- 新卒で入社した会社を1年以内に辞めようと思っている方
- 辞めようと決意しているけど、最後の一歩が踏み出せない方
- 周りから色々なことを言われて、何を信じれば良いのかがわからなくなっている方
新卒1年以内で会社を辞めることを考えているあなたに伝えたいこと

「これは自分のやりたいことではない」とか「もうツラすぎて無理」とか思っているのなら、新卒1年以内であろうとも、すぐに辞めるべきです。
私が新卒1年以内であろうと辞めるべきだと考えている理由には、いくつか理由があります。
- 好きなことを見つけると人生が変わるから
- 「新卒はとりあえず3年間」は時間の貴重性をわかっていない人たちの戯言だから
- 精神的な病気にかかってしまったら、再起に時間がかかるから
それでは詳細を書いていきます。
好きなことを見つけると人生が変わるから
好きなこと・やりたいことを見つけて、それを仕事にすると人生が変わります。
これは私自身の経験から言えることですが、好きなことを見つけて、好きなことを仕事にすると、仕事に行くのが嫌ではなくなります。
「辞めたい」と考えているということは、「仕事に行くのが嫌」という状態だと思います。
週5日働くとして、一年のうちほとんどを「今日家出るの嫌だな~」と思いながら家を出るのってすごく残念な生き方ですよね。
「仕事に行くのが嫌」な理由には、仕事そのものの内容だけではなく、人間関係や給料など、その他様々な理由があるかと思います。
様々な理由がありますが、仮に好きなことを仕事にしている場合には、多少の嫌なことには平気で耐えられるようになります。
たとえば、残業って一般的に嫌なものだと捉えられていますが、もしも好きなことをしているのなら、残業ってむしろうれしいことだと思えませんか?
あくまでも仕事なので、「完全に好きなことだけをやっていれば良い」ということにはなりませんが、好きなことを仕事にすると、残業でさえ楽しくできます。
たとえば社会人になってからの勉強って、一般的にはめんどくさいものだと捉えられていますが、もしも好きなことを仕事にしているのなら、むしろ勉強って自らやりたくなりませんか?
勉強というか、もはや趣味ですね。

「新卒はとりあえず3年間」は時間の貴重性をわかっていない人たちの戯言
「ここにいても意味がない」と判断した場合には、「時間を大切にする」という意味でも会社を辞めるべきです。
「新卒は3年間は頑張るべき」という声がありますが、3年間って結構長くないですか?
しかも20代前半の3年間って、
すごく貴重な時期ですよ。
その貴重な3年間を、
嫌々過ごすってどうなんですかね?
まぁ「3年間はやってみろ」と言っている人たちも、何も「嫌な仕事を無理してでも3年間やってみろ」と言ってるわけではないかもしれません。
現実的な問題として、仮に転職するとなった時でも、「新卒から3年間頑張って、他の景色を見てみたくなりました」という人と、「ちょっと違うなと思い3ヶ月で辞めました」という人とでは、合格率に違いがでるでしょう。
とはいえ、20代前半の貴重な時間をやりたくもないことに費やすのはベストだとは思えません。
たとえば、「同じ3年頑張る」にしても、「好きなことだから一生懸命やりたい」と考えている新卒と、「嫌なことだけどお金のためにやっている」と考えている新卒とでは、成長スピードが圧倒的に変わります。
もちろん「好きなことを仕事にしている新卒」の方が成長していきます。
精神的な病気にかかってしまったら、再起に時間がかかるから
「本当は辞めたい」と思っている仕事を続けた結果、精神や身体が病んでしまったら、再起に時間がかかってしまいます。
過労死や自殺、うつ病。
仕事をするうえで、意図せずともこのような状況に追い込まれてしまった人たちはたくさんいます。
「東京の満員電車の会社員の目は死んでいる」とはよく言われる話ですが、これは極端な言い回しではなく、実際のところ、ビジネスシーンには、後一歩で奈落の底に落ちてしまうような人たちが多くいます。
あなたの会社にもいませんか?
うつ病で休職中の上司や、いつ見ても元気がない人たち。
一度うつ病になってしまうと、再起するまでに時間がかかります。
毎日薬を飲まなければなりませんし、毎日絶望の精神旅行をしなければならなくなります。
私の知人はうつ病になってしまい、会社を休職し、毎日寝ているだけの生活を数ヶ月送っていました。
私自身、
うつ病手前までいったことがあります。

