既卒やニートになってしまっても、Web系のスキルを身に着ければ就職できます。
というか、Web系のスキルを身に着けることができれば、就職しなくてもお金を稼ぐことができます。
既卒でもニートでも、Webスキルがあれば大丈夫

就職先が見つからないまま卒業して既卒になってしまっても、現状、ニートの状態であったとしても、Web系のスキルを身に着ければいくらでもやり直せます。
必ずしもWeb系のスキルでなければならないというわけではありませんが、私が実際に経験しているということと、他のスキルと比較して、無料でも習得可能ですし、独学でも頑張れば習得できるということもあり、私はWeb系のスキルをお勧めしています。
私は既卒になったこともありますし、ニートだったこともありますが、その状態から就職することができましたし、今は個人で仕事を受けられるくらいのスキルを持っています。
ですのでその経験から、
Web系のスキルをお勧めしています。
ただ、もちろん何の障害もなくスムーズに今の位置にたどり着けたわけではありません。
初めての就職先は、Web系のスキルをアピールして面接に合格したわけではないのですが、実際その当時、私にはWeb系のスキルはありませんでした。おかげで何社もの面接に不合格になりました。
たとえ既卒であっても新卒と同様に扱うという流れもありますが、実際のところ、少なくとも私はその恩恵を受けることができませんでした。
営業はやりたくなかったので経理系の職種に絞って応募していたのですが、そもそも経理職というのは経験者が優遇される職種ということもあり、そりゃもう何社にも断られました。
なので、もしもタイムマシンが存在して、過去の自分に一言だけ伝えることができるのなら、「Web系のスキルを身に着けろ」と伝えたいです。
その当時の私は、Webサイトを作ったり、プログラムを組んだりする人たちは、バリバリの理系の人たちで、自分には到底無理なのだと考えていました。そのため挑戦しようとすら思っていなかったです。
実際のところタイムマシは存在しないので、私は過去の私に伝えることはできず、たくさんの遠回りをしてきました。
もしもあなたが今、既卒になってしまって将来に不安を感じていたり、あるいは、ニート生活を抜け出したいと思っているのにも関わらず、「自分には何もないから」と動き出せずにいるのなら、一つの選択肢として、私の主張を入れていただきたいと思います。
では、なぜ私がWeb系のスキルが最強だと考えているのか、その理由を詳細に見ていきましょう。
と、その前にそもそも「Web系のスキルって何?」という点をご説明をしておきます。
Web系のスキルとは、広い意味でインターネットを活用して利益を生み出すことのできるスキルのこととして、ここでは定義しておきます。
具体的には以下です。
- HTML/CSSを使用してWebサイトを制作するスキル
- PHPやPythonなど、プログラミングスキル
- 動画編集のスキル
- SEO対策のスキル(検索結果の上位にWebサイトやブログを表示させること)
- インターネット広告の運用スキル
それでは、既卒やニートがWeb系のスキルを身に着けるべき理由をどうぞ。
Web/IT業界には変わった人が多く、多様性が認められやすいため
Web/IT業界には少し変わっている人が多いので、多様性が認められやすいです。
これは、Web系のスキルを身に着けた後にWeb/It業界に就職した場合のメリットなので、その他の業界にWeb担当として入社した場合にはその限りではありませんが、Web/IT系の住人というのは少し変わり者が多いです。
これは私の肌感覚の意見でもあるため、根拠を問われたら答えられません。
ただ一つ言えることとしては、Web/IT業界では、見た目やコミュニケーション能力よりもスキルが重視される傾向にあるため、それもあって、全体的に少し変わった人たちが集まる傾向にあります。
そして、少し変わった人たちというのは、彼ら自身が変わっているので、比較的他者に寛容です。
そのため、「元ニートです」とか「ずっと放浪の旅に出ていました」とかもで全然問題ないです。
要は、重視されるのはスキルがあるかどうかです。

