- Web業界への就職・転職を考えているけど、「やめておいたほうがいい」と言われた
- Web業界への就職・転職はやめておいたほうが良いのか知りたい
「Web業界に入ろうかな」と考えているにもかかわらず、「やめておいたほうがいい」と言われたら、「えっどうして?」となりますよね。
「やめておいたほうがいい」と言う人は、もしかしたら、心からあなたのためを思って言ってくれているのかもしれません。
でももしも、その人がWeb業界で実際に働いたことがないなら、ネットの情報を見ただけの、根拠のない情報かもしれません。
この記事では、元Web系企業の社員、現フリーランスの私が、「Web業界はやめとけ言われたときにどうするか」について書いていきます。
この記事を読めば、「ちょっとスッキリした」となること間違いなしですよ。
Web業界に入るのはやめておいたほうが良いのか
どこの業界でも多少はあると思いますが、Web業界も「入るのはやめておいたほうが良い」と言われることがあります。
私自身は、数年前にWeb業界に入って、今現在も続けているので、もちろん「やめておいたほうが良いとは」思いません。
ただ、その理由を説明する前に、「なぜWeb業界はやめておいたほうが良いと言われるのか?」を理解しておいたほうが良いと思うので、その点を先に書いていきます。
具体的には、
以下のようなことが言われることが多いです。
- 残業が多い
- 給料が安いのに激務
- 将来的な需要の減少
それぞれについて詳しく書いていきます。
ちなみに、Web業界というのは、Webサイト制作やWebメディア運営、SEO対策、広告運用などを行っている会社のことを指しています。
残業が多い
Web業界は、「残業が多い=ブラック」と言われることが多いです。
もちろん会社にもよりますが、
実際、残業は多いです。
なぜ残業が多くなるかというと、
以下のような理由からです。
- 納期があるから(Web制作の場合)
- 人手が足りていないから
- そもそも仕事が多いから
↑に関しては、会社で働いていた頃、
よく感じていたことです。
とくにWeb制作だと必ず納期があるので、納期に遅れないように遅くまで残って仕事をすることは多いです。
ただ、最近は、働き方改革の影響や、テレワークによって、どの会社も残業が少なくなっているのではないかと思います。
給料が安いのに激務
「給料が安いのにもかかわらず激務である」ことを理由に、「Web業界はやめたほうが良い」と言われることもあります。
個人の感じ方や、会社が受注する仕事量によって変わるので、一概に「激務」とは言えませんが、私の経験で言うと、これは真実です。
なぜ激務だと感じたかというと、
終わらせても終わらせても、
次々と新しい仕事が入ってきたからです。
その結果、
心休まる時間が全然なかったです。
また、給料に関しても、
低い傾向にあります。
【「doda」参照】
以前出会った求人会社の社長は、「お金目的ならWeb業界には入らない」と言っていました。
給料が良くて激務ならまだ耐えられるのですが、Web業界の場合には必ずしもそうではないので、辞めてしまう人たちも多いです。
将来的な需要の減少
「将来性がない」ことを理由に、「Web業界はやめておいたほうが良い」と言う人たちもいます。
需要がなくなるということですね。
たとえばそれは「Webサイトを作りたい人が少なくなる」というクライアント側の事情の場合もありますし、AIやノーコードなど、テクノロジーの影響もあります。
これに関しては、私は未来を予測できるわけではないのでわからないです。
ただ、言えることは、
今は仕事がたくさんあるし、
就職・転職市場でも需要があるということです。
長い期間で見たら市場に変化はあると思いますが、この先数年という話なら、将来生とかで悩むのはどうかなと思います。
というのも、もしもあなたがまだ若いなら、将来的に需要がなくなったらほかの業界に移動すれば良いだけだからです。
仮に若くなくても、ほかの業界に行くことはできるし、極端な話、最後の一人になるまで業界に留まることもできます。
