- 「自分は何をやってもダメだ」と思ってしまう
- 何をやってもダメなので、「挑戦しても意味がない」と思ってしまう
「何をやってもダメだ」と思ってしまうことってありますよね。
私も、何度も何度も「自分は何をやってもダメだ」と思ってきました。
就職が決まらずに卒業した既卒時代とか、ニート時代とか、就職しても仕事ができなくて自分に失望したこととか、「自分はダメだ」と思うような場面を何度も経験してきました。
今でも、「何をやってもうまくいかない、自分はダメな奴だ」と思うことがあります。
でもあまりにも何度も思い続けてきたので、「そんな自分と向き合うコツ」みたいなものも少しわかるようになりました。
「何をやってもダメだ」と思ったときには
世の中って、やることなすことすべてがうまくいく人もいれば、逆に、何もうまくいかない人もいますよね。
そこまで極端じゃなくても、たいていの人は、「何もかもうまくいく時期」「何もうまくいかない時期」を過ごした経験があると思います。
人生は解釈によって見方が変わるので、実際には、うまくいかない時期でも、実は小さな成功を重ねていたり、必要な時期だったりします。
でもそれは後付けで、
そのときはすごく苦しいですよね。
ただ、私はの場合、あまりにも頻繁に経験するので、最近では「またいつものやつでしょ?」と思うレベルになっています。
そして、そんな時期の対処方法もいくつかあるので、それを共有します。
- 過去の成果を思い出す
- 人がたくさにる場所に身を置く
- 得意なことで勝負する
過去の成果を思い出す
一つ目は、「過去の成果を思い出す」という方法です。
何もうまくいかなくて、「自分は何をやってもダメだ」と思ってしまう人って、おそらく過去の小さな成果を忘れてしまっていると思います。
本当は過去に何らかの成果を出しているのに、でも忘れてしまっているから、「自分は何をやってもダメだ」と思っているのです。
「いや、マジで何もうまくいっていないんだ」と言う人もいるかもしれませんが、そういう人だって、探せば何か見つかります。
- けっこうすごいことなのに、他人と比較して「こんなことくらい」と考えている
- 客観的に見たらすごいことなのに、「すごい」と気づいていない
「マジで何もない」と言う人は、↑のようなかんじだと思います。
過去を思い出してみましょう。
たとえ今、借金を背負っていても、ニートでも、リストラされても、きっと過去にはいくつもの素晴らしい成果があるはずです。
たとえば、良い高校、大学に合格したとか、会社で出世したことがあるとか、仮にあなたが「いや、そんなたいしたことじゃない」と思ったとしても、他の人からしたら、「けっこうすごい」ことってたくさんあります。
たとえば主婦の人でも、結婚したことも成果のひとつだし、子どもを育てたとか、作った料理を「おいしい」と言われたとか、そういうのもすべて、それを必死で目指している人にとっては立派な成果に思えます。
私はスマホのメモ帳に「自分が過去に成し遂げてきたこと」をメモして持ち歩いています。
そして、「自分の人生何やってもダメだな」と思ったときに見ています。
「みんな、本当はたくさんの夢をかなえてきてんねん。でも、周りと比べて『たいしたことない』て思てもうたり、かなえた夢に新しい夢を上書きしてもうたりして、なかったことにしてもうてんねんな」
『夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神』水野敬也 文響社 2020年7月 P312
ガネーシャもこう言っています。
人がたくさにる場所に身を置く
二つ目は、「人がたくさんいる場所に身を置く」という方法です。
人と比較することはあまりよろしくないとも言われますが、一方で、人と比較することで、過小評価している自分の評価を見直すこともできます。
「何をやってもダメだ」と落ち込むときときって、まわりのレベルが高すぎる環境に身を置いていたり、自分一人の環境で戦っていたりするケースが多いのでは?と考えています。
であれば、人がたくさんいる場所に身を置けば、問題は解決できるのではないか?という考えです。
たとえば、オリンピックの水泳で最下位の選手を想定しましょう。
その選手は、最下位なので、レースの後に「自分はなんて遅いんだ、ダメなんだ」と思うかもしれません。
でも一般人からしたら、オリンピックに出ているだけですごいし、一般人が競争したら、きっと負けると思います。
まぁ現実の世界で、オリンピック選手が全然泳げない一般人を打ち負かして、「イエーい、アンビリーバボー、叩きのめしてやったぜ」とか言ってたら人間性を疑いますが、オリンピックなんかは、「まわりのレベルが高すぎる環境」の一例です。
