- 仕事がブラック企業で「転職先が決まっていないけど、今すぐに辞めたい」
- リストラや契約更新されずに、無職になってしまった
一度も経験しない人もいますが、人生って何があるかわからないので、意図せずとも一時的に無職になることってありますよね。
私のプロフィールの経歴をご覧いただければわかりますが、私は20代で何度か無職経験をしています。
無職になるとお金が入って来なくなるので、生きるためには当然、頭を使わなきゃならなくなります。
この記事では、私が無職時代に培った「節約術」について書いていきます。
無職時代に培った節約術

「無職生活をずっと続けたい」と思う人は少ないと思いますが、人生で一度でも無職生活をすると、その後の人生に必ず良い影響を与えます。
理由は、人生におけるサバイバル能力が高まるからです。
ですので私としては、キャリア形成のひとつの段階として、無職を取り入れてもよいのでは?と思っているほどです。
それに、無職(貧乏生活)を経験すると、他の人にとってのふつうに幸せを感じられるようになります。
ふつうの人にとって「吉野家の牛丼」は、「安く済ませる」ための食事だと思いますが、無職時代の私にとっては、「牛丼=贅沢な食事」ですからね。
まぁ牛丼の話は置いておいて、この記事で伝えたいことは、「無職生活のときの生活スタイルでふつうの人が生活したら、めっちゃお金貯まるんじゃない?」ということです。
実際私は、年収200万円代のときも、
簡単に100万円くらい貯金できていました。
ですので、効果は実証済みです。

スーパーは週1回。空腹のときには行かない
お金を使わないための秘訣のひとつは、
できるだけ買い物に行かないことです。
洋服屋に行かないとか、デパートに行かないとかは当たり前の話ですが、食料品を買うためのスーパーや100円ショップなんかも、無駄に行くのはNGです。
お店に一歩でも足を踏み入れたら、「おいしそう」とか、「ちょっと頑張ったからいいか」となって、お金を使ってしまいます。
基本的には、食料の調達は週に1度です。
また、週に1度スーパーに行くときにも、
お腹が空いているときに行くのは危険です。
お腹が空いているときは、余計なものをたくさん買ってしまいやすいからです。

洋服は1年に1度購入するかどうか

洋服は一度の購入で大きな出費になるので、
基本は購入しません。
学生の頃は洋服が大好きで、アルバイトの給料をもらった当日に全額洋服に使うほどでしたが、大学を卒業して無職になってから、洋服にお金を使わなくなりました。
服も長持ちするほうで、8年くらい前にGUで1,000円くらいで購入したシャツを今でも着ています。
8年持つのはけっこう稀ですが、
基本は3着くらいを着まわしていて、
それぞれ3年以上は着ています。
革靴の底には穴があいていますが、
修理して履いています。
「じゃあまったく洋服に興味ないんだね?」と言われたら、そんなことはなくて、「オシャレだね」と言われることも多いです。
要は、無駄な洋服を一切買わないということです。
洋服を購入するのは一年に一度あるかないかですが、購入するときは、めちゃくちゃ悩むし、基本はセールなど安くなっているときに購入します。
めちゃくちゃ悩むのは、失敗しないため、流行に左右されない長く着られる洋服を選ぶためです。
髪は2ヶ月に1度1000円カット
中学や高校の頃は頻繁に美容院に行っていましたが、大学の後半くらいからは、1000円カットを利用しています。
1000円カットだろうが、美容室だろうが、まわりの評価は大きく変わらないと気づいたからです。
女性はどうかはわかりませんが、
男の場合、1000円カットで髪を切ろうが、
ふつうにモテることは可能です。
逆に、モテない人は、高額な美容院に行っても、たぶんモテないです。
であれば、いずれにしても、料金が安いところに行ったほうがお得ではないでしょうか。
缶ジュースは買わない、基本は水

個人的に今でもビックりするのは、会社の同僚や一緒に出掛けた人が、何の躊躇もせずに自動販売機で缶ジュースを買うことです。
無職の頃の私にとって、
自動販売機のジュースは贅沢品でした。
なぜなら、普段の生活の飲み物は、水道水や80円くらいで買う2リットルのベットボトルの水が基本だったからです。
「場所代」のためにカフェでコーヒーを頼むことはありましたが、水分のために貴重な100円を出す気にはなれませんでした。
働いてお金が入ってくるようになってもそれは変わらず、自動販売機の缶ジュースが買えません。
「それくらいの支出」と思うかもしれませんが、無職のときは、たった100円でも貴重です。
たくさん食べなくても満足するように慣れる
無職時代の大きな変化は、たくさん食べなくても満足できるようになったことです。
それまでは、「食べる=お腹がいっぱいになるまで好きなだけ食べること」だと思っていたので、ご飯を炊いたら、炊いた分だけすべて食べていたし、食材を買っても、一度の料理ですべて使ってしまうような食生活でした。
でもお金がなくてそれができなかったので、毎日腹八分目くらいを意識して食べるようになりました。
その結果、だんだんと少ない食事で満足できるようになって、食費を抑えられるようになりました。
しかも、食べ過ぎないので、
太ることもないし、健康にも良いです。
ちなみに私は、
男ですが40kg台をキープしています。
電車に乗らない
無職時代は、それまでふつうに乗っていた電車に乗れなくなりました。
なぜなら、電車代が意外に家計を圧迫することに気づいたからです。
また、電車に乗って行くほどの目的がないことにも気づきました。
その結果、電車に乗る頻度が少なくなりました。
どの駅に行くにも最低200円(往復400円)くらいかかると思うので、400円が手元に残るのは無職にとってはありがたいです。
まとめ
一度しみ込んだ生活スタイルは、
基本的にはその後も引き継がれます。
お金持ちになった人が、貧乏時代にできなかった贅沢をして失敗するケースもありますが、調子に乗って生活水準を上げなければ、お金が入ってきても、堅実な生活を続けることができます。
私自身、多少お金に余裕があるときも、ないときも、生活スタイルは変わりません。
お金に余裕があるときは、余剰資金を金融資産か自分に投資するだけで、生活時水準自体はずっと同じままです。
これはきっと、
この先もずっと変わらないです。
そういう生活に慣れていると、「失敗しても死なない」ということを身をもって理解できるので、人生のどこかのタイミングで身につけておくのもオススメですよ。