「自分の地元は田舎だから仕事がない」と思っているあなたへ。
テレワークが可能な会社で働けば、地方にいながら都会の会社で働くことが可能になるかもしれません。
テレワーク（在宅勤務）によって、場所を選ばずに働けるようになる可能性
実家が田舎という方のなかには、「地元じゃ仕事がないから都会に出てきている」という方もいるかもしれません。
私自身もそうでした。
私の地元は田舎で、個人事業主の会社はたくさんあるようですが、数十人規模の会社は非常に少ないです。
スーパーとかくらいです。
ですので、私は中学生の頃から、
「将来は東京に行く」と決めていました。
同じような方はきっとたくさんいるはずです。
ただ、最近になって普及してきているテレワーク（在宅勤務）制度を使えば、地方にいながら、日本中の企業に就職できる可能性があります。
すべての業界で可能なわけではなく、WEB／ITがメインの話ですが、「完全在宅」の求人が増えてきています。
たとえば、Twitter社（米国）は、在宅勤務を今後ずっと認める方針を発表しましたね。
これはつまり、どこで暮らしていてもOKということを意味します。
私が会社員としてテレワークを行なっていたときは、時々出社する必要がありました。
ですので、地元に移住することは無理でしたが、
完全在宅であれば可能です。
企業にとっても良い話のはず
「どこにいても働ける」というのは、
働き手にとって大きなメリットです。
たとえば、土日に旅行するとして、金曜日から現地に行って、ホテルで仕事、終わったらそのまま遊ぶといった暮らしも可能になります。
子どもがいる人は、
子どもの環境のために、
働く場所を選ぶということも可能になります。
そして、「どこにいても働ける」というのは、企業にとってもメリットになるはずです。
理由は、
人を集めやすくなるからです。
出社が必要な場合には、
勤務時間や交通費の都合上、
応募範囲が限られてしまいます。
同じ都内（県内）であれば問題ないとか、引っ越してくれば良いとか、そういった見方も可能ですが、たとえば、都外（県外）や海外にいる場合には、そう簡単にはいきません。
「場所」という制約に縛られて、優秀な人材を獲得できないのはいかがなものでしょうか。
でも、「完全在宅」にしてしまえば、地方の会社であっても、海外や日本中の人材を獲得できる可能性もあります。
また、「完全在宅」の場合には、
都会の高い事務所代を払わずに、
地方のマンションなどに登記する手もあります。
ただ、もちろん良い話ばかりではない
ただ、もちろん良い話ばかりではありません。
たとえば企業視点でみれば、完全在宅によって、対面での管理が一切できなくなることを意味します。
同じ会社にいながら、一度も顔を合わせたことがない人たちがたくさん出てくるかもしれません。
そうなると、チームワークなどに支障が生じる可能性もあります。
次に働き手目線ですが、完全在宅で人と人との人間的なつながりがなくなることによって、完全に成果のみで評価されるようになる可能性もあります。
これまでだったら、たとえば、多少仕事ができなくても、飲み会を盛り上げてくれるとか、上司とよく飲みに行くとか、そういった人間的な部分も評価の対象になっていました。
けれども、対面でのつながりがなくなることによって、人間的な評価はなくなるかもしれません。
また、GoogleやFacebookなどは、「住む場所によって賃金を調整する可能性」を示唆しています。
25%もカットされたら離職する人が増えるはずなので、そう簡単にはいかないと思いますが、「働く地域の所得相場や物価」などによって、給与が調整される動きは、テレワークが普及した場合、日本でもあるかもしれません。
まとめ
東京の通勤時間帯の満員電車はどう考えてもおかしいので、働く場所を自由に選べるようになったら、少し幸せな人が増えるはずです。
それに、採用に困っていて、かつ在宅勤務で働ける会社は、「完全在宅」を武器に採用活動をすれば、きっと人が集まりやすいはずです。
私はテレワーク（在宅勤務）の働き方が、
人を幸せにすると考えています。
あなたはどうでしょうか？
