情報発信を通して、検索流入からのアクセスを期待する場合に、まず悩むのが、独自ドメイン(WordPressなど)を使用するか、それともnoteなどの外部サービスを使用するかという点についてです。
「noteってSEOに強いの? 」
「それとも(独自ドメイン)WordPressを使った方が、検索上位に表示されやすいの?」
こんな疑問を抱えている方も多いはずです。
この記事では、実際に長く両方を運用してきた私の経験と客観的データをもとに、noteとWordPressをSEOの観点か比較していきます。
これからWebメディアを始めたい人、自社の情報発信を考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
noteとWordPress、そもそも何が違う?

たとえるなら、noteはレンタルスペース、WordPressはマイホームみたいなものです。
- note:note.comという巨大プラットフォームの一部に、記事を「間借り」して投稿する
- WordPress:独自ドメインで、自分だけのサイトを構築して運営する
noteもプランによっては独自ドメインを使用できるようですが、通常は、note.comというドメインの配下に自分のページを持つような仕様になります。
例)note.com/aaa
一方、WordPressは、自分で土地(独自ドメイン)を取得し、そこに一軒家(Webサイト)を建てるようなイメージです。
そのドメイン内には他人のコンテンツは存在せず、すべてが自分専用の空間になります。
noteがSEOに強いと言われる5つの理由

業界にいると「noteはSEOに強い」というのは、よく聞く話です。
私自身、長くnoteを使っていて、自分の個人アカウントから企業アカウントまで、様々なnoteを運用してきました。
その中で、実際に「noteがSEOに強い」というのを感じる場面は多々あります。
そこで、なぜnoteはSEOに強いのかを調べてみました。
1. ドメインパワーが非常に高い
noteは「note.com」という強力なドメインを持っています。
このドメインは、運営年数が長く、更新頻度が高く、多くの外部リンクを獲得しているため、Googleからの信頼性が非常に高いです。
この高いドメインパワーのおかげで、新規で投稿した記事でも検索上位に表示される可能性があるのではないかと考えられます。
2. プラットフォームとしての内部リンク構造
noteで記事を投稿すると、タグページ、カテゴリ一覧、マガジン、トップページなどから自動的にリンクが張られます。
この「内部リンク構造」により、Googleのクローラーが記事を見つけやすくなり、インデックスが速くなる(検索エンジンに登録されやすい)という特徴があります。
3. ユーザーファーストな設計
noteは非常にミニマルな設計で、広告が少なく、読みやすいフォントやデザインが特徴的です。
この「読者にストレスを与えない設計」が、検索エンジンが評価する「ユーザー体験の良さ」に直結します。
芸能人ブログ黎明期はアメブロが最強でしたが、ごちゃごちゃしすぎていて、今のトレンドには合っていません。
その点、noteは時代の流れを読んで成功したと言えます。
4. 膨大かつ多様なUGC(ユーザー生成コンテンツ)
noteには、個人・企業・自治体・団体など非常に幅広い投稿者層が存在しています。
これにより、医療、育児、ビジネス、恋愛、小説など、あらゆるジャンルのコンテンツが日々投稿されています。
このような、多様でリアルな一次情報が豊富なUGC(User Generated Content)は、検索エンジンから「ニッチな情報源」として評価されやすいです。
また、noteはそのミニマルさから、装飾などで誤魔化しが効きません。故に、ある程度質の高いコンテンツが揃っている傾向にあり、それがより高い評価につながっている可能性もあります。
5. インデックススピードが非常に速い
noteはGoogleから頻繁にクロールされており、新しく投稿した記事が数時間〜1日以内に検索結果に出ることも珍しくありません。
これは「note.com」全体が活発に更新されており、クローラーが巡回する頻度が高いためです。
実際、「もう検索結果に表示されてるの?」と驚くことがよくあります。
noteのSEOにおける弱点

強い部分が多いnoteですが、長期的なSEO資産として運用するには、いくつかデメリットもあります。
カスタマイズ性が低い
SEOで重要な「titleタグ」「meta description」「構造化データ」などを細かく調整することができません。
titleタグは「タイトル+アカウント名」の構造で、discriptionはリード文の内容が自動で使われます。
そのため、基本的にnoteについては、内部的なSEO施策は打てず、noteサービスのやり方に依存せざるを得なくなります。
記事の評価はnoteのものになる
noteの全記事はnote.comの配下にあるため、自分が書いた記事だけの評価がドメインに蓄積されることはありません。
つまり、noteで100記事書いても「自分のnoteのSEOパワーが上がる」わけではないのです。
イメージとしては、会社員としてどんなに成果を出しても、外部的には自分の評価ではなく、会社そのものの評価になるのと同じです。
外部リンクや内部リンク設計が限定的
noteでは外部リンクがrel=”nofollow”になることが多く、リンクの効果が薄れることがあります。
また、カテゴリー構造や階層を作ることができないため、全体で情報を体系的に整理することも難しいです。
WordPressがSEOに強い理由
一方、WordPressはSEO戦略を細かく設計できることが最大の強みです。
フルカスタマイズ可能
- titleタグ、meta description、構造化データなども自由に設定可能
- カテゴリ、タグ、パンくずリストなど、内部リンク構造を自在に設計できる
- プラグインを活用して、SEO分析・改善も容易
WordPressであれば、世の中にあるSEO施策が全て制限なく利用できると考えても差し支えないです。
このカスタマイズ性こそが、WordPressが世界一のCMSになった最も大きな理由だと思います。
サイト評価を蓄積できる
WordPressでは独自ドメインを使うため、記事が増えれば増えるほど、ドメインパワーも育ちます。
つまり、「書けば書くほど、自分の資産になる」構造です。
noteが会社員として働くことなら、WordPressは起業して自分の会社のために働くようなイメージです。
ただし初期ハードルは高め
- サーバー契約やドメイン取得、テーマ設定が必要
- セキュリティ対策や表示速度の調整なども求められる
- 初心者が1人で始めると「最初で詰む」リスクもある
noteは無料登録すればすぐに始められるので、その点を比較するとWordPressはハードルが高めです。
結論:短期ならnote、長期ならWordPress
では、結局どちらが「SEOに強い」のか?
どちらを選ぶべきなのか?
答えは「目的による」です。
| 目的 | 向いているのは |
|---|---|
| 書いてすぐ読まれたい | note |
| SNS連携して拡散したい | note |
| 長期的に検索流入を狙いたい | WordPress |
| サイト全体で戦略を組みたい | WordPress |
| ブログを「自分の資産」にしたい | WordPress |
併用という選択肢もある

必ずしもどちらかを選ばなければいけないわけではなく、組み合わせる方法もおすすめです。
たとえば
- noteで「読み物」や「共感記事」を書き、WordPressの本サイトに誘導
- noteは「広報/入り口」として活用し、WordPressで「CV導線/商材紹介」へつなげる
- noteの記事を被リンク獲得用に活用し、自社ドメインのSEOを底上げする
このように、noteとWordPressは相反するものではなく、役割分担して活用できます。
実際、私はどちらも併用しています。
ただ、管理サイトが増えるとその分大変になるので、まずはnoteで始めて、いけそうだったらWordPressを始める流れでも良いと思います。
まとめ
- noteは短期的に読まれる・露出される力に優れており、SEO初心者にも優しいプラットフォーム
- WordPressは自由度が高く、長期的な資産形成に適した本格派ツール
- 目的に応じて使い分ける or 両方使うのが、もっとも合理的な選択
当ブログでは、noteやSEOに関する情報を積極的に発信しています。
noteを始めた後の流れも詳しく書いているので、ぜひお読みください。


