「『直帰率の高いページを改善するといいよ』とアドバイスされたけど、どこから手を付ければいいんだろう?」
「このページは閲覧数が1だけど直帰率が100%。ってことはこのぺージも改善が必要なのか・・・果てしない作業だ・・・・・・」とお悩みのあなたへ。
Googleアナリティクスを使って改善の影響度の高いページを効率的に見つける方法を伝授します。
Googleアナリティクスの加重機能を使って改善の影響度が高いページを見つける

Webサイトやブログを改善する時の方法の一つとして、直帰率の高いページの直帰率を下げるという方法があります。
直帰率というのは、検索などでWebサイトのあるページに流入した時に、そのページからサイト内部の別ページに移動せずに離脱してしまったユーザーの割合のことです。
【ユーザーAの検索行動】
- ユーザーAが「ブログ アクセス増やす方法」とGoogleで検索。
- Googleの検索結果には関連ページが表示。
- ユーザーAが一番上の〇〇ブログをクリック。
- ユーザーAはブログのアクセスを増やす具体的な方法が知りたかったのに、そのブログの記事には、具体的な方法が書かれておらず、「とにかく半年間は諦めるな」といった精神論的な事しか書かれていなかった。
→ユーザーA直帰→「直帰1としてカウント」
【ユーザーAの次の行動】
- 検索結果に戻ったユーザーAは、その次に表示されていた××ブログをクリック。
- ××ブログには、ユーザーAの知りたかった具体的なアクセスアップの手法が記載されていた。
- ユーザーAは他の記事も読んでみたくなり、関連記事に表示された別の記事をクリック。
→ユーザーA「直帰としてカウントされず」
こんなイメージです。
お分かりになりましたか?
直帰率が高くなる原因としては、
考えられることは以下です。
- 内容が薄い→つまらない。
- 文章が下手
- 行間に空白がない→読みにくい。
ただ、必ずしも直帰率の高いページが悪いわけではありません。たとえば、雑記ブログ(様々なテーマについて書いており、関連記事がなく1記事で問題が解決するコンテンツが多め)などは、直帰率が高くなったりします。
しかし、
基本的には直帰率は高いよりも低い方が好ましいです。
ですので、直帰率の高いページを見つけて改善する必要があるのですが、問題は改善するページをどうやって見つけるかです。
直帰率の高いページを上から順に改善していけばよいのかもしれませんが、予算に限りのある企業や、膨大な記事数がある場合には、必ずしも現実的とは言えません。
そこで、効率的に改善ページを探すことのできる方法が、加重を使った方法です。
解説は後回しで早速操作してみましょうか。
操作方法

- Googleアナリティクス左メニュー
- 行動>サイトコンテンツ>ランディングページ
- 矢印の部分を1回をクリックすると、直帰率の高い順に並びます。
- プルダウンで選択できる箇所に、「加重」という項目があるので選択します。
→「直帰率が高い+セッション数(アクセス数)の多い順に並び変えられます。
直帰率が高い、
かつセッション数が多い。
これはつまり、
アクセス数は多いのに直帰されてしまっているもったいないページだと言えます。
つまり、改善することによって大きな効果が出やすいページとなります。
直帰率をどう改善するか
では次に、
直帰率をどう改善していくかです。
具体的な改善方法に関しては、以前書いた記事があるのでぜひお読みください。

最も現実的な方法としては、
文章のリライトになります。
- わかりづらい表現を別の表現にする。
- 行間を空ける
- 加筆する。削除する。
- タイトルを変更する。
画像を変える(TOPページの場合はとくに)という方法でも直帰率を下げることはできます。
ただ、記事のリライトにせよデザインの変更にせよ、全く効果がない、むしろ直帰率が高まる可能性があるということは念頭に置いておく必要があります。
ただ、基本的には改善することでよくなります。
効果測定は必ずしよう
改善施策を打った後は、
必ず効果測定をしましょう。
以上が、Googleアナリティクスの加重機能を使った改善ページの見つけ方となります。
それでは、お読みいただきありがとうございました。