- 文章を書くのが苦手
- 「この文章何が言いたいかわからない」と言われる
- 面接の自己PR文をうまく書きたい
- 伝わるビジネスメールが書きたい
- ブログの文章をうまく書けるようになりたい
ブログ歴5年以上、「Webライティング能力検定1級」所持、文章で商品を売っている私がお答えします。
文章力の鍛え方
文章力は、
鍛えることで向上します。
これは私の経験上間違いないです。
「文章がうまい」と言われている人たちも、きっと多くの人たちが生まれつき文章がうまかったわけではなく、訓練の結果うまくなったはずです。
スポーツと同じように、多少は才能の影響もありますが、それでも鍛えることによって、普通以上の文章力を身につけることができることはたしかです。
早速、文章力の鍛え方について書いていこうと思いますが、その前に、「文章力を鍛えると良いことがある」ということを、少し話しておこうと思います。
文章力がアップすると、いろいろと良いことがありますが、その中でも私が実際に経験したことを書きます。
- 就職(転職)の書類審査に通りやすくなる
- ブログのアクセス数がアップする
- 文章で商品を売ることができるようになる
- 人から文章を褒められる
- 文章を使った仕事を任せられるようになる
文章力がアップすると、人から文章について褒められるケースが増えます。
就職(転職)のための書類をエージェントにチェックしてもらうときや、会社で何か文章を使った仕事をするときなど、文章を褒められることが増えます。
社内の気になっている異性に文章を褒められたこともあります。
ルックスを褒められるとかありきたりなことじゃなくて、文章を褒められるというのは新鮮でうれしかったです。
このように、文章力がアップすると、仕事・プライベートの場で良いことがたくさんあります。
文章力は絶対にアップさせたほうが良いので、これからお話する方法をぜひ実践してくださいね。
それでは本題に入りましょう。
内面を鍛える
「内面を鍛える」という言葉がベストかはわかりませんが、言いたいことは、書きたいことを整理するための能力を鍛えるということです。
文章力を鍛えるというと、ペンを持ったり、パソコンの前に座ったりして、スラスラと手を動かすことを想像するかもしれませんが、それは違います。
ペンで文字を書いたり、パソコンで文字を打ったりするのは、文章を文字の形にしているだけであって、文章を生み出すことではありません。
文章はまず頭の中で生まれます。
まず頭の中で生まれて、生まれた文章を頭の中で整えて、最終的にそれを目に見える形にするのです。
ですので良い文章を書こうと思ったら、
まずは内面を鍛える必要があります。
内面がしっかりしていないのに、文章力のテクニック的なものばかり追いかけても意味がありません。
ではどうやって内面を鍛えるかですが、
頭の中で文章を書いてみることです。
「全然書けない」という悩みを持つ人のなかには、机の前に座って「筆が進まない」と言うひとたちがいますが、そういう人たちは、頭の中で書かずに、いきなり目に見える文字を書こうとしている人たちです。
長く文章を書く習慣を続けていると、ひらめいたテーマに対して、結論や根拠などの文章構成がスラスラと頭の中を流れてくるようになります。
それは湯船につかっているときのこともあれば、寝る直前のときもあります。
頭のなかで文章が書けたら、
文字にするのは簡単です。
けれども頭の中で書けなかったら、
パソコンの前で何時間粘ってもダメです。
少し感覚的な話になってしまったので難しく感じるかもしれませんが、実は大した話ではありません。
文章というのは、結局のところ文字を使ったコミュニケーションに過ぎないので、普段誰かと話しているような会話を、頭の中で再現すればよいだけです。
「頭の中で会話する」については、
次のトピックで触れます。
頭の中で会話する
- 文字にする前に頭の中で書くことが大事
- 文章というのは文字を使ったコミュニケーション
- 普段誰かと会話している場を頭の中で再現する
↑のポイントをお話しましたが、
「頭の中で会話する」について詳しく触れます。
たとえば、あなたには好きな歌手がいますか?
好きな歌手がいなかったら、
好きな漫画や映画など何でも構いません。
何かあなたの好きなものをひとつ思い浮かべてください。
もしもあなたの好きなものを知らない人が目の前にいたとして、あなたはどのようにしてその素晴らしさを伝えますか?
普段友人と話すときに、こういう、「自分は知っているけど相手は知らない」場面ってよくあると思います。
だから実際のコミュニケーションの場で、
同じような経験をしたことはあるはずです。
今あなたはこの文章を、電車の中やテレビを観ながら読んでいるかもしれません。
いずれにしても声に出して文章を読んでいないと思うので、そのまま、声には出さずに、頭の中で会話してください。
会話内容は「あなたの好きなものの素晴らしさを、それを知らない人に伝える」です。
どうですか?
