GeminiでSEO分析は可能か?Deep Researchの活用法と精度検証

この記事を書いた人:青山
Web制作エンジニアマーケター(広告・SEO・アクセス計測・改善提案)・ライター
  • クリニック・金融・ECなど、様々な業種のSEO運用
  • D2C販売/リード獲得(Google/Meta広告など、幅広い媒体の取り扱い実績あり)
  • サイトの立ち上げディレクション〜コーディングまで対応
  • 自社メディア複数立ち上げ・Kindle出版
  • 企業メディアの運営支援、ライティング
  • 100社以上の計測・分析と改善提案
学ぶだけで終わらせない。実務で成果に変える学びをメルマガで配信中。

プログラムの設計、コーディング、単純業務の自動化など、生成AIは私たちの仕事の仕方を大きく変えました。

マーケティングの分野でも、
生成AIは急速に広まりつつあります。

ChatGPTやGeminiを使用して、サイトの改善アイデアを出してもらう。広告配信の設計を考えてもらう。シミュレーションを出してもらう。

私も日常的に、ChatGPTやGeminiを活用してコンテンツ構成を練ったり、SEOの改善点を洗い出したりしています。

とくにGeminiの「Deep Research」は、検索結果を参照しながら情報を提示してくれるため、人間の感覚に近い調べながら考えるプロセスを再現してくれるのが魅力です。

では実際に、このGeminiを使って「サイトのSEO改善案」を出してみたら、どれほど使えるのか?

この記事では、GeminiのDeep ResearchをSEO分析に使った実例と、その精度をマーケター目線で検証していきます。

目次

GeminiのDeep Researchとは?

Geminiの「Deep Research」は、検索エンジンの情報を参照しながら、ユーザーの質問に対して根拠付きの回答を生成する機能です。

Googleの検索結果やWebドキュメントを元に情報をまとめるのが大きな特徴です。

【特徴】

  • 事実に基づいた引用付き回答(Webページに言及)
  • 従来のAIよりも信頼性のあるアウトプット
  • 長文の分析や比較、情報整理に強い

実際に自サイトでSEO分析してみた

今回は私が運営するメディアを対象に、以下のようなプロンプトを使ってGeminiにSEO診断を依頼してみました。

このサイト(URL)をSEO的な観点から分析して、サイトの改善点を教えてください。

Deep Researchの流れ

Geminiの検索バーの中にある「Deep Research」を選択します。

選択した状態で、プロンプトを入力すれば調査が開始されます。

STEP
対象ウェブサイトの分析

構造、スピード、サイトマップ、robots.txtなどを分析

STEP
競合分析

同じようなテーマを扱っている競合サイトのリサーチ

STEP
レポートの作成

調査内容をもとにレポートを作成してくれます。

調査にかかる時間

通常の会話形式の質問であれば数秒で返してくれると思いますが、Deep Researchの場合は、数十分かかります。

ちなみに、画面を閉じていても通知が来るので、他のことをしていても大丈夫です。

他のサイト含め何度か試しましたが、何回かに一回フリーズすることもあり、スムーズに回答が来ないケースもありました。

出力された項目例

  • 自サイトの特徴、強み
  • 競合サイトと比較した強み
    20サイト程度分析
  • サイト構造とナビゲーションの評価
  • コンバージョンパスの分析など
    コンバージョンポイントの設定が明確か、導線がしっかりしているかどうか

出力結果は使える?精度の検証

プロンプトを工夫すればもう少し変わるのかもしれませんが、正直、私が試したケースですと、抽象的で分かりきったアドバイスが多く、実務には使えない印象です。

言うならば、知識だけはすごくあるけれど、実際のサイトを全然見ていない人がするアドバイスのようで、間違ってはいないけれど、役には立たないというかんじです。

  • 「もっと具体的な改善施策をお願いします」といった再プロンプトが必要
  • ページ内容の表面しか見ていない
  • そのくせレポートの量だけはものすごく多いので、読むのに疲れる

GeminiのSEO分析はどんな人に向いているか?

もしあなたがSEOコンサルタントとしてクライアントに提案資料を作成する立場であれば、Geminiの分析結果をそのまま提出するのは正直難しいかもしれません。

出力内容はやや抽象的で、データや根拠が足りない部分もあるため、プロの目で補足する必要があります。

一方で、次のような方には十分に活用価値があります。

  • SEO対策をこれから始める初心者の方
  • 自社サイトの改善ポイントをざっくり把握したい方
  • クライアント向けに「概要説明」を書く際の下書きが欲しい方

とくに、「どこから手をつければいいかわからない」という段階では、思考の整理ツールとして非常に有効です。

今後に期待できる?AI×SEOの可能性

最近、AIのセミナーに参加したのですが、調査分野でのAIの躍進は凄まじく、AIエージェントとして、面倒な調査をまるっと任せられる時代がもうすぐ来そうです。

SEO分野についても、
いずれすべてAIが担うようになるはずです。

今はまだ「キーワード選定」や「コンテンツ構成の提案」など部分的な活用にとどまっていますが、今後はAIが競合分析から施策提案、実装レベルのアクションプランの生成まで一気通貫でサポートしてくれる未来も現実味を帯びてきています。

もちろん、まだ人間の判断や文脈の理解が必要な場面もありますが、AIとの共創によってSEOの作業効率は格段に上がるはずです。

「SEOは人間がゼロからすべて考えるもの」から、「AIと一緒に組み立てていくもの」に変わってきています。生成AI分野の成長のスピードはものすごいので、ほんの数ヶ月で劇的な変化が訪れても不思議ではありません。

まとめ:AI活用の「視点」としてのGemini

  • GeminiのDeep Researchは、SEOの面では、まだ浅い施策しか出せない
  • 競合との比較(テーマ的な比較)は、けっこうしっかりやってくれる
  • 初心者やリソースの少ないチームにとっては、活用余地がありそう

現時点ではまだ「人の判断を補完する存在」ですが、今後の進化次第では、間違いなくSEOの現場で本格的な意思決定パートナーになっていきます。

だから今のうちに「AI×SEO」の視点を育てておきましょう。

学ぶだけで終わらせない。実務で成果に変えるメルマガ
明日から使えるコーディング、ディレクション、広告・SEO・など、
実務ベースのノウハウをお届けします。
メルマガ詳細を見る
もしよろしければシェアお願いいたします。
目次