- ブログやサイトを運営している方
- ブログのSEO対策を学んでいる方
私は日本で出版されているSEO対策の本をほぼ全冊所有しています。
kindle本も8割くらいは読んでいます。
会社、および個人でSEO対策の仕事経験があります。
ですので、人よりもSEO対策の知識を持っている自信があります。
けれども、まだわからないことがたくさんあるし、実際にブログを運営していると、「本に書いてあることと違うじゃん」と思うこともあります。
この記事では、私が実際にブログを運営して気付いた「ブログのSEO対策」についてご共有します。
ブログのSEO対策で学んだこと

「当たり前じゃん」と言われそうですが、本で学ぶのと実際にやってみるのって違いますね。
本で読むと、「あれ、意外に簡単じゃない?」と思うようなことでも、実際にやってみると、全然うまくいかないこともあります。
とくに、SEO対策は、わからないことが多いので、本で読んだことや、教えてもらった通りにやっても、必ずしも同じ結果が出るとは限りません。
私はブログををけっこう長く続けていますが、いまだにわからないことがたくさんあるし、日々新しく学ぶことがあります。
たとえば、実際にブログを運営してみて気づいたことは、次のようなことです。
- 検索需要がないとまったく読まれない
- すべての記事がインデックスされるわけではない
- 競合調査はしないほうが良い場合もある
- 内部リンクはけっこう大事
- キーワードを欲張ると失敗する
詳細を書いていきます。
検索需要がないとまったく読まれない
ブログ初心者は、「自分の書くことには需要があるはずだ」「きっと読んでもらえるはずだ」と考えて記事を書きます。
たとえば、「今日はランチに〇〇を食べました」といった記事も、誰かが読んでくれると考えます。
けれども現実的には、
需要のない記事を書くとまったく読まれません。
理由は、需要のない記事は、
検索されないからです。
検索されないとどうなるかというと、
読者がその記事にたどり着けません。
よって、読まれないというわけです。
ブログ記事を書いて検索エンジンから読者を集めるためには、「このテーマには検索需要があるのか?」を考える必要があります。

すべての記事がインデックスされるわけではない
ブログを本格的に始める前の私は、「記事を書く=インデックスされる」と考えていました。
インデックスというのは、検索エンジンのデータベースにページが登録されることですね。
インデックス数が多ければ多いほど、検索結果に表示されるページ数も増えるはずなので、記事を書けば書くほど良いことだと考えていました。
ところが、ある日「Googleサーチコンソール」をチェックしてビックリしました。
書いた記事の多くが、「インデックス未登録(除外)」になっていたのです。
ショックを受けすぎてしばらくブログをやめました。
しばらくして立ち直ったのですが、それからは、ただ記事を書くだけではなく、インデックスについても考えるようになりました。


競合調査はしないほうが良い場合もある
SEO対策をするうえで、
競合調査は大事です。
実際のSEO対策の現場でも、
競合調査は必ず行います。
ブログの記事を書くときも同じで、狙っているキーワードで検索して、どんなページが評価されているか調べたり、内容を網羅するために、競合が書いている要素をピックアップしたりします。
これは大事なことなのですが、一方で、競合調査の結果、競合と同じようなページを作ってしまったら、上位表示できない可能性もあります。
理由は、検索エンジン(Google)は、「同じような内容のページはいくつも必要ない」と考えているからです。
たとえば、A社のブログ記事を調査して、個人であるあなたが同じような内容を投稿したとしても、たぶんあなたの記事は上位表示されないです。
上位表示するためには、
オリジナルの要素が必要です。
たとえば、「実際に体験してみた」もオリジナルの要素ですし、ある出来事に対する人が思いつかないような解釈も、オリジナル要素のひとつです。
こういったオリジナルの要素が大事なのですが、競合調査をし過ぎると、オリジナルの要素が薄まってしまう場合もあります。
ですので、競合調査に力を入れすぎるのは良くないという話です。

内部リンクはけっこう大事
ブログのPV数を増やしたり、
商品を売ったりするためには、
内部リンクがけっこう大事です。
内部リンクがあると、
読者の理解を助けることができますし、
読んでほしい記事に誘導することができます。
ブログを本格的にやるまでは、「読者が好きな記事を好きなように読めばいい」と考えていたのですが、それだと、PV数があまり伸びないし、商品も売れないことに気づきました。
内部リンクは案内看板のようなものです。
読者を目標に導くための案内です。
案内がないと、
読者はブログから出て行ってしまったり、
意図しない場所に行ってしまったりします。
PVを増やしたり、ブログから商品を売りたいと考えているなら、内部リンクについてちゃんと学ぶ必要があります。
キーワードを欲張ると失敗する
キーワードについても、
たくさんの失敗があります。
ブログ記事を書くときは、通常、「〇〇というキーワードで検索流入を獲得する」といった設計をしてから書き始めると思います。
その際に、キーワードの掛け合わせによって、ターゲットの範囲が変わったり、上位表示の難易度が変わったりします。
たとえば、「SEO対策」について書こうと思ったときに、「ブロガー向けのSEO対策」「Webディレクター向けのSEO対策」など、キーワードを掛け合わせるということです。
「ブロガー」とタイトルに入れれば、読むのはブロガーでしょうし、「ブロガー SEO対策」などと検索する人をターゲットにすることになります。
キーワードを掛け合わせることは、つまり、その他のキーワードやターゲットを捨てることでもあります。
私はこれがもったいないと思ったので、たとえば「ブロガー・Webディレクター向け」のようなキーワード設計をしました。
これが必ずしも悪いかは謎ですが、私のケースの場合、結局どちらのキーワードでも上位表示できないという状態になりました。
このとき、「二兎を追う者は一兎をも得ず」という言葉を実感しました。
まとめ
私がブログのSEO対策で学んだことは以上です。
- 検索需要がないとまったく読まれない
- すべての記事がインデックスされるわけではない
- 競合調査はしないほうが良い場合もある
- 内部リンクはけっこう大事
- キーワードを欲張ると失敗する
今回は5つを挙げましたが、
ブログの失敗談はほかにも腐るほどあります。
これからもきっと増え続けるはずです。
当ブログでは、ブログ運営についての記事も書いているので、もしよろしければ他の記事も読んでいってくださいね。