- 仕事が忙しすぎて身体を壊しそう
- 残業が多すぎて精神的につらい
- 労力と収入が見合っていない
同年代の友人と話していると、「自分の会社は忙しいのに給料が安い」と思うことってありますよね。
環境という点でも、人によってはコタツでみかんを食べながら在宅勤務している人がいれば、一方で、呼吸もできないほどの満員電車で通勤している人もいます。
人生には、「隣の芝生は青く見えるだけ」という見方もありますが、仕事に関して言えば、隣人の仕事は実際に青いことがよくあります。
以前、労働の種類についての記事を書いたことがありますが、今回はもう少し具体的に労働の種類について書いていきます。
世の中には楽な仕事と大変な仕事がある
世の中には、仕事が原因で命を絶ってしまう人たちがいます。
- 残業が多すぎる
- サービス残業
- 職場でのパワハラ、セクハラ
- うつ病
有名な企業だと大きくニュースで報道されますが、たぶんその辺の中小企業での出来事は、ほとんどが闇に葬られていると思います。
パワハラに関して言えば、私が初めて正社員として就職した会社でも日常的にありました。
新人が泣きながら事務所から出て行き帰ってこなかったこともありますし、私自身、何度も何度も怒鳴られました。
残業代が出たことはないので、
サービス残業も当たり前でした。
でもそれが、社会で問題になることはなかったし、それどころか、会社内ですら1ミリも問題になることはありませんでした。
ほとんどの企業で何かしらの問題ってありますよね?
その後、転職したりフリーで働いたりしてわかったことは、どうやって働くかによって人生の質はめちゃくちゃ変わるということでした。
私は、今仕事で悩んでいたり、「もう生きるのが嫌だ」とか思っている人に、この事実を声を大にして伝えたいです。
仕事なんて腐るほどあるのだから、たった一つの場所でひとり追い詰められる必要はないです。
そんなわけで今回は、「世の中には楽な仕事と大変な仕事があるという点」についてです。
人はよく「楽な仕事ってないかな」と願ったりしますが、楽な仕事自体はたくさんあります。
私が知っている世界はごく一部ですが、その狭い世界の中ですら見つけられるのだから、日本を見渡せば、かなりの仕事が見つかるはずです。
肉体的に疲れないという意味で楽な仕事
一日中、身体を動かし続けると、疲れますよね。
たとえば、工事現場で重い資材を運び続ければ、一日の終わりにはクタクタになっているはずです。
世の中にはこういう身体を動かすタイプの仕事がありますが、一方で、身体をまったく動かさなくてもできる仕事もあります。
たとえば、私は一日中パソコンを使って仕事をしていますが、まぁ手は動かしますが、寒い日は暖房、暑い日は冷房をつけた部屋で、一日中座って仕事をしています。
そのため、身体はまったく疲れません。
飲食店や介護の仕事なども、
身体が疲れるタイプの仕事ですよね。
実際には、パソコンを使った仕事も、「頭が疲れる」「目が疲れる」などの悩みはありますが、もしもあなたが、「身体を動かす仕事きついな」と思っているなら、身体を動かさなくてもできる仕事への移動もありです。
「暇」という意味で楽な仕事
「暇」という意味で楽な仕事もたくさんあります。
毎日バリバリ働いている人にとっては信じられない事実かもしれませんが、世の中には暇な仕事がたくさんあります。
たとえばわかりやすいのは、
お客が来ない飲食店です。
お店にまったくお客が来ないというわけではなくて、時間帯によって暇という場合もあります。
私はファミレスの深夜バイトをしたことがあるのですが、1時間に1人来店すればOKくらいなかんじだったので、めちゃくちゃ暇でした。
逆に、ランチの時間帯やディナーの時間帯に関しては、まさに猫の手を借りたいくらい忙しかったです。
やったことはないですが、たぶん深夜の警備員とかも、ほぼやることってないのではないでしょうか?