しっかりと素晴らしさを伝えることはできましたか?
今、頭の中で相手に伝えた言葉を文字に起こせば、文章はできあがりです。
なお、相手に素晴らしさを伝えるときに、「なぜ素晴らしいのか」というような理由もセットで話したと思いますが、それは論理的な文章の一歩です。
論理的な文章とは、主張と根拠がセットになっていて、かつその根拠に納得感があるもののことを言います。
「論理的な文章を書けない」と言う人もいますが、そういう人でも、普段の生活の中で、誰かに好きなもの伝えるときや、説得しようとするときには、根拠を用意して話せていると思います。
文章でも同じことをやれば良いだけです。
ちなみに、頭の中で会話するときのコツですが、聞き手にツッコミを入れてもらうことです。
たとえば「アイドルの〇〇ちゃんがかわいい」というテーマで話をしたとします。
「〇〇がすごくかわいいんだ」と主張したときに、「そうなんだ」と相手に返されたら、そのまま「〇〇ちゃんは来年公開の映画の主演に選ばれて」といったように話が進んでしまいます。
けれども、もしも聞き手が「なぜかわいいと思うの?」と質問してきたら、「なぜって、〇〇だからさ」といったように、根拠を話すことができます。
このように、相手が質問をしてくれると、
論理的に話を展開しやすくなります。
なぜ主張と根拠がセットになっている必要があるのか。
それは、主張と根拠がセットになっていると、文章をスラスラと読みやすくなるからです。
しかし、主張に根拠が抜けていると、「えっなぜ?」と相手の頭に違和感を生んでしまいます。
ですので、
主張と根拠はセットで語る必要があります。
そしてそのために、頭の中の聞き手はツッコミ上手であったほうが良いのです。
頭の中の聞き手は、言ってみれば自分自身なので、つまりは自問自答になるのですが、実在の誰かを想像して文章を書くこともできます。
私がよく聞き手に選んでいるのは、
会社の後輩です。
後輩に教えるときのことを想像して、
頭の中で文章を書いています。
文章をたくさん書く
よく言われることですが、文章力を高めるためには「文章をたくさん書くこと」は必須です。
文章を書くというのは、習慣になる性質の行為なので、たくさん書けば書くほど、書くことに対するハードルが下がっていきます。
ただ文章を書き続けるだけではうまくならないかもしれませんが、ブログやSNSなど、フィードバックを得られるもので文章を書けば、書くたびに何かを学べます。
「こう書いたらいいねをたくさんもらえた」「この構成を使ったら商品が売れた」といったようにです。
そうやって改善を続けていけば、
必ず文章力は向上します。
本をたくさん読む
「本をたくさん読むこと」も、
文章力を鍛える方法のひとつです。
本を読むことで、ボキャブラリーが増えたり、作家の表現力や構成力を学んだりできます。
「文章力を高めるために小説を読んだほうが良い」という人たちもいますが、ブログに役立てたり、ビジネスの企画書を作ったりといった場合には、自己啓発書を参考にするのが良いです。
なぜなら、自己啓発書は「人を動かす」ことを目的に書かれているからです。
文章で商品を売ったり、企画書で上司を説得したりするのは、言ってみれば文章で人を動かすことです。
ですので、人のモチベーションを高めたり、行動を変えることを目的とした自己啓発書は参考になります。
道すじを明確にしてから書き始める
文章力の鍛え方とは違いますが、
さいごにテクニカルな話をひとつ。
- 「この文章何が言いたいかわからない」と言われる
- 書いているうちに自分でも何が言いたいかわからなくなる
↑のような悩みを持っている場合にオススメなのは、書く前にしっかりと構成を決めるということです。
具体的には、目次を設定することです。
ブログなどでありがちですが、目次を設定しないで上から書き始めると、途中から何について書いているかわからなくなることがあります。
書いている途中で、他に書きたいことが思い浮かんで、話が脇道にそれてしまうこともあります。
これを避けるために目次を活用します。
はじめに目次を作ってしまえば、
話が脇道にそれることはなくなります。
目次を活用していない場合には、
ぜひ活用しましょう。
文章力の鍛え方まとめ
文章力を鍛える方法については以上です。
文章は何かを知ったからといってすぐにうまくなるものではありませんが、日々の努力によって必ず改善します。
文章力が高くなると良いことがたくさんあるので、文章力アップのために頑張っていきましょう。