- ウェブマーケティングの仕事に興味がある。
- 業界での経験も何もないし、やっていけるかわからない。
ウェブマーケターとして成功するために必要な要素とは?
未経験でもウェブマーケターとして成功できる
結論から言うと、
未経験であってもウェブマーケターとして成功することは可能です。
ウェブマーケターとして成功するための要素は、人の心理がわかることと、インターネットの世界が好きなことです。
何か特別な資格がなければできない仕事ではないし、特別な資格がないと雇ってもらえない職種でもありません。
それぞれの企業には独自の判断基準があるため、私がここで、「未経験でも必ず面接試験に合格しますよ」ということは言えませんが、ひとまずの前提として、ウェブマーケターとしてやっていくために「何か特別なことは必要ありません」ということは言っておきます。
そもそも「ウェブマーケティングの明確な定義って何なの?」という方のために補足しておきます。
ウェブマーケティングというのは、
WEB上で行うマーケティング活動のことです。
そのまんまですね(笑)
たとえば企業が通販サイトを立ち上げたとして、ただ立ち上げただけでは誰も訪れませんし、商品も売れません。
商品を売るためには、
見込み客を集める必要があります。
そして見込み客を集めるためには、インターネット広告を使用したり、SEO対策を行ったりする必要があります。
こういった集客の一連の活動が、
ウェブマーケティングです。
おもしろそうじゃないですか?
実際におもしろいんですよね、これが。
ウェブマーケターとしての仕事には、
たしかにテクニカルなスキルも必要です。
たとえば数字を使って物事を考える思考力や、インターネットの仕組みも理解していなければなりません。広告やSEOなど、幅広い知識も必要です。
それなのになぜ、私がウェブマーケターとしての仕事は誰にでも開かれていると考えているのかというと、次の理由からです。
- インターネットマーケティングの世界には明確な答えがないため
- インターネットの世界は情報更新が速いため
- 未経験者はユーザーの気持ちわかるため
一つずつ説明していきます。
1.インターネットマーケティングには答えがない
インターネットマーケティングの世界には明確な答えというものが存在しません。
たとえばSEO対策ひとつとっても、
明確な答えは誰も知りません。
なぜなら、検索エンジンのアルゴリズムの管理をしているGoogleが、SEOの評価基準を公開していないからです。
Googleのエンジニアは知っているかもしれませんが、その他の人たちは誰も知りません。
業界歴20年のベテランであっても、
その答えを知らないのです。
SEO対策は、突き詰めればある程度の精度でコントロールすることもできますが、それでも明確な答えが存在しないということに変わりはなく、SEO対策のプロと呼ばれているような人たちであっても、「たぶんそう」という推測のもとにSEO対策をしているにすぎません。
答えがないので、じゃあどうするかというと、「とにかくやってみる」しかないのです。
インターネットマーケティングの世界では、とにかくやってみることを「テスト」と呼ぶのですが、テストしてみて、「その結果を見て少しずつ改善していきましょう」というのがインターネットマーケティングの世界です。
挑戦してみないことには何も始まらないので、その点では、業界歴20年のベテランであろうが業界歴1日の新人であろうが変わりません。
業界歴20年のベテランは、事例をたくさん知っているので、成功する可能性はもちろん高いし、端からの失敗を避けることができるという点では安心ですが、だからといって、やってみる前から結果がわかるわけではありません。
「まずはテストしてみましょう」のスタンスは、業界歴1日の新人であろうが業界歴20年のベテランであろうが同じです。
それに、たとえば別の業界からインターネットマーケティングの世界に入ってきたり、普段SNSをバンバン使いこなしている若い子なんかは、業界の常識に左右されない柔軟な発想ができたりするので、その発想が時に当たったりします。
2.インターネットの世界は情報更新が速い
インターネットの世界はとにかく情報の更新が速いので、業界歴20年のベテランであっても、日々勉強しなければ、すぐに置いてかれます。化石になります。
上に記載したSEOの話に戻りますが、Googleは日々アルゴリズムのアップデートをしているので、その最新情報をキャッチできずに古い手法にこだわり続けていると、効果的どころか逆効果にすらなることもあります。
インターネットの世界では、たった一つの変更によって、昨日までとは世界が変わってしまうこともあります。そういう世界では、業界歴20年だろうが30年だろうがあんまり意味がなくて、インターネットが好きで常に最新情報にアンテナを張っていたり、新しいSNSが生まれたらすぐに試してみるような人のほうが強いです。
