【10代・20代・30代向け】人生を後悔している人たちの後悔を避けるために勉強をする。仕事を頑張る。人生を楽しむ

  • 10代の頃からもっとちゃんと人生設計をしておけばよかった。
  • 20代の時にもっと頑張っておけばよかった。
  • 30代の時にもっと貯金しておけばよかった。

こんなふうに過去を後悔しないために、若いうちに知っておくべきちょっとした秘訣があります。

「みんな知ってんねん。やりたいことやって後悔せんような人生送ったほうが幸せになれるてな。でもやらへんねん。何でや?それは、今の自分と同じこと考えてるからや。収入。世間体。不安。同じやで。人を縛ってる鎖なんてみんな同じなんや」

『夢をかなえるゾウ』水野敬也/飛鳥新社/299ぺージより引用
目次

誰かの後悔を知っておく。失敗を知っておく。そして自分の道を決める

30代や40代、50代になって後悔するのを避けるためには、すでに30代、40代、50代になっている人たちが後悔していることをその歳になるまでにつぶしておくことが有効です。

たとえば、50代の人たちが「若い頃にもっと健康に気を遣えばよかった」と後悔していることがわかったとします。

20代の頃にこの話を聞いたなら20代から、30代の頃に聞いたなら、30代から健康に気を遣って生きれば、50代の頃に「若い頃にもっと健康に気を遣えばよかった」と思わずに済む可能性があります。

もちろん人間には個人差がありますし、環境の変化もあります。

人が後悔していることを避けることによって後悔の全てがなくなるわけではありません。

ですが、人間が後悔することはある程度似通っています。

たとえば死ぬ前に後悔することは下記です。

  • あの時〇〇していればよかった
  • もっと挑戦していればよかった
  • 働き過ぎずに家族との時間を大切にすればよかった

もちろんこれも全てではないですし、本当に死を目前にした人にしか実感できない後悔もあるかもしれません。

ですが、たとえば自分や周りの人たちのことを考えた時に、過去の後悔って結構似通っていませんか?

  • もっと勉強していればよかった
  • 勇気を出して告白すればよかった
  • もっと結婚相手選びに慎重になればよかった
  • 若い頃にもっと旅をしたり遊んでおけばよかった

こんなかんじですかね。

後悔のネタには年代別に特徴があったりもします。

【30代で後悔することリスト】

  • もっと勉強しておけばよかった
  • 20代の頃にもっと仕事を頑張れば良かった
  • 学生時代に結婚相手を見つけておけばよかった

【40代で後悔することリスト】

  • あの時結婚しておけばよかった
  • 転職しておけばよかった
  • スキルを身に着けておけばよかった

個人差はあれど、多少は似通っていることを踏まえて、自分よりも人生経験が長い人の後悔のタネを知っておくというのは、人生を賢く生きるための有効な方法です。

身近な人から聞くのもいいですし、
ネットや本から学ぶこともできます。

組織というものはある意味残酷で、四〇代、五〇代になれば、年下の上司も存在するようになり、企業によっては、かつての先輩・後輩の序列をあえて逆転させてしまうようなさせてしまうような下剋上人事も行います。

いわゆる実力主義といわれるものですが、そこには「みじめさを味わわせることにより、早くお引き取り願いたい」という組織の本音も見え隠れします。

しかも、こうした問題意識というのは三〇代のころには皆無で、誰もが「自分は大丈夫だろう」と考えているので。四〇代、五〇代になってその事態に直面してはじめて、我が身に降りかかったことを実感するのです。

『30代を後悔しない50のリスト 1万人の失敗談からわかった人生の法則』大塚寿/ダイヤモンド社/58ページより引用

さて、もしもあなたが会社から異動の辞令を受けたり、出向させられたらどう感じますか?

