【インターネット検索時代の問題解決能力】問題解決能力とは質問力×読解力である

「何でもすぐに聞けばいいと思っていてうざいんだよな…」

実はまわりからこんなふうに思われていたとしたら悲しいですよね。

プログラミングや資格など、これまでの人生で多くのことを独学で身に着けられてきた私が、生きていくうえですごく役に立つ【問題解決能力】について書いていきます。

目次

問題解決能力とは質問力×読解力である

問題解決能力とは、質問力と読解力を組み合わせたものだと私は考えています。

世の中のことをすべて知り尽くしている人はいないと思うので、何かわからないことがあった時って、まわりの人に質問したり、インターネットや本などを使って答えを探そうとしますよね?

その時に、素早く正確な答えにたどり着ける人というのは正しい質問ができる人だと思います。これは回答する側になって考えてみればわかることです。

たとえば質問力のない人は、
こんな質問をしたりします。

「これってどう思いますか?」

Web制作の現場で実際にあることですが、お客さん側が案を出す時などに画像をバンっと貼り付けて、メールなどで上の文面とともに突発的に送ってきたりします。

抽象的な質問というのは、哲学の分野ではすごく大事な概念で、考える力が深まるという面があるのですが、実際の現場やコミュニケーションの中でこういった抽象的な質問をされると、答えを出すのに時間がかかるし答えの幅が広すぎて「いや、そういうこと聞きたかったんじゃないんだけどな…