学校の勉強でも、「できる」と言われていたのに、特別クラスに入った途端、自信をなくすみたいなことって、あると思います。
また、浪人をして自分一人で勉強していたり、フリーランスとして自宅で一人で仕事をしていたりする場合などは、比較対象が身近にいないので、ネットでうまくいっている人を見つけたり、頭の中で大きな比較対象を作ってしまったりして、「自分はダメだ」と思い込んでしまったりします。
こういったケースの場合、
人がたくさんいる場所に身を置くのもオススメです。
たとえば、
勉強会に出てみるとか、
習い事に通うとかです。
勉強会など、みんなが一斉に同じことをする場面でも、たくさんの人が集まれば、必ずできる人とできない人とが出てきます。
自分ができない側に入って自信をなくす可能性もありますが、できるほうに入れれば、「あれ、自分って意外にできるな」と思えます。
私の場合、資格を取得することで、
何度も自信を取り戻すことができました。
たとえば合格率が30%の資格があったとして、自分が受かったなら、少なくとも不合格の70%の人たちよりも、その資格に限って言えば「優れている」と言うことができます。
これはけっこうな優越感です。
「自分は何をやってもダメだ」と思ってしまう場合には、資格に合格して自信を取り戻す方法もオススメです。
不合格になったら余計に自信をなくすので、
頑張らないとダメですが。
得意なことで勝負する
これは私の人生で痛いほど味わってきたことなのですが、「何をやってもダメ」「成果が出ない」人って、自分が苦手なフィールドで勝負をしている可能性もあります。
どうですか?
思い当たる節はありませんか?
たとえそれが好きであっても、
苦手なことで勝負すると成果が出づらいです。
逆に、たとえあまり好きになれなくても、得意なことで勝負すると、ある程度成果を出せます。
私は、学生時代に居酒屋のバイトの体験入店で「君には向いてないから他の仕事をしたほうが良い」と言われたことがあるのですが、その理由は、私にコミュニーケーション能力がなかったからです。
その居酒屋は、個人経営のお店だったのですが、オーナーが「コミュニーケーション」を非常に重要視していました。
まぁどこの居酒屋でも同じだと思いますが。
そこに現れたのがコミュニーケーション能力の低い私です。
つまり、ミスマッチしたわけです。
それから長い間、この一件は心の傷になっていたわけですが、今では「まぁそりゃそうだろうな」とわかります。
人の能力は多少は伸ばすことができるので、苦手なことであっても、頑張れば克服できる可能性があります。
ですので、コミュニーケーション能力が低い人でも、頑張れば普通レベルくらいまでは高めることができます。
ただ、苦手なことを克服するのは大変だし、仮に「低い→普通」になったとしても、生まれつき「普通」で苦痛を感じていない人や、生まれつき「高い人」、努力して「普通→高い」になった人に勝つのは難しいわけです。
私は接客や営業、ナンパなど、コミュニーケーション能力を必要とするものをたくさんやりましたが、元の能力が低いと、正直言ってかなりきついです。
でもある日、
私の人生にブレイクスルーが起きました。
それは、パソコンとWebライティング(コピーライティング)に出会ったときのことでした。
また、プログラミングやSEO対策との出会いもその一つです。
わかったことは、パソコンがあれば、つまらない話に愛想笑いをしなくても、嫌いな電話に出なくても、お金を稼ぐことができるということでした。
パソコンに出会ったことで、私はそれまでの人生で一度も感じたことのなかった「働くことが楽しい」という感覚を知ることができました。
だからこそ、私は声を大にして言いたいです。
今の仕事、あなたに合っていますか?
苦手なことで勝負していませんか?
まとめ
それでは今回の話は以上です。
「何をやってもダメだ」と思ってしまうときの対処方法として、3つの方法をお話ししました。
- 過去の成果を思い出す
- 人がたくさにる場所に身を置く
- 得意なことで勝負する
とくに「得意なことで勝負する」というのは、
人生を生きやすくする秘訣です。
対面でのコミュニーケーションが最重要視される仕事を続けていたら、私はきっと毎日疲弊していたと思います。
でも、「これならけっこううまくできるな」と思うことを見つけたことで、それまでが嘘みたいに生きやすくなりました。
もしもあなたが「自分はダメだ」といつも思っているなら、もしかしたらその環境が合っていない可能性もあります。
この機会に、見直してみるのもありです。