られるのは見出しです。
見出しに「面白そう」「興味ある」と感じるポイントがあれば、文章を読んでもらえる可能性が高くなります。
逆に、そもそも見出しがなかったり、
見出しに引っかかりのポイントがなかったりすると、ページが閉じられてしまうかもしれません。
ですので、意図的に見出しをつけましょう。
かつ、「これちょっと気になるな」と思ってもらえるような言葉を使いましょう。
できるだけ「ひらく」
「ひらく」とは、
ライター業界で使われている言葉で、漢字をひらがなにすることです。
逆に、漢字にすることを「とじる」と言います。
パッと見の印象で「読みやすそう」と思ってもらうためには、できるだけ「ひらく」ことが大事です。
漢字が多いと、文章に圧迫感が生まれます。
また、読めない漢字があった場合、
ユーザーのストレスにつながります。
ですので、
できるだけ漢字はひらくのがポイントです。
パソコンやスマホで文章を書くと、
勝手に変換してくれるがゆえに、手書きではかけないような漢字を使ってしまうケースもあると思います。
難しい漢字を使うと、
賢く見えると思えるかもしれませんが、読まれないので意味がないです。
できるだけ漢字を少なくして、
圧迫感のない文章を目指しましょう。
ただ、かといって「ひらがな」ばかりの文章は読みづらいのでやめましょう。
大事なのは、「読めないだろうな」と思う漢字を使わない、漢字の連続で読者のストレスをうまない、といった点です。
【補足】テクニカルな話
さいごに少しテクニカル的な話をします。
Webサイトやブログには、
「font-size」や「line-height」といった設定があります。
- font-size→文字サイズ
- line-height→行の高さ
- font-color→文字色
- font-weight→文字の太さ
「font-size」や「font-weight」など、
上にあげた要素を意識して設定すると、読みやすい文章になります。
たとえば、重要な箇所では太字にするなどです。
文字サイズも、以前は小さい方がスタイリッシュだとされていましたが、最近ではある程度大きなサイズが利用されています。
たとえば、このブログのスマートフォンでの文字サイズ設定は17pxです。
まとめ
読まれる文章を書くためには、
内容や書き方はもちろんですが、見た目にも気をつかう必要があります。
文字がびっりし詰まった難しい漢字ばかりの文章は誰も読みたくないはずです。
でもいざ自分が書く立場になると、
読みづらい文章を書いてしまったりします。
今回の記事では、ちょっと意識するだけですぐに改善できるポイントをご紹介しました。
次に文章を書くときには、
ぜひ意識してみてください。