もしかすると、「一線からはずされた」というマイナスイメージをもつかもしれません。確かに、以前は会社の中に”出世の王道“がありました。しかし、今は違います。一度、脇道にそれた人のほうがあとになって成功しているということが多々あるのです。

『伝説の人事部長が明かす32歳までに必ずやっておくべきこと』小宮謙一/大和出版/49ページより引用

なかなか本を読めなかったと後悔しているシニアたにちもっとも多かった理由は、「忙しくて時間がなかった」というものです。

本を読まないのは勝手ですが、読書によって専門性を高めようともせず、教養を広げようともしないビジネスパーソンは結局、成長しないため、若年層からは軽んじられ、同僚や上司からも深みのない人間として軽視される末路がお約束になっています。

『40代を後悔しない50のリスト 1万人の失敗談からわかった人生の法則』大塚寿/ダイヤモンド社/191ページより引用

今を大切にしながら、終末を考えて生きる

もちろん今を本気で生きることは大切です。

ですがそれと同じくらい、
未来を見据えるというのも大切です。

たとえば私は、20代前半の頃にはすでに、40代、50代向けの本を読んでいました。

【40代50代向けの本で学んだこと】

  • 老後にどのくらいのお金が必要になるか
  • 身体にガタが来た時にどう感じるか
  • 40代、50代を迎えた時に、どんなことに後悔するのか

こういったことを必死になって学んできました。

そして私は、先人たちの失敗や後悔を避けるための人生設計を考えてきました。

早すぎるなんてことはない。20代から引退を見据えて生きる

20代の頃から40、50代の自分の事を考えるなんて、人によっては「早すぎる」と思うかもしれません。

「生きているかもわからないのに意味がない」と言う人もいるかもしれません。

こういった意見に対しては、
私は下記のように考えています。

  • 将来を考えないからとって楽なわけではないから。
  • 気付いた時には手遅れの可能性が高いから。

将来を考えないからといって楽なわけではないから

仮に「生きているかもわからないから将来のことを考えるのをやめよう」となったとしても、それが楽なわけでもありません。

たとえば「老後に必要な資金は〇〇円」となったとして、若い頃から老後を見据えて投資をしたとします。

「生きているかもわからないから将来のことは考えない」と言う人は、老後を見据えて投資をする必要はないかもしれません。ですので有り金全てを使えるかもしれません。

しかし、
有り金を全て使ったらそれで幸せなのでしょうか?

宵越しの銭は持たないギャンブラーであればそれでいいのかもしれませんが、お金を使っても楽しいのは一瞬ですし、貯金がなかったら不安じゃないですか?

「老後を見据えて投資をする人」は、日常的に使えるお金は減るかもしれませんが、貯金があるというだけで、日々の生活にも安心感が出ますよね?

これは勉強なども同じで、「勉強を頑張っている」と言うと、「大変だねー」と人から言われたりすると思いますが、別に勉強をしなければ大変じゃないかと言えば、全くそんなことはないです。

気付いた時には手遅れの可能性が高いから

人生には、気付いた時にはもう遅かったということがよくあります。

大学を卒業した後に、「遊んでばかりいないでもっと勉強すればよかった」と思ったり、大切な人が亡くなってしまった後に、「もっとたくさん会っておけばよかった」と思ったり、人間には、手遅れになってから本腰になるという傾向があります。

人間のこの性質を踏まえると、「まだ早い」と思っているうちに、あっという間に白髪のおじさん・おばさんになってしまう可能性があります。

この記事の想定読者は20代後半~30代前半ですが、20歳過ぎたあたりからあっという間に日々が過ぎていくかんじってありませんか?

きっとありますよね。

私はあります。

そしてたぶん、仮にその時まで生きているなら、50代とかもあっという間に訪れます。

あっという間に訪れたその時に、
「あの時・・・」と思ってももう手遅れです。

身体は衰え、やる気のエネルギーも20代と比べたら劣っています。

人生は後になるほど難易度があがっていく

それではさいごに、先人の後悔を知り、その後悔を避けるために人生設計を考えるということと絡めて、なぜ若い頃に先を見据えて頑張る必要があるのかという話をします。

それは、人生は後になるほど難易度が高くなっていくからです。

悲しいですが、
人生は右肩あがりではありません。

歳を重ねるほどに身体は衰えます。

  • 若い頃はいくら走っても元気だった身体が、歳を取ると少し動くのだってきつくなったりします。
  • 若い頃はモテモテだった美男美女も、シミやシワが増え、異性に相手にされなくなっていきます。
  • 若い頃は勢いだけで面接に受かった人も、30代の転職活動では、勢いだけでは通用しなくなります。
  • 自分の経済状態や身体がきつい状態で、親の介護が必要になる場合もあります。
  • 若い頃は毎日いろんな異性と遊んでいたのに、歳を取って脂ぎった結果、娘や奥さんに「気持ち悪い」と避けられている人たちもいます。

