未経験からWebマーケティング職への就職、転職を考えた時に気になるのが「ポートフォリオは必要なのか?」という点だと思います。
デザイナーやエンジニアであれば、ポートフォリオは必須に近いですが、マーケターの場合は少し事情が異なります。
結論から言えば、Webマーケティング職への転職にポートフォリオは必須ではありません。
ただし、場合によっては大きな武器になることもあります。この記事では、未経験者が転職を成功させるために「ポートフォリオは必要か?」「代わりに何を準備すべきか?」を具体的に解説します。
Webマーケティング職への転職にポートフォリオは必要か?

まず大前提として、Webマーケティング職の採用において「ポートフォリオ必須」という求人はほとんどありません。
採用担当が重視するのは、以下のようなポイントです。
- 数字への理解力(CVR、CTR、PV、CPAなどの基本指標)
- 論理的思考力(なぜその施策を行うのか説明できるか)
- コミュニケーション力(クライアントやチームと意思疎通できるか)
- 学び続ける姿勢(変化の速い業界に適応できるか)
つまり、ポートフォリオがなくても、面接や志望動機の中で上記をアピールできれば十分に戦えます。
ポートフォリオなしで転職成功できる理由

実際、私自身もポートフォリオを用意せずにWebマーケティング企業へ転職しました。
その理由は、企業が「未経験枠」に求めているのは即戦力ではなく、伸びしろと意欲だからです。
採用担当の視点
- 未経験者に広告運用やSEOの実績を期待していない
- むしろ「素直に学んで吸収できるか」が重要
- 「なぜマーケティングをやりたいのか」という動機の明確さが評価される
このため、ポートフォリオがなくても「ポテンシャル採用」で十分にチャンスがあります。
ポートフォリオがあると有利なケース

一方で、ポートフォリオが役立つケースも存在します。
(1) 個人のSNS運用
- TwitterやInstagramでフォロワーを増やした経験
- YouTubeで再生数を伸ばした実績
こうした数値の裏付けがあれば、実務経験に近いアピールになります。
(2) ブログやサイト運営
- 個人ブログで月間1万PV以上を獲得
- SEOで特定キーワードを上位表示
実際のデータを示せば「実務でも再現できるのでは」と期待されます。
ネット広告なども、個人で配信した経験があれば大きな武器になります。
以前、Webマーケティング会社の面接で、
こんなことを言われたことがあります。
面接官「広告運用の経験はありますか?」
私「実務経験はありませんが、勉強のために個人的に広告配信をしたことはあります」
面接官「それは素晴らしいですね。広告なんて誰でも出せるのだから、Webマーケティングがやりたいならみんなやるべき」
(3) 社内でのマーケティング経験
- 社内プロジェクトでSNSを担当した
- Google広告のアカウントを触った
こうした実績は立派なポートフォリオの材料になります。
未経験でも作れるポートフォリオの例
仮にポートフォリをを用意しようとなった際に、「実績がないから無理」と思う方もいるかもしれません。でも工夫すれば誰でもポートフォリオを作れます。
(1) 自分のSNSやブログを題材にする
- フォロワー数やPV数をグラフ化
- 改善のために実施した施策を記録
Webマーケティングの企業に入りたいなら、最低でも自分でSNSやブログを運用してみましょう。
そして、その結果をポートフォリオに載せるのです。
(2) 架空の案件を設定して改善提案
- 例:「カフェの集客を増やすためにInstagramでキャンペーンを企画」
- 想定KPIや施策をまとめる
本当は知り合いや、クラウドソーシングなどから実案件を受注するのがベストですが、難しい場合には、実際のサイトや架空のサイトを題材に、改善案などをまとめましょう。
例)ゾゾタウン
改善箇所:カートに入れるボタンの色を改善
水色→ボルドー
改善意図:赤系の方がクリック率が高いというデータがあるため。
(3) 無料ツールを活用する
- Google Analytics 4(GA4)やSearch Consoleを使ったアクセス解析
- Looker Studioで可視化したレポートを載せる
これらを「簡易レポート」としてまとめるだけでも十分ポートフォリオになります。
企業がチェックするポイント

採用担当者はポートフォリオを「作品集」として見るのではなく、考え方や数値感覚の確認材料として見ます。
- 数値感覚:CTR、CVR、PVなどを理解しているか
- 論理的説明:なぜその施策を行ったのか説明できるか
- 改善意識:成果が出なかった時にどう改善したか
見栄えの良さよりも、数字とストーリーで語れることが大切です。
ポートフォリオより大切な準備
未経験者が優先すべきは「ポートフォリオ作成」ではなく、以下の準備です。
- 基本用語を理解する(SEO、リスティング広告、SNS広告など)
- 志望動機をロジカルに語れるようにする
- 業界動向を把握しておく(Cookie規制、AI活用など)
- 学習中の内容を発信する(ブログやSNSで学びをアウトプット)
これらはポートフォリオ以上に採用担当の目に留まります。
このブログではWebマーケティングに関するトピックを発信しています。
SEOについては下記記事をお読みいただくだけでも、実務レベルの知識をつけることができます。ぜひお読みください。

まとめ
Webマーケティング職への転職において、ポートフォリオは必須ではありません。
ただし、SNS運用やブログ運営の実績がある場合は、それを数値で見せることで大きなアピールポイントになります。
重要なのは「実績の有無」よりも、
- 学ぶ姿勢
- 数値への理解力
- 論理的に説明できる力
この3つです。
未経験であっても、正しい準備をすればポートフォリオがなくても採用される可能性は十分にあります。
逆に、少しでもアピールできる実績があるなら、簡易でもポートフォリオを作って差別化するのも戦略の一つです。
結論:ポートフォリオはなくても大丈夫。ただし、あれば有利になることもある。
大切なのは「どうしてWebマーケティングをやりたいのか」「学びをどう活かせるのか」を伝えることです。

