
Webサイトを運営するならSearchConsole(サーチコンソール)の登録は必須と言われたけど、いまいち使い方がわからないな。

現役でSEO対策の仕事をしている私が、SearchConsole(サーチコンソール)について解説します。この記事を読めばSearchConsole(サーチコンソール)をバッチリ使いこなせるようになりますよ。
SearchConsole(サーチコンソール)の使い方まとめ

この記事では、現役でSEO対策の仕事をしている私がSearchConsole(サーチコンソール)の使い方について解説します。
SEO対策やWebサイト運営をするうえで、SearchConsole(サーチコンソール)は必須のツールです。
実際、私は普段の仕事のなかで毎日SearchConsole(サーチコンソール)を使用しています。
使いこなせるようになると非常に役に立つので、ぜひマスターしましょう。
SearchConsole(サーチコンソール)の登録方法
SearchConsole(サーチコンソール)の登録がまだの方は先に登録をしてくださいね。
URLプレフィックスで登録する方法とドメイン単位(DNS設定)で登録する方法があります。
DNSという言葉がわからない場合は、URLプレフィックス(URL単位)での登録推奨です。
SearchConsole(サーチコンソール)は項目によってチェックする頻度が変わる
SEO対策やWebサイト運営をしていくなかで、SearchConsole(サーチコンソール)は毎日のように使うツールです。
ただ、毎日SearchConsole(サーチコンソール)のすべてのメニュー項目をチェックするわけではなく、毎日チェックした方が良いものと時々チェックするもの、何か問題があったときにチェックするものがあります。
毎日チェックを推奨する項目

毎日チェックした方が良いメニュー項目は「検索パフォーマンス」です。
「検索パフォーマンス」を毎日チェックした方が良い理由は、毎日情報が更新されるからです。
検索パフォーマンス
「検索パフォーマンス」は、キーワードを主軸にしてWebサイトの検索結果でのパフォーマンスが計測されます。
- 合計クリック数→期間中の合計クリック数。
- 合計表示回数→期間中に検索結果に表示された回数。
- 平均CTR→平均クリック数。合計クリック数÷合計表示回数
- 平均掲載順位

期間はデフォルトだと過去3ヶ月になっていますが、上記画像の青枠の箇所から変更可能です。
過去12ヶ月や最新日(今日の日付)、カスタム(自由に設定)での設定が可能です。
また、前年比較なども利用できます。
私が毎日見ているのは、
「合計クリック数」と「平均掲載順位」です。
SEO対策に取り組んでいる場合、必然的にクリック数と順位は上がっていくはずなので、
毎日変化をチェックしています。
情報の更新時間は朝の7時〜8時くらいが多いので、自分のサイトに関しては仕事前に毎朝チェクしています。
「検索パフォーマンス」を毎日チェックして、サイトの状況に変化があるかを確認しましょう。
【補足】平均CTRをあげるコツ
平均CTRをあげる最も理想的な方法は、各ページの掲載順位をあげることです。
検索結果に表示された際に、1位に表示されているのと、11位(2ページ目)に表示されているのとでは、クリック数が大きく異なります。
ただ、「そんなことわかってるわ」という話だと思うので、もう少し現実的な話をします。
ポイントは、SEO対策を意識してtitle(タイトル)をつけることと、SEOを意識してdescription(ディスクリプション)をつけることです。
タイトルとディスクリプションを工夫すれば、CTRは必ずあがります。
たとえば、私のサイトで平均掲載順位が1位のあるキーワードの過去3ヶ月の平均CTRは55%です。
検索需要の多いキーワードで1位を取るために企業は何百万円というお金を使いますが、それは1位を取ることによる効果が非常に高いためです。
検索パフォーマンスでは流入キーワードの確認もできます
「検索パフォーマンス」では、どんなキーワードで検索されたときに、自社のWebサイトがクリック・表示されているのかも確認できます。
注目したいのは、自社のサイトが狙ったキーワードで表示・クリックされているかと、予想外のキーワードが存在しないかです。
狙っているキーワードで表示・クリックされていない場合には軌道修正が必要です。
ただ一方で、予想外のキーワードがサイト運営のヒントになることもあります。
時々チェックを推奨する項目
時々チェックした方が良いメニュー項目は以下です。
- カバレッジ
- 拡張
時々チェックをしたいのは、掲載順位やサイトパフォーマンスに影響を及ぼすエラーが表示される項目です。
問題を放置しているとSEOにもよくないケースもあるので、できれば定期的にチェックしましょう。
エラーの発生に関しては、SearchConsole(サーチコンソール)に登録しているメールアドレスあてにも送られてくるので、メールがきたタイミングで確認するのでもOKです。
カバレッジ
「カバレッジ」では、主にインデックス状況が確認できます。
- エラー
- 有効(警告あり)
- 有効
- 除外
「カバレッジ」に関しては毎日更新されるものではないので、必ずしも毎日チェックする必要はないですが、非常に重要な項目なので、できれば確認した方が良いです。
ただ、コーポレートサイトなど、ページの増減があまりないサイトに関しては、頻繁にチェックしなくてもOKです。
ECサイトやブログの場合はチェック推奨です。