この経験から私が言えることは、
「ヤバイと思ったらとにかく逃げろ」という言葉に尽きます。
周りの目とか将来のこととか、そんなことを考えるのはヤバイ状況から抜け出したあとです。
「もう無理」と思っているのなら、すぐにその場から逃げ出してください。
さいごに、ほんの少しだけ勇気の出る話
辞めるべき理由、辞めても問題ない理由をいくら並べたところで、正直な話、不安は全くなくならないですよね?
「いや、とは言っても恐い」
「わかっているけど不安」
あなたが責任感の強い性格であればほど、将来への不安は大きなものになります。
そんなあなたに言っておきたいことは、不安はなくならないということです。
これはあくまでも私の個人的な話になりますが、私は、仕事でも習い事でも何でも「辞めます」と伝えるのは今でも恐いです。
新しいことを「さぁ始めよう」となった時には、「最高の未来!」よりも「不安だ・・・」が勝ってしまうことも多いです。
そんな私でも、
行動することはできます。
だからあなたにもできるとは言いませんが、だからあなたにもやってみてほしいとは思います。
たとえば新卒数ヶ月で会社を退職する場合には、社内の同期や、同じように新卒で入社した友人たちと別の道を歩むことになります。
別の道を歩くのって、すごく不安ですよね?
おまけにインターネットで目にするのは、不安を煽るような言葉の数々です。
それは、たとえば橋が2本あったとして、同期やまわりの友人が皆でワイワイしながら歩いている道とは、別の橋を一人で渡るようなものです。
考えただけで恐ろしいですよね?
かく言う私は、
もう長い間1人ぼっちの橋を歩いてきました。
その橋の上で、何度も何度も「なんで自分は皆と同じように生きられないのだろう?」「もっと楽に生きたほうがいいんじゃないか?」と自問自答を繰り返して来ました。
ですが私は、
今でも自分で決めた道を歩き続けています。
たしかに、人と違う道を歩くことは、時に寂しく、不安でもあります。
ですがそこには、一般的なレールの上では出会えないような成功や、素晴らしい人たちとの出会いがあります。
一昔前は「新卒⇒定年(終身雇用)」が人生の王道ルートでした。
今でも「安定と安心」を求めて、
公務員や同じ会社で長く働くことを希望する人たちの数は多いです。
そんな中、あなたは「新卒1年以内」で会社を飛び出そうとしています。
普通に考えたらバカです。アホです。
起業にせよ、別の会社への転職にせよ。
毎月の給料を捨てて、また0から始めるというのですから・・・
どんな理由であれ、辞めるのはあなたの選択です。
責任をもって、あなたの道を進んでください。
一足先にレールを外れた先輩として、あなたの人生がより素晴らしいものになることを心から願っています。
おまけ
- 「どこに行っても同じではない」から大丈夫
- 温かく見送ってくれる人の声しか聞かなくて大丈夫
- 捨てることで開かれる選択肢を大切にしよう
「どこに行っても同じではない」から大丈夫
世の中には色々な会社があります。
そして、会社にはその会社独自の色が存在します。
たとえば、バリバリの営業会社で、売上をあげている一部の人たちが大きい顔をしている会社。
男ばかりでむさ苦しい会社。
ゆるい人たちがたくさん集まっている会社。
「転職を考えている」と言うと、「どこに行っても同じ」と言って止めようとする人たちがいますが、全くそんなことはないので大丈夫です。
あなたに合う会社はきっとあります。
温かく見送ってくれる人の声しか聞かなくて大丈夫
会社を去る人に対しての接し方は千差万別です。
「辞めるならもう用はない」という経営陣がいるかもしれませんし、「辞めても時々会おうね」という同僚がいるかもしれません。
人それぞれ思うことはあると思うので、接し方に対してどうこう言うつもりはありませんが、辞める側としては、基本的には温かく見守ってくれる人のアドバイスしか受けなくて大丈夫です
「辞める」という選択は、
べつに暗いものではありません。
申し訳ないなどと思わずに、
胸を張って辞めましょう。
捨てることで開かれる選択肢を大切にしよう
会社を辞めることで失うものは多くありますが、辞めることで開かれる道もたくさんあります。
辞める前に次の会社が決まっているという場合が多いと思いますが、私個人的にはすぐに働かなくても良いと思っています。
ただ、そこはお金の問題もあるので環境次第ですけどね。
- やりたい仕事に就くための勉強をする。
- 旅行する。
- 平日の昼間に温泉に行ってお酒を飲む。
- 平日の昼間に一人カラオケをしたりゲームセンターで遊ぶ。
キリがないのでこのへんにしますが、
色々なことができますよ。
ディズニーランドとか、絶対に平日に行ったほうが良いですからね。
それでは、お読みいただきありがとうございました。