事件なんてそうそう起きないですからね。
このことから言えることは、世の中には暇な仕事があるし、暇な時間帯に働くこともできるということです。
まぁただこれを言うと、「飲食店ってアルバイトの話かよ」と思うかもしれません。
それに、「お客が来ないから暇」というのは、経営者にとってはマイナス要素ですし、アルバイトにとっても、シフトを切られる心配があります。
でもこれは飲食店に限らず、
他の業種でも当てはまります。
たとえば、あなたは街中を歩いているときに、スマホをいじってめちゃくちゃ暇そうにしている不動産店の従業員を見たことがありませんか?
説明が長くなるのでここでは書きませんが、彼らがスマホをいじっていられるのにも、カラクリがあります。
そして、目に見えないカラクリによって暇な状態を作り出している職業は、他にも存在します。
もう少し身近な話もしておきます。
たとえば、自由裁量権のある仕事はけっこう暇です。
わかりやすいのは、
営業職とかですね。
要は、「自分で考えてうまく仕事してね」というスタイルの仕事です。
このタイプの仕事は、結果を出さないと詰められますが、結果を出していれば、会社によってはサボっていても何も言われません。
私はこのタイプの仕事もしたことがあるのですが、仕事中にスマホゲームで遊んでいたこともあります。
フリーランスはまさにこれですが、会社員でも職種によっては、こういう働き方は存在します。
人間関係がないという意味で楽な仕事
「職場の人間関係を築くのが苦手」という場合には、そもそも人間関係がほぼない仕事もあると知っておいたほうが良いです。
たとえば、深夜勤務など、1人体制のときに働くというのも選択肢のひとつですし、フリーランス(たとえばプログラマーやライターなど)という選択肢もあります。
会社員でも、テレワーク勤務なら、
直接人と関わることなく働けます。
【テレワークの人間関係は楽】人付き合いに疲れた人は在宅勤務で働こう
あっという間に稼げるという意味で楽な仕事
続いて、大した労力を使わずに稼げるという意味で楽な仕事も存在します。
お金というのは、どれだけ汗水垂らして働こうが、クリック一つで稼ごうが、同じ価値を持つという性質を持っています。
たとえば、暑い夏の日にビルを組み立てて稼ぐお金も、涼しい部屋の中で仮想通貨で稼ぐお金も、同じ価値を持つということです。
「不公平だ」と思う人もいるかもしれませんが、世の中にはとくに苦労せずに稼げるお金というのが確かに存在します。
投資で稼ぎ続けるにはスキルや勉強が必要ですが、あっという間に会社員として働いていた頃の日給を稼げたりするので、「働くって何なんだろうな?」と思うことがあります。
真面目な人ほど「コツコツと働くことこそが美徳」と思っていたりしますが、資本主義社会ではこういう考え方は危険なのでさっさと捨てたほうが良いです。
会社なんか辞めても問題ない
この記事で言いたかったことは、「道なんてたくさんあるから今歩いている道だダメでも問題ない」ということです。
仕事で失敗したり、仕事の人間関係がうまくいかなかったりすると、「自分なんてもうダメだ」と思ってしまうこともありますが、外の世界に出てみれば、もっとあなたに合う場所はあります。
身体を動かすのに疲れたり、腰痛になったりしたら、身体を動かさない仕事をすれば良いのです。
ベンチャー企業で朝から晩まで働いて疲弊したら、お客が来ない会社でしばらく暇してたってよくないですか?
こういう労働の種類について、
本当なら学校で教えておくべきだし、
私は教えてもらいたかったです。
「楽な仕事もあるし、楽にお金を稼げる方法もあるんだよ」って教えてほしかったです。
こういうことをちゃんと教育すれば、過労死する人も、自ら命を絶つ人も、やりがいを搾取される人も、今よりもずっと少なくなるのではないでしょうか。
まとめ
残業やパワハラで命を絶ってしまった人のニュースを見るたびに、「働くことってそんなに大事なことなのだろうか?」と考えます。
働くことに縛られれば縛られるほど、職を失うのが怖くなるし、上からの理不尽に意を唱えることができなくなります。
私自身、初めて正社員として働いた会社でうつ病になりかけました。
だからそのときの、どうにもならない気持ちみたいなのはわかります。
でもそこから一歩外に出てみたら、その先にあったのは「なぜもっと早く辞めなかったのだろう?」と思う世界でした。
世の中にはあなたの知らない世界がたくさんあります。
たったひとつの場所で、死ぬほど悩む必要なんかないのです。