
サーチコンソールに「インデックス登録されましたが、サイトマップに送信していません」という表示が出ています。SEO(検索順位)に影響はありますか?

現役SEOマーケターの私が「インデックス登録されましたが、サイトマップに送信していません」という表示の意味や影響についてお答えします。
インデックス登録されましたが、サイトマップに送信していません

「インデックス登録されましたが、サイトマップに送信していません」は、サーチコンソールのカバレッジレポート内に表示される項目です。
どのサイトにも表示されるわけではありませんが、表示されている場合には「カバレッジ>有効」をクリックすると確認できます。
「送信していません」と表示されていると、何かエラー表示のように思えますよね。
ただ、この表示はサイトのエラーではなく、SEOにも悪い影響はありません。
なぜ影響がないかというと、インデックス自体は問題なくされているからです。
仮にインデックスされていなかったら問題ですが、インデックス自体はちゃんとされているので大丈夫です。
ではどういった場合「インデックス登録されましたが、サイトマップに送信していません」が表示されるのでしょうか?
それは、送信したサイトマップとインデックスされたURLに差異がある場合です。
サイトマップを作成する際には、検索エンジンに登録してほしいページのURLを「sitemap.xml」というファイルにひとつずつ記載していきます。
通常、ワードプレスの場合にはプラグインで、静的サイトやプラグインがない場合には、「サイトマップ作成ツール」を使用して作成します。
自分でコードを書いて作るケースが少ないので実際に見たことがないかもしれませんが、ページのURLがひとつずつ記載されています。
たとえば以下のようにアドレスバーに入力すれば、サイトマップの中身を見ることができます。
サイトURL/sitemap.xml
サイトマップにはインデックスしてほしいURLを記載していくのですが、実際にGoogleにページが登録されたときに、登録されたURLがサイトマップに記載されていない場合、「インデックス登録されましたが、サイトマップに送信していません」という表示が出ます。
サイトマップの作り方によってはURLが漏れる可能性がある

サイトマップをツールやプラグインをを使わずに作る場合、ピックアップしたURLにミスがあって、URLが漏れる可能性があります。
このような場合は、エラーではないいと言いつつ、サイトマップを再作成しておくのがオススメです。
サーチコンソールには以下のような記載があるためです。
この URL は Google によって検出され、インデックスに登録されました。重要な URL はすべて、サイトマップを使用して送信することをおすすめします。
https://support.google.com/webmasters/answer/7440203#indexed_not_submitted_in_sitemap
ただ、「インデックス登録されましたが、サイトマップに送信していません」として表示されているページが、重要なページではない場合には、改めてサイトマップを作成しなくても大丈夫です。
また、繰り返しになりますが、すでにインデックス登録されているので、仮に登録してほしいページのURLが「サイトマップに送信していません」と表示されていても、ちゃんと検索結果には表示されていますし、検索流入もあるはずなので、必ずサイトマップで送信しなければならないわけではありません。
【補足】サイトマップは必須ではない
さいごに、ひとつ補足です。
通常、Webサイトやブログを公開したときには、公開のタイミングでサイトマップを作成・送信するのが、ある程度Webの知識がある人にとっては常識になっています。
サイトマップを作って送るのは、インデックス登録を促進するためなので、基本的には必須ですが、サイトマップを作らなきゃインデックスしてもらえないわけではないし、検索順位がさがるわけでもありません。
Googleのロボットはリンク(aタグ)をたどってインデックスを行うので、放っておいてもインデックスしてくれます。
SEOのアドバイスをする際には「サイトマップを登録してください」と言いますが、サイトマップがなくてもインデックスされるので問題ないです。
ただ、リンクが一切ないなど、場合によってはインデックスされないケースもある可能性があるので、基本は必須と覚えておいたほうが良いです。

まとめ
「インデックス登録されましたが、サイトマップに送信していません」というサーチコンソールの表示は、SEOには悪影響はありません。
ただ、もし気になる場合には、インデックスされているURLをサイトマップにも記載しましょう。
あるいは、万が一インデックスしてほしくないURLがインデックスされている場合には、インデックスされないように対処しましょう。
