この記事はこんな方に向けて書かれています。
- ワードプレスってよく聞くけど何のことかよくわからない
- 社長が会社のホームページを「ワードプレスで作る」と言っていて管理担当を任されそう
ワードプレスは圧倒的シェア率を誇るオープンソース型のCMSです
「ワードプレスとは?」という質問に対して一つだけ答えることができるなら、私は「世界シェア率No.1のオープンソース型のCMSです」と答えます。
オープンソースとは、ソースコード(プログラムの中身)が公開されていて誰でも見ることができるということです。
オープンソースの使用側のメリットとしては、「無料利用可能」なことや「カスタマイズが可能」といったことが挙げられます。反面デメリットとしては、「オープンソースなので何かあっても知りません。勝手にやってください」という面もあります。
CMSとは、「コンテンツ・マネジメント・システム」のことです。日本語では「コンテンツ管理システム」とも呼ばれていて、簡単に言うと「『HTMLとかCSSとかわからない・いじれない』という方でも簡単に更新ができます」というシステムのことです。ブログに近いイメージです。
次にシェア率に関してです。
世界中には様々なCMSが存在しています。
制作会社独自のCMSなどを含めたらそりゃもう数え切れないくらい存在します。数え切れないくらい存在するCMSですが、その頂点に位置しているのがワードプレスです。
【ワードプレスのシェア率】
全Webサイトの36%
CMS内の63%
下記URLからワードプレスの世界のシェア率詳細がわかります。
シェア率が高いため情報がたくさん存在し、また、プラグインやテーマなどワードプレスを使いやすくする要素の開発が世界中で活発に行われています。それもあって、多くの個人、企業がワードプレスを利用しています。
ワードプレス導入のメリット
ワードプレスのシェア率が高いのにはもちろん理由があります。
- 価格を抑えられる→オープンソース型のCMSなので比較的価格を抑えることができると思います。
- 情報が豊富→書店にも本がたくさんありますし、インターネットならもっとたくさんの情報があります。ワードプレスの疑問点ならほぼインターネットで解決ができると思います。それに対して、制作会社独自にCMSの場合には情報がほぼないので、制作会社に依存せざるを得なくなります。
- プラグインが豊富→ワードプレスにはプラグイン(拡張機能)が非常にたくさんあり、インストールひとつで手軽にWebサイトをカスタマイズできたりします。この点はワードプレスがシェア率を伸ばした大きな理由だと思います。
- 更新が簡単→ブログのように手軽に更新が行えます。最初はちょっと手間取るかもしれませんが、一度覚えてしまえばワードプレス以外は使えなくなるかもしれませんね。
- テーマ(デザイン)の変更が簡単にできます。※企業サイトの場合は変えることはないかもしれません。
ただ、デメリットもあります
導入メリットの多いワードプレスですが、もちろんデメリットもあります。
最も大きなデメリットは、「オープンソースかつその世界的シェア率の高さから、悪い人たちに狙われやすい」ということが挙げられます。
悪い人たちがなぜワードプレスを狙うかと言うと、たとえば1%のシェア率のCMSを狙うよりも36%のシェア率のCMSを狙ったほうが、うまくいった時の見返りが大きいからです。
実際のところ、ワードプレスには過去に大きなトラブルが何度が発生しています。小さなトラブルでいったら日常茶飯事だと思います。
ただ、この点に関しては、ワードプレスが日々バージョンアップなどで脆弱性をカバーしようとしているというのと、いくつかのセキュリティ対策を行うことで、防げる可能性は高いです。
ワードプレスに関する不確かな情報
ワードプレスにまつわる本当はウソがわからない話もあります。明確な根拠がない場合には信じないようにしましょう。
- ワードプレスはSEOに強い→「ワードプレスはSEOに強い」とよく言われますが、本当かどうかは少なくとも私はわかりません。
- ワードプレスは万能→「ワードプレスはカスタマイズ性に優れている」という言葉は、「ワードプレスは何でもできる」ということではないので気を付けましょう。

まとめ
以上が、若干簡易的ではありますがワードプレスの概要になります。
さいごに私の意見をお伝えすると、「ワードプレスは便利ですし使いやすいですが、セキュリティ的な面を考えると、必ずしも企業さんにはオススメできない」と考えています。
ただ、セキュリティ面をちゃんと考えれば、使いやすいですし費用も抑えられると思うのでオススメです。
どっちやねん?というかんじですよね。(笑)
最終的な判断ポイントは下記になると思っています。
- 費用を抑えたいならワードプレス(フリーランスなど個人でも制作できます)
- 予算がある程度使えるならフルスクラッチ開発
それでは、お読みいただきありがとうございました。