だって、衰退している業界だって、その業界で働いている人はたくさんいますよね。
大変なのは事実だが、メリットも多い
- 残業が多い
- 給料が安いのに激務
↑の2つを知って、「いや、自分無理だわ」と思う場合は、他の業界に行くことをオススメします。
若くして大金を稼ぎたいなら、入社できれば外資の投資銀行、入社が無理なら、不動産の売買の営業に行くのが良いと思います。
不動産の売買で働けば、20代前半でも月何百万円と稼げる可能性ありです。
「いや、それでも自分はWeb業界に入りたいんだ」という思いがあるのであれば、きっとあなたはWeb業界でうまくやっていけるはずです。
もちろん、
Web業界にもたくさんの働くメリットがあるのでね。
あなたにとってどんなことがメリットになるかはわかりませんが、私の場合は、次のようなことが背中を押す理由になりました。
- パソコン一台で稼げるようになる
- 仕事が遊びみたいで楽しい
パソコン一台で稼げるようになる
私は会社で働く生活が嫌だったので、どこかのタイミングでひとりで働けるようになりたいと考えていました。
そのため、必然的にパソコン一台で働けるWeb業界に入ることになりました。
実際、パソコンひとつあれば世界中のどこにいても働けるのは最高です。
大きな自信になります。
会社に行かないと成り立たない仕事をしている人たちは、上司と顔を合わせるのが嫌でも、緊急事態宣言が出ていても、会社に行かなければなりません。
でもWeb業界の人であれば、
会社に行く必要がありません。
これは大きなメリットです。
仕事が遊びみたいで楽しい
私は、「SEO対策」や「プログラミング」は遊びだと思っています。
パソコンをいじっているのもそうです。
人によっては、「パソコンとかダルい」「コード書くのとかウザい」と考える人もいるかもしれません。
でももしもあなたが、「一日中パソコンをいじっていられるのは幸せだ」とか「コードを書くのが楽しい」とか考えることができるなら、Web業界の仕事は最高です。
お金をもらいながら遊んでいるようなものです。
当たり前だけど、入る会社によって変わる
さいごに補足です。
Web業界について書いてきましたが、
実際には、どの業界に入るかよりも、
どの会社に入るかのほうが大事です。
理由は、入る会社によって、
ブラックにもホワイトにもなり得るからです。
ですので、
入る会社は慎重に選ばなければなりません。
ではどんな会社を選ぶかですが、個人的には、社員数5名くらいの会社はやめたほうが良いと考えています。
合う人がいなかったら最悪ですし、社員数が少ないがゆえに営業部隊がいない会社は、安い価格で下請けの仕事をしているケースがあります。
下請けの仕事をしていると、
めんどくさい仕事ばかりまわってきたり、
無理を強いられたりすることがあります。
オススメは、ある程度社員数がいて、
自社の営業部隊が機能している会社です。
人数が多ければ、
合う人が必ずいるはずなので、
楽しく仕事ができます。
また、営業部隊が強いと、直受けの仕事ができるので、やりがいのある仕事がまわってくるケースが多いです。
ただ、一点注意なのは、もしもあなたがWebデザイナーやプログラマーを希望しているなら、営業会社には入らないほうが良いです。
営業会社というのは、社内でもっとも人数が多い部署が営業で、営業に力を入れている会社のことです。
こういう会社の場合、営業が威張っていて、
作業部署の風通しがよくないこともあります。
ですので、
要注意です。
まとめ
それではまとめです。
Web業界は以下のような理由から、
「やめておけ」と言われることも多いです。
- 残業が多い
- 給料が安いのに激務
- 将来的な需要の減少
たしかに、大変なことも多いですが、
その分楽しいことも多いです。
それに、「パソコン一台で働けるようになる」といった、大きなメリットもあります。
ですので、
迷っているなら入ってみるのが良いです。
ちなみに、
私は、数年前にWeb業界に入りましたが、
大正解だと感じています。