「何かおもしろそうな映画ないかな~?」と映画館の上映情報を見ていたら「テスラ エジソンをが恐れた天才」がやっていたので観てきました。
【映画】『テスラ エジソンが恐れた天才』
『テスラ エジソンが恐れた天才』は、
二コラ・テスラの人生にスポットを当てた映画です。
2021年3月26日(金)公開です。
キャッチコピーは、
「彼がいなければ世界は100年遅れていた—―。」です。
テスラを語るときに避けて通れないのが、
エジソンとの「電流戦争(直流VS交流)」ですが、『テスラ エジソンが恐れた天才』でも「電流戦争」が語られています。
一年ほど前に公開された『エジソンズ・ゲーム』でも、同じく「電流戦争」がテーマになっていますが、『エジソンズ・ゲーム』が「エジソン」メインなのに対して、『テスラ エジソンが恐れた天才』では「テスラ」の視点から「電流戦争」が語られています。
『エジソンズ・ゲーム』を観ておもしろいと思った方や、テスラファンには必見の映画です。

感想【少しネタバレあり】
感想ですが、
おもしろかったし観てよかったです。
観る前にちらっと見た映画レビューだと「微妙なのかな」と思いましたが、他人の意見を聞かなくて本当によかったです。
ストーリーについて
テスラの成し遂げた仕事だけでなく、
プライベートな生活など、テスラの人生がテーマです。
ウェスティングハウスと手を組んで「電流戦争」に勝利した功績が書かれている一方、その後のJ.P.モルガンとのプロジェクトが失敗して転落する様子も書かれていて、まさに、テスラの人生の光と闇が書かれた映画です。
テスラと女性との関わりも書かれていて、
興味深かったです。
あと、研究所でテスラが電流を観察するシーンは最高でした。
キャストについて
二コラ・テスラを演じるのは「イーサン・ホーク」です。
私は知らなかったのですが、
有名な俳優のようです。
エジソンを演じるのは、
「カイル・マクラクラン」です。
「カイル・マクラクラン」はかなりエジソンに合っていると思いました。
その他、主要な登場人物は、以下です。
- テスラの助手・友人(エボン・モス=バクラック)
- J.P.モルガンの娘アン(イヴ・ヒューソン)
- ジョージ・ウェスティングハウス(ジム・ガフィガン)
- J.P.モルガン(ドニー・ケシュウォーズ)
「J.P.モルガン」が出てきたのはワクワクしました。
ちなみに「J.P.モルガン」はアメリカの銀行家です。
J.P.モルガンの娘アン役の「イヴ・ヒューソン」がかなり美人で、「イヴ・ヒューソン」が出ているというだけで、観てよかったレベルです。
演出について
映画の所々で、J.P.モルガンの娘アンによる語りが入ったり、背景に映像ではなく写真が使われたり、通常とは少し演出が異なる映画です。
ですので、人によっては「なんじゃこれ?」となるかもしれません。
私は普段映画をあまり観ないため、
そのへんの好き嫌いとかこだわりはないため、とくに気にならなかったです。
偉大な発明家「二コラ・テスラ」

「二コラ・テスラ」はエジソンとともに語られることの多い人物ですが、日本では、エジソンと比較して知名度が低いです。
実際に世の中に残した功績は素晴らしいものですが、エジソンと比べてマーケティングがうまくなかったために、世の中への自分の見せ方があまりうまくなかったようです。
また、あまりにも天才すぎたがために、周囲の理解を得られなかったようで、晩年には「マッドサイエンティスト」と評されていたようです。
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー」の「ドク」のような人ですね。
「二コラ・テスラ」の書いた自伝本などもありますが、書店のオカルト棚あたりに並べられていることからも、テスラが真っ当な科学者としての評価を受けていないことがわかります。
ただ、「天才である」という意見に関しては世界中で認識が一致しており、イーロン・マスクをはじめ、テスラファンを公言する著名人は多いです。
まとめ
『テスラ エジソンが恐れた天才』はテスラファン必見の映画です。
テスラファンでなくても、
「電流戦争」に興味があったり、天才と評される人物に興味のある人にはオススメの映画です。
ぜひ機会があったら観てくださいね。