だからもしも、インターネットが好きだったり、新しいものを試してみるのが好きだったりするのなら、ウェブマーケターとして成功する素質ありです。
3.未経験者はユーザーの気持ちがわかる
未経験者はエンドユーザーの気持ちがわかりやすいというのは、非常に大きなポイントです。
これはウェブマーケティングの世界に限らずですが、業界歴が長くなると、見込み客の考えていることがわかりづらくなるというデメリットがあります。
たとえば技術系の企業の採用HPなんかに多いのですが、専門的な用語を使いすぎて「何をしている会社なのかが全くわからない」と思われてしまうという失敗例があります。
その文章を書いた人だって、入社当時は何もわからなかったはずなのに、業界歴が長くなった結果、専門用語や、かつて驚いた業界ギャップなんかも、当たり前のものになってしまったのだと思います。
私たちはかつて皆子どもだったはずなのに、大人になると子どもの気持ちがわからなくなるのと同じように。
まぁ、わからなくなるというよりかは、忘れてしまうに近いですかね。
インターネットの世界でも、ユーザーの気持ちがわからなくなればなるほどに、エンドユーザーの感覚とはかけ離れてしまうことがあります。
たとえば、インターネットの世界では、日々新しいツールや技術が生まれたりします。普段そういう環境に接している人にとって当たり前のことでも、そうじゃないエンドユーザーにとっては当たり前でないこともあるのです。
たとえばホームページのお問い合わせボタンのアイコンがあったとして、インターネットの世界に長くいる人にとっては、「このアイコンを見れば誰でもお問い合わせボタンだってわかるだろう」という感じかもしれませんが、エンドユーザーにとっては、その見慣れぬアイコンが何を意味するのかがわからなかったりするわけです。
インターネットの世界に長くいる人にとっては、「Googleのアドレスバーにドメインを入力してください」で済む話が、そうでない人にとっては、逐一用語の説明から必要なわけです。
一つの業界に長くいればいるほど、かつては当たり前でなかった業界ギャップが当たり前になり、エンドユーザーとの間に乖離が発生していきます。
少し話は変わりますが、たとえばですよ、たとえば今いじめにあっていて苦しんでいる人たちに向けて文章を書くとして、どんな人であれば苦しんでいる彼らを救えると思いますか?
挫折を知らない大企業のエリートでしょうか?
まわりから「美人だね、かわいいね」と言われ続けてきた女の子でしょうか?
「イケメンで勉強もできる」クラスの人気者でしょうか?
人間の心理を知り尽くした熟練のコピーライターでしょうか?
それとも、学校の先生や人生経験を積んだ大人や老人でしょうか?
違いますよね。
今いじめにあって苦しんでいる人を救えるのは、同じようにいじめにあっていて苦しんでいる人や、過去にいじめにあったことがある人です。
彼らの、「俺月曜日に言い返してみるわ」という勇気や、「つらいよね」という共感性が人の心を動かすのです。
コピーライターやエリートの言葉が彼らを救うこともあるでしょう。ですが多くの場合、同じ経験をしてきた人たちこそが最も人を動かせる人たちになりえます。
エリートや学校の先生は、「頑張れば報われる」というような綺麗な言葉で臭い物に蓋をしようとするかもしれませんが、時には、「あいつら交通事故にあって〇ねばいいのにね」とか「喫煙ばれて退学になればいいのにね」とか、そんな汚い言葉のやりとりが人を救うこともあるのです。
それは同じ経験をした者にしか理解できない言葉たちです。
話は戻りますが、BtoCにおいてインターネットマーケティングをするならなおさらなのですが、インターネットの世界では、思ったよりも伝わりづらい、思ったよりもエンドユーザーは物事を知らない(インターネット関連の)ということを理解する必要があります。
その点で、エンドユーザーに近い未経験者は力を発揮できる可能性があるのです。
ウェブマーケターとしてのキャリアを築こう
以上になりますが、いかがでしたか?
私はビジネスで成功するためにはマーケティングの思考・スキルが必須だと考えています。
たとえばブログを一つ運営するのだって、マーケティング的な思考ができるかどうかで、ずいぶんと結果が変わります。
それに、インターネットマーケティングに強い人は、昨今の企業ではかなり重宝されると思いますよ。とくに中小企業の場合、優秀なウェブマーケターはかなり少ないので、ウェブマーケターとして実績を積めば、活躍の場所がかなり広がります。
さぁ、未経験でも大丈夫です。
ウェブマーケティングの世界に飛び込みませんか?
まとめ
未経験でもウェブマーケターとして成功できる。
- インターネットマーケティングの世界には明確な答えがないため
- インターネットの世界は情報更新が早いため
- ユーザーの気持ちがわかるため