【子どもの頃はわからなかった】あなたの隣にも金持ち父さんはいる

金持ちは資産を買う

貧乏人の家計は支出ばかり

中流の人間は資産と思って負債を買う

『改訂版 金持ち父さん貧乏父さん』ロバート・キヨサキ 白根美保子/訳 筑摩書房 2013年11月 P102

子どもの頃よく遊んでいた近所の友人のお父さんは、ちょっとヤンキー風で、「あの人何しているかわからない」と言われるような人だった。

その人は地域の行事にも参加せずに、ただひたすら、「何をやっているかわからない」ことを一人でやり続けていた。

そして20年という時間をかけて、
その人は生涯安泰な王国を作り上げた。

目次

あなたの隣にもたぶん金持ち父さんはいる

あなたの隣にもいる

日本でもっとも有名と言っても過言ではないビジネス書・成功本に、『金持ち父さん貧乏父さん』という本がある。

著者ロバート・キヨサキ氏が、2人の父親(1人は友人の父親)から受けた教育内容をもとに、経済的に成功するための方法を書いた本だ。

はじめて本を読んだとき、「ロバート・キヨサキ氏は運が良い」と思った。

金持ち父さんから成功するための教えを受けることができたからだ。

金持ちの家に生まれた人は親から教えてもらえるかもしれないけれど、そうじゃない人は、成功するための教育を受ける機会が少ないか、ほぼない。

私自身、学校の勉強以外の教育を受けたことがない。

だから「金持ち父さん」が身近にいるような人は羨ましいと思っていた。

でも大人になって社会に出て、会社で働いたり、フリーで働いたり、投資をやるようになって、実は、「金持ち父さんは自分の身近にもいた」という事実に気づいた。

そしてたぶん、あなたの隣にもいる。

高校生くらいまでは、「あの家は金持ち」とか「あの家は貧乏」とか、そんなことはあんまり考えなかった。少なくとも私は。

みんな同じ洋服を着ていたし、携帯電話を持ってたし、貧富の差が見えづらかった。

一般的な家よりも少し大きい家に住んでいた友人もいたけれど、「なぜこの家は大きいのか?」なんて、深く考えようとも思わなかった。

過程は評価されない

過程は見えない

もうずいぶん前のことだけど、『月曜から夜ふかし』というTV番組で、桐谷広人さんという人を見た。

今はけっこう有名人だから、
知っている人は多いと思う。

たぶん、桐谷さんがTVに出始めた頃のことだと思う。

「株主優待で生活する」を地で行く桐谷さんは、優待券の映画?かなにかを観に行くために、自転車で爆走していた。

見た目は、冴えないサラリーマンみたいなかんじで、完全に「色物キャラ」として扱われていた。

私が桐谷さんをテレビで観たのはその一度だったけど、笑いながら観ていた。

早い話が馬鹿にしていた。

そう、まだ社会に出ていない自分は、
「おかしいでしょw」と言いつつゲラゲラ笑っていた。

世間的にも、一部の人を除けば、彼のことを笑っていた人は多かったと思う。

2021年の今、桐谷さんは株式投資の本を出しているし、ZAiの本の帯で「資産4億円目前」とも謳っている。

はじめてTVに出ていた頃も1億円くらいはあったと思うけど、アベノミクス、コロナを経て、彼は資本主義ピラミッドの頂点の上位数%に入った。

近所の友人のお父さんも、「意味がわからない」「ふつうではない」とまわりから思われていた。

でもそんなことは気にせず、
彼は自分の積み木を積み上げ続けた。

だがそこに問題がなかったわけではない。というのは、その頃は、のちに金持ちになる父はまだ金持ちではなかったし、一生お金の苦労をすることになる父もまだそうと決まっていたわけではないからだ。

『改訂版 金持ち父さん貧乏父さん』ロバート・キヨサキ 白根美保子/訳 筑摩書房 2013年11月 P10

代々「資産家」みたいな家系を除けば、今お金持ちの人だって、生まれたときからお金持ちというわけではない。

まわりからは、何かしらのラッキーがキッカケで「一夜にしてお金持ちになった」ように見えるかもしれないけれど、実際には長い年月をかけてお金持ちになるための素養を身につけているのだ

でもその過程や頭の中はまわりからは見えないから、人から馬鹿にされることもあるし、理解されないこともある。

隣の金持ち父さんの探し方

金持ち父さんの探し方

人は目に見えるものを信じる傾向があるから、ある人がお金持ちかどうかを判断するために、目に見えるバロメーターを使うことが多い。

たとえば、「あの人は良い車に乗っているから金持ちだ」といった具合に。

でも実際には、「良い車に乗っている=金持ち」ではない。

車は借金で買うことができるし、
車にお金を使っているがゆえに、
「家計は火の車」という場合もあるからだ。

子どもの頃は、それがわからなかった。

だから、ゲームをたくさん持っていたり、家が大きかったりする友人のことを、漠然と金持ちだと思っていた。

でもその家庭が金持ちかどうかを判断するためには、入ってくるお金の量や質、使ったお金の出所について考える必要がある。

つまり、職業が重要なのである。

地域によって多少の差はあるけれど、大体のところ、金持ち一家の父親は次のような属性に属している。

  • ビジネスオーナー(大企業、中小企業)
  • 自営業(農業※地域によって優位性のある分野は変わる)
  • 土地のオーナー
  • 賃貸(物件、ビル)のオーナー
  • 医者

あなたのまわりにも↑のような人たちがきっといるはずだ。

(会計を勉強したりビジネスの勉強をして)その人の行動を時系列にそって振り返っていけば、「なぜ引退してから家を建て替えられるのか?」とか「なぜ頻繁に車を変えているのか?」とか、いくつかの謎が解けるようになる。

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