エラーが発生している場合は、上記画像のように詳細内容が確認できます。
上の表示は、「ページにnoindex(検索結果に登録しないでという指示)が付いている」というエラーです。
意図的に付けたものであれば問題ないですが、そうでないなら大問題です。
サイトに影響を及ぼすようなエラーが出ていないか注意しましょう。
カバレッジの「有効」では、
インデックスの状況が把握できます。
通常であればページを増やすたびに有効数も増えていきます。
「除外」も注意して確認したい項目です。
「除外」には、「noindex」や「canonical」などによってインデックスされていないページが含まれます。
本当はインデックスしたいのに、何らかの理由で除外されてしまうというトラブルも時々あります。
毎日確認する必要はありませんが定期的に確認しましょう。
拡張
「拡張」は、管理するWeサイトの仕様によってメニュー表示が変わります。
構造化マークアップを実装しているWebサイトは、構造化マークアップの項目が追加されます。
- ウェブに関する主な指標
- モバイルユーザビリティ
- パンくずリスト
「ウェブに関する指標」では、「ページエクスペリエンシグナル」の項目の一つである「コアウェブバイタル」の内容が確認できます。
「コアウェブバイタル」は、2021年5月からランキング要因に組み込まれると公表されているので、今後注目していく必要がありそうです。
「ページエクスペリエンスシグナル」については「Google公式セントラル」に詳細があります。
「モバイルユーザビリティ」では、主に以下の項目が確認できます。
- テキストが小さすぎて読めません
- クリック可能な要素同士が近すぎます
- コンテンツの幅が画面の幅を超えています
エラーが表示されている場合は対応しましょう。
トラブルがあった時にチェックするポイント
SearchConsole(サーチコンソール)はトラブルがあったときにも使用します。
たとえば、メニュー項目にある「セキュリティと手動による対策」は、セキュリティに問題があったり、手動のペナルティをかけられていたりする際に表示されます。
対応しないと致命的な影響を及ぼす項目ですので、サイトの順位に大きな変化があった際には念のため確認しましょう。
「削除」メニューは、何らかの理由で検索結果からページを削除する必要がある場合に使用します。
誤情報がインデックスされてしまったり、緊急でインデックスから削除したい場合に使用しましょう。
Webサイト公開時に使う項目
Webサイトを新規に公開した際も、
SearchConsole(サーチコンソール)は役に立ちます。
Webサイトを新規に公開した際は、Googleにsitemap(サイトマップ)を登録する必要があるのですが、SearchConsole(サーチコンソール)を使ってsitemap(サイトマップ)送信を行います。
できるだけ早くインデックス登録してもらうために、SearchConsole(サーチコンソール)にsitemap(サイトマップ)送信を行いましょう。
まとめ
以上でSearchConsole(サーチコンソール)の使い方は終わりです。
SearchConsole(サーチコンソール)はサイト運営に必須のツールです。
インデックスの登録状況やサイトのエラーなど、サイト運営に役立つ情報が確認できます。
SearchConsole(サーチコンソール)の使い方をマスターして、サイト運営を成功させましょう。