インターネットの世界では、センスや好奇心が経験を凌駕する可能性があるため
インターネットの世界では、センスや好奇心が経験を凌駕することがあります。
そのため、未経験でも飛び込みやすい業界です。
たとえば寿司職人の世界では、何年もかけて修行したうえで、やっと寿司を人前に出せるという所もあります。こういう世界では、新人は雑魚扱いされます。
ですがWeb/ITの世界では、
必ずしも経験年数の長い人たちが能力があるわけではありません。
それどころか、経験年数の長い人たちであっても、最新のトレンドを追っていなかったりすると、業界未経験の10代の子よりも劣ってしまうということすらあります。
たとえば企業に「インスタマーケティングをしてほしい」と頼まれた時に、インスタを使いこなしている女子高生とインスタを一度もやったことのないおじさんだったら、女子高生の方がよほど有能です。
Webスキルもそれと同じで、日々トレンドが移り変わっていきます。
既卒であれニートであれ、未経験であれ、好奇心が強く最新のトレンドに精通できれば、センスや好奇心は経験を凌駕します。
将来的に安定的な需要があるため
Web系のスキルには安定的な需要があります。
今後の時代の流れとして、テキスト主体から動画主体に移っていくとか、様々なことが言われていますが、インターネット関連の仕事自体に需要はなくなりません。
たとえば、Web系のスキルの中でもHTMLやCSSの需要が減少したとしても、動画制作やPython(AIエンジニア)の需要は高まるかもしれません。
私の知人の知人の話ですが、その人は「YouTubeを使いこなしている」という理由で採用されたそうです。
10年くらい前だったら考えられない話ですが、今は動画編集のスキルにはかなりの需要があります。
Webスキルの学び方

では次に、「Webスキルを学んでみようかな」となった時に、どうやって学習していけばよいのか?
重要なのはこちらですよね。
私は、基本的にはスクールに通うなどして人に習ったほうが良いと考えています。
なぜか?
プログラミングなどは、一度波に乗ってしまえば自分一人で学習していくことができますが、出だしの部分は、1人でやるにはけっこうハードルが高いです。
たとえばPHPをやろうとなった時には、いきなり「さぁコードを書こう」というわけにはいかず、パソコン内にPHPを動かすための環境を構築する必要があります。
わかっている人からしたら大したことのない作業ですが、初心者の場合、こういう基本的なことで躓いたりします。
躓くことは仕方ないのですが、「プログラムが動いた」とか「Webサイトがブラウザに表示された」とか、楽しくなる前に「無理」となってしまったら非常にもったいないです。
私は最初の部分は独学ではないので、「独学だったらどうだったのだろう?」と想像することしかできませんが、独学だったらふつうに挫折していたんじゃないかと思います。
なので基本的には、出だしで躓かないために、スクールに通うなど、人に質問ができる環境で始めたほうが良いです。
スクールについてですが、お金に余裕があるのなら、自分が興味のある講義のあるスクールに通いましょう。
動画やAIプログラミング、Webデザインなど、探せば色々面白そうな講義があります。
お金に余裕がない場合には、無料で受講できるスクールを選びましょう。
ハローワークが実施している「職業訓練」なども無料で受けられます。
無料の場合には、もしかしたら質がピンキリかもしれないのでしっかりと事前に調べましょう。
なお、なぜ無料で受講ができるかというと、国からの補助金だったり、人材紹介先の企業からの報酬があるからです。
これが何を意味するかと言うと、無料で教えてあげるから、「きちんと就職してくださいね」ということです。
なので、「私はスキルを身に着けてフリーランスになりたいです」という人は、事前の面談の時点でもしかしたら断られるかもしれないです。
あと、もう一つスクールに通うメリットとしては、スキルの習得に限らず、業界についての話を聞けますし、今後同じ業界に行くかもしれない人たちと仲良くなれるかもしれません。
「自分は独学はきついかも」と思うなら、きちんと誰かについて学びましょう。
まとめ
既卒やニートが身に着けるべきスキルとしては、Web系のスキルが非常にお勧めです。
スキルさえあれば、履歴書の経歴はそれほど重要ではありません。
Web/IT業界では、スキルが正義です。それに未経験でも、好奇心が強かったり勉強熱心であれば、すぐにレベルアップすることも可能です。