SEO対策を意識したtitle(タイトル)の付け方

新人Web担当

SEO対策ではタイトルが重要だと聞きました。本当ですか?

青山

現役でSEO対策の仕事をしている私がお答えします。具体的なタイトルの付け方も解説しています。ぜひお読みください。

目次

SEO対策で重要な意味を持つtitle(タイトル)タグ

タイトル(title)タグは非常に重要な意味を持ったタグです。

なぜなら、<title>タグの設定一つで、
検索結果の順位が変わるからです。

適切に<title>タグが設定されていないWebサイトの場合、<title>タグをちゃんと設定するだけで検索結果の順位は上がります。

実際、SEO会社にSEO対策を依頼した場合、内部対策に重きを置くSEO会社であれば、ほぼ確実に<title>タグについての言及があると思います。

私自身、普段仕事をする中で、<title>タグの設定によって順位をアップさせた例がたくさんあります。

タイトル(title)タグについて

<title>タグの役割は大きく2つです。

  • 検索結果の見出しとして表示される→閲覧者に何が書いてあるページかを伝える。
  • <title>タグに書かれている内容を検索エンジンが読み取る→検索エンジンに何が書いてあるページかを伝える。

<title>タグは、意図的に消してしまったとかでない限り、全てのWebページに対して設定されています。

なお、
以下の方法で<title>タグの確認ができます。

  1. Webページ内で右クリック
  2. ページのソースを表示するを選択
  3. ソースコード内で<title>タグを探す

<title>と</title>の間に書かれている文字がタイトルタグです。

<title>タグに設定されている文章をコピーして検索してみれば、<title>タグとして設定した文字が検索結果の見出しに表示されるのが確認できます。

タイトル(title)タグの設定方法

続いて<title>タグの設定方法について見ていきましょう。

<title>タグを設定するにあたって、必ず行わなければならないことは目標キーワードの設定です。

<title>タグには必ず検索上位を狙うキーワードを含める必要があるので、まず前提として、キーワードの設定は必ず行いましょう。

具体的な<title>タグの設定方法は以下です。

  • 必ず目標キーワードを入れる。
  • 文字数は30文字前後
  • 過剰なキーワードの詰め込みはNG。
  • 狙うキーワードをできれば左側に入れる。
  • 全ページユニークにする。
  • クリックされるタイトルを考える。

詳しく解説していきます。

必ず目標キーワードを入れる

必ず目標キーワードを含めましょう。

<title>タグの役割は、検索エンジンと閲覧者に的確にページの内容を伝えることです。

たとえばあなたがカフェ巡りが趣味で、カフェ巡りの記事を書いたとしましょう。内容は非常に素晴らしかったとします。ですが仮に、「12月25日」というタイトルを付けたらどうでしょう。

タイトルを見ただけでは、閲覧者は何について書いてあるページかが全くわかりませんよね?

これではそもそもクリックされません。

検索エンジンも同じです。検索エンジンは非常に有能なので、タイトルが適切でなくてもページの内容を読み取ることで検索結果に反映することが可能です。ですが適切にタイトルを設定した方が良い検索順位を得られることは間違いありません。

必ず目標キーワードを含めましょう。

文字数は30文字前後

文字数は30文字前後です。

検索結果に表示される文字数が30文字前後で、あまりに長いと検索エンジン側に勝手に書き換えられたり、省略されて表示がおかしくなったりします。

ちなみに、パソコン版とスマートフォン版で表示される文字数は異なります。

過剰なキーワードの詰め込みはNG

過剰なキーワードの詰め込みはNGです。

<title>が重要だと言うと、であればと、何でもかんでもキーワードを詰め込もうとする人もいます。

ですが同じキーワードを何個も入れるとスパム判定を受ける可能性があります。

また同じキーワードでなくても、何個もキーワードを詰め込むと、一つ一つのキーワードの濃度が薄くなってしまいます。

「濃度が薄くなる」とは、
SEO業界の言葉です。

たとえば文字数が10文字と限られている中で、3文字3文字4文字の単語をそれぞれ入れたとしましょう。

「トマト」「スイカ」「オレンジ」

この場合、キーワードの重要度が3つの単語に振り分けられます。

仮に、「スイカ」を抜いて、「トマト」と「オレンジ」のみにしたとしましょう。この場合、キーワードの重要度が2つの単語に振り分けられます。

いろいろなキーワードを入れれば入れただけ検索結果にヒットする可能性も高くなるのでは?と考えるかもしれませんが、キーワードは絞った方が良いです。

私自身、せっかく長文書いたんだからいろいろなキーワードで引っ掛かったらいいなとキーワードを複数設定してタイトルを付けることもありますが、いろいろなキーワードで引っ掛かるどころか、メインのキーワードですら上がらなかったというケースが何度かあります。