まず知っておくべきことは、「28歳は断じて若くない」ということです。肉体も筋肉も、髪、歯、内臓、足腰といったパーツも、あらゆる部分ですでに老化がはじまっているからです。

たとえば筋力と筋肉の持久力は、17歳でピークを迎え、あとは下り坂へ向かいます。柔軟性も、やはり17歳がピーク。この二つにおける25~29歳の力は、平均すると12歳児と同じ。みなさんの体は、気付かないうちに小6レベルにまで落ちているわけです。

『28歳からのリアル』人生戦略会議/WAVE出版/140ページより引用

基本的に人生は、
後になればなるほど難易度が高くなっていきます。

まぁその分経験や知恵がついているので対処できるわけですが、それでもほとんどの人たちにとって、人生後半は不自由の連続です。

自由を勝ち取る人たちもいる

でも一方で、毎日好きなことをして幸せそうに生活している人たちもいます。

たとえばホリエモンがそうです。

彼はもうすぐ50代ですが、
他の多くの50代と比較して別格の存在です。

本当のところはどうかわかりませんが、本人は「人生を楽しんでいる」と言っています。

ではなぜホリエモンが、好きなことだけをして生きれいられるかといえば、若い頃から今に至るまで、未来を見据えた生き方をしてきたからでしょう。

ホリエモンは言葉では、「未来なんてわからないから気にしても意味がない。今を生きよう」というようなことを言っており、実際にそのように生きてきたのかもしれませんが、結果的には、未来の自分を救うような生き方を若い頃にしていました。

具体的には、
ライブドアの起業ですね。

そしてフジテレビの買収騒動などで全国的に知名度を高めました。

その過程で刑務所に入ることになりましたが、これらの経験があったからこそ、彼の本は売れ、彼のオンラインサロンは好評で、ロケットを宇宙に打ち上げるような事業も手掛けることができています。

経済力があり、
そして女性にもモテます。

でも、ほとんどの人たちは負ける

でも多くの人たちは、
ホリエモンのような生活を送れません。

年中金欠状態で、夫婦喧嘩は絶えず、会社ではうだつが上がらず、でもどうすることもできずに過ごしています。

これから先は年金もどうなるかわからない。

今現在20代の人たちが定年退職する頃には、年金という概念すらなくなっているかもしれません。

「人生100年時代」と言われていますが、まぁ要するに、「働く期間を伸ばしましょう」ということでしょう。

「格差社会」が問題視されていますが、
今後、格差はより広がっていくでしょう。

勝つ人と負ける人の違い

では、この違いは一体何なのでしょう?

手遅れになる前にゲームに勝ったかどうかの違いです。

若くて融通が利く年代、柔軟性のある年代、物事を素直に吸収できる年代。

ポテンシャルで物事を進めることができる若さ。

笑顔で修羅場を乗り超えられる若さ。
朝まで飲み歩いても平気な若さ。

10代や20代というのは、言ってみればスーパーマリオのスター状態のようなものです。

「大事なことはその時には本当に大事だとわからない」とはよく言われます。だからきっとこの文章を読んでも多くの人たちが、何も変わらない明日を過ごすでしょう。

「若さは偉大だった」と本当の意味で感じるのは、その若さを失った時です。

世のおっさんやおばちゃん連中が、どれだけ若さを欲しているかを知ることができれば、きっともっとよく考えて今を生きることができるのでしょう。

「若さを手に入れるためならいくらでも払う」という金持ち連中が世の中にはたくさんいるのです。でも若さは決してお金では買うことはできない。

「あの時〇〇していればよかった」と思うようになるまでに、どれだけ頑張ることができるか。

先を見据えて生きていくと、今この瞬間をどう過ごすべきなのかがわかるようになります。先を見据えて生きることができれば、毎日の生活の中で誰かに笑われても平気になります。失敗しても気にならなくなります。

そして、先を見据えて生きるためにも、
誰かの後悔の理由を自分の身に叩き込むのです。

人生の難易度が跳ね上がった時に幸せに生きられるかどうかは、「若い頃に先を見据えて生きていたかどうか」によって変わります。

『LIFE SHIFT』なんかは若い頃に読んでおくと人生設計を考えるときに役立ちます。

その他、若い頃に読んでおきたい本

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