
プログラミング言語って種類がたくさんあるけど、どれを選べば良いのかな?

どの言語を選ぶかの選択方法は色々ありますが、オススメな方法は「仕事で使うか」を基準にする方法です。
初学者はどのプログラミング言語を選ぶべきなのか

プログラミングの初学者が、どのプログラミング言語を選ぶか迷ったときの選択基準についてですが、「仕事に使うかどうか」を基準にするのがベストです。
なぜなら、せっかく時間とお金をかけて勉強しても、もしもその言語を仕事で使わなかったら、無駄になってしまう可能性があるからです。
「いや、転職ならわかるけど、仮に学生だとしたら将来的にどの言語を使うかわからなくない?」と思うかもしれません。
たしかにその通りですが、「まずやりたい仕事があって、次にそのために必要なスキル(資格)を身につける」のが、希望する職業への一般的な就職方法のはずです。
たとえば、Webデザイナー(コーダー)になりたいならHTML/CSSは必須です。
でもPHPは必ずしも必要ありません。
ほかには、たとえばiPhoneのアプリ開発がしたいなら、Swiftを勉強した方が良いという話になります。
将来的な需要から言語を選ぶことも大切だと思いますが、需要は変わることもありますし、そこまで先の需要を考えて勉強する人に対して、一体いつまで勉強しているつもりなのだと少し思います。
突然仕事が0になるとかはあり得ないので大丈夫です。
また、特別なこだわりがない人が、将来的な需要という点だけでプログラミング言語を選んだとしましょう。
安定的に需要のある「Java」を選択したとします。
一般的に「Java」は難しいとされているので、「需要がありそうだから」という理由で選んだ人はおそらく挫折すると思います。
プログラミングは挫折者が多いと言われていますが、そのひとつの理由は、ネットなどで目にした「プログラミングは需要がある」といった言葉を真に受けて、とりあえずプログラミングを始める人が多いからだと思います。

けれども、もしも希望する仕事や会社があって、その結果として勉強する言語を選ぶのであれば、目標が明確なので挫折しづらいですし、「せっかく勉強したのに使わなかった」ということもないと思います。
まずはいろいろなプログラミング言語を試してみるのも良い

「仕事で使うかどうかが選択基準」という話をした後に、真逆のことを言うようで申し訳ないですが、まずはいろいろなプログラミング言語を試してみるのもありです。
ネットで調べればそれぞれのプログラミング言語の特徴や使用ケースをチェックできます。
けれども、それぞれのプログラミング言語には、実際に動かしてみないとわからない特徴もあります。
文章だけではその点がわからないので、
実際に動かしてみるのが良いです。
ひとつ注意点は、あくまでもどのプログラミング言語を選ぶかを決めるために試すのであって、あれもこれも手を出すわけではないということです。
最終的に勉強するプログラミング言語は、「仕事に使うかどうか」で決めます。
では、どうやって様々なプログラミング言語を試すかですが、オンライン学習サービスを利用するのがもっとも効率的です。
オンラインの学習サービスであれば、学習環境の準備が不要なことが多く、どの言語にも初歩的な内容が用意されています。
自分で環境を用意することもできますが、いろいろな言語の環境は用意するのがめんどくさいので、オススメできません。
動画サービスのなかでオススメなのは、paiza(パイザ)ラーニングです。
「PHP」や「Python」「Java」など、
主要な言語はほぼ用意されています。
動画サービスで一通り試してみて、良さそうなものが見つかったら、その後に書籍を買ったり、お金に余裕がある場合にはスクールに通ったりするのが良いです。
あれもこれもやろうとして時間を無駄にしました
プログラミング言語を選ぶ基準は「仕事で使うかどうか」という主張をするのは、私自身が、あれもこれも手を出して失敗した経験があるからです。
私は好奇心が強いほうなので、いろいろなプログラミング言語をマスターしたいと考えていたことがあります。
Webs制作に使う基本的な言語である「HTML/CSS」「PHP」「JavaScript」以外にも、「Python」や「SQL」「Ruby」などを勉強しました。
それぞれの言語を動画サービスで勉強して、書籍を何冊も買いました。
でも結局、「Python」「SQL」「Ruby」は一度も仕事で使っていません。
「SQL」はマーケターとして勉強してよかったと思いますが、「Python」と「Ruby」に関してはまったく使っていないし、もう内容も忘れました。
もしも「仕事で使うかどうか」を基準にプログラミング言語を選んでいたら、お金も時間も無駄にすることはなかったです。
将来的に活かせる可能性もなくはないので、今の時点で完全に無駄だったと判断することはできませんが、少なくとも今の時点では、「Python」と「Ruby」では1円も稼げていません。
こういう経験があるため、「仕事で使うかどうか」を基準にプログラミング言語を選ぶべきだと主張しています。
まとめ
プログラミング言語にはたくさんの種類がありますし、それぞれの言語ができることを眺めていると、なんだかすごくワクワクしてきます。
ですから、いろいろな言語に手を出してみたい気持ちはわかります。
でもちょっと待ってください。
趣味として挑戦するなら問題ないかもしれませんが、そうでないなら、限られた時間のなかでどこに「時間とお金」を投入するかには慎重にならなければなりません。
後悔のない選択のために、
この記事がお役に立てば幸いです。