キーワード補足

<title>タグに含める各キーワードの数は、それぞれ一つずつが推奨です。

ですが私は、ある程度リスクを許容できるWebサイトに関しては、メインキーワードを二つ入れて勝負することがあります。これは結構効果があります。

また、新たに事業を立ち上げる際に、Webマーケティングに精通している人が関わる場合、意図的にサイト名(企業名やプロジェクト名)にメインキーワード含める場合があります。この場合、必然的にメインキーワードが2つ以上含まれます。

例)東京のホテルなら東京ホテルへ

私が知る限り、このケースは結構うまくいきます。サイト名や企業名にキーワードが入っている場合はおそらく大丈夫だと思いますが、そうでない場合、過剰キーワードとして検索エンジンに嫌われる可能性もあります。注意して使いましょう。

狙うキーワードをできれば左側に入れる

狙うキーワードはできるだけ左側に入れましょう。

SEO業界でもこれには賛否両論あり、「意味ない」と言う人もいます。

ですが私は効果があると考えています。実際、タイトルの並び順を変えただけで検索結果が変動する例はありました。

たしかに、キーワードが先方にあるか後方にあるかで検索エンジンが評価を変えるというのは少しおかしい気がしますし、SEO業界の迷信みたいなものかなとも思います。ですが効果を感じているのも事実です。

全ページユニークにする

<title>タグは全ページ異なるものを設定しましょう。

<title>タグは本のタイトルのようなものだと考えてみてください。著者が異なるならまだしも、全く同じタイトルの本が存在するのはおかしいですよね?同じタイトルであれば、同じ本に入れるべきです。

Googleの「検索エンジンスターターガイド」でも各ページユニークなページタイトルが推奨されています。

クリックされるタイトルを考える

クリックされるタイトルを考えましょう。

クリックされるタイトルは検索エンジンとは関係ないですが、いくら検索結果の上位に表示されても、タイトルが魅力的でないためにクリックされないなんてことになったら本末転倒です。

  • 数字を入れる。
  • 【まとめ】【保存版】など、「これだけ読めばOK」といった連想をさせる。
  • 「○○した方法」など問題解決の方法を提示する。
  • 「〜とは」を使って「知りたい」という検索ニーズに応える。
  • 【無料】というキーワードを使って目を引く。

一度設定したタイトル(title)の再設定はしても良いか?

一度設定した<title>タグの変更についてです。

変更しても大丈夫ですが、基本的には最初にベストな設定をしておくのが良いです。

<title>タグの設定自体はいつでも簡単にできますが、設定した<title>タグをこちらが意図した通りに検索エンジンがデータベースに登録して検索結果に反映してくれるかどうかは別問題だからです。

「変更した<title>タグが反映されない」という声は結構あります。

また、<title>タグを変更するのであれば、ページの内容も変更するべきでは?と私は考えています。

<title>タグにはある程度大きなSEO効果があるため、<title>タグだけを変更するケースはよくあります。ですが大きな効果がると言っても、その効果は限定的です。

現状の<title>タグの設定が微妙であれば変更した方が良いという判断になりますが、そうでないなら無闇に変えるのは、小手先の施策に過ぎないというか、SEOの表面をなぞっているだけに過ぎないというか、個人的にはあまり意味がないと考えています。

基本は最初によく考えて設定しましょう。また、変更した場合は結果が出るまでしばらく待ちましょう。

すぐに効果がでないからといって何度も変えてはダメです。最低3ヶ月くらいは待ってみましょう。

設定したtitle(タイトル)が勝手に書き換わる現象について

最後に補足として、設定したタイトル(title)が勝手に書き換わる現象について書きます。

「検索結果のタイトルが勝手に書き換わってしまったがどうしたらよいでしょうか?」という相談はあります。

これについてですが、Googleが「タイトルが書き換わることがある」と言及しています。Googleの言い分としては「適切なタイトルが設定されていないのでこっちで変えてあげたよ」というものです。

検索結果のタイトルが勝手に書き換えられる現象については、現状では明確な対処方法がありません。

ただ、以下のケースに該当している場合、
修正することで改善されるケースもあります。

  • 空白行が入っている。
  • 文字数が多すぎる。
  • 検索された文字がタイトルに含まれていない。

私のブログでも、タイトルが勝手に書き換えられていましたが、30文字程度におさめたところ、改善されました。おまけに該当キーワードで1位を獲得しました。

まとめ

SEOを意識したtitle(タイトル)については以上です。

「タイトルはSEO対策をする上で最も重要だ」と言う人たちもいるくらい、重要な要素だと認識されています。

私自身title(タイトル)は非常に重要な要素だと日々感じています。もちろんtitle(タイトル)だけで劇的な効果を出せるわけではありませんが、適切に設定すれば間違いなくプラスの効果をもたらしてくれます。

ブログを書くにしても、Webサイトを作るにしても、今日からtitle(タイトル)について意識してみてください。

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