サイト分析・競合比較・改善の基本ステップ【初心者向け】

「自社サイトを改善しろと言われたけど、何をどう分析すれば良いのか分からない」

「外注せずに、自分たちでサイト分析や競合比較をして改善したい」

そんな方に向けて、現役Webマーケターである私が実際に使っているサイト分析・改善の方法を、初心者の方でも分かりやすくまとめました。

Webサイトの分析は、慣れると楽しいですが、最初は「何をどう進めるの?」と迷うものです。

この記事を読めば、やるべき流れとポイントが整理できて、すぐ実践できるはずです!

目次

サイト分析・改善・競合比較の基本ステップ3つ

Webサイトの分析は、
基本的に次の3つのステップで行います。

  1. 現状を把握する
  2. 仮説を立てる
  3. 競合サイトと比較する

それぞれ詳細を書いていきます。

現状を把握する

最初に必ずやるべきことは、
現状を把握することです。

  • どこに課題があるのか
  • どの数値が低迷しているのか

これを把握せずに、いきなり改善作業を始めても成果は出ません。

見るべきツール

  • Googleアナリティクス(GA4)
    → サイト全体のパフォーマンス把握
  • Googleサーチコンソール
    → 検索流入の状況やページごとのパフォーマンス確認
  • ヒートマップツール(Microsoft Clarity など)
    → ユーザーがどの部分で離脱しているか、どこを見ているか可視化
あわせて読みたい
【画像解説あり】ホームページやブログを始めたらGoogleアナリティクスに登録しよう この記事では、Googleアナリティクスの登録方法を解説しています。 「そもそもGoogleアナリティクスとは?」という方は、以下記事をお読みください。 https://marketing...
あわせて読みたい
【初心者向け完全ガイド】GoogleサーチコンソールのURLプレフィックス登録とsitemap送信の手順まとめ Webサイトを公開したら、まずやるべきことのひとつがGoogleサーチコンソールへの登録です。 この記事では、「URLプレフィックス」での登録方法と「サイトマップ送信」の...
あわせて読みたい
【無料でここまで使える】Microsoft Clarityの導入方法と使い方ガイド 「ユーザーがどこで離脱しているか知りたい」「クリックされている箇所を見える化したい」 そんな願いを叶えてくれるのが、Microsoftが提供する完全無料のアクセス解析...

もしまだ導入していない場合は、まずこれらを設定しましょう。

具体的なKPI例

  • CV率(コンバージョン率)
  • 直帰率・離脱率
  • 平均セッション時間

この辺りからチェックしていくと、現状の「数字としての弱点」が見えてきます。

仮説を立てる

次に「なぜこうなっているのか?」を考えます。

これは仮説ベース でOKです。

正解を当てに行くというより「ユーザー目線で想像する」ことが大事です。

例)美容クリニックサイトで予約が少ない

  • フォームが見つけづらい?
  • 入力項目が多すぎる?
  • 他社との違いが伝わっていない?

自分のサイトを客観的に見て、思いついた仮説をメモしておきます。

ここで「もし自分がユーザーだったら?」の視点が重要です。

競合サイトと比較する

仮説が出たら、競合サイトの事例と比較しましょう。

なぜなら、いきなり「この改善をやろう」と言っても、上司やチームを説得する材料が不足しがちだからです。

比較のやり方

  • 自社が美容クリニックなら「大阪 美容クリニック」などで検索
  • 上位5サイトくらいをチェック
  • 仮説の根拠になりそうな部分を探す
    • 例:予約フォームが固定表示になっている
    • 例:ファーストビューのキャッチが強い

「他社がこうしている」という証拠があると、社内でも動きやすくなります。

他業界の良い例も参考になる

別の業界の成功例を持ってくると、自社内でも差別化のヒントになります。

  • ECサイトの購入導線
  • 飲食サイトの予約誘導
  • アプリのLPデザイン

幅広い視野で「ユーザーにとって良い体験」を意識しましょう。

よくある改善例

  • ファーストビューに分かりやすいベネフィットを出す
  • フォームをシンプルに
  • 口コミ・実績をしっかり見せる
  • スマホでの表示崩れをチェックする
  • CTA(行動喚起)ボタンの色や位置を工夫する

まとめ

サイト分析・改善は難しそうに思えますが、次の3ステップで十分始められます:

  • 現状把握 → ツールでデータ確認
  • 仮説を立てる
  • 競合比較で説得力を作る

慣れてくれば、初めて見るサイトでも「ここ改善できそう」が見えてきます。

大切なのは、数字とユーザー目線の両方を意識することです。

この記事を参考に、ぜひ「今日からできる改善」につなげていきましょう!

もしよろしければシェアお願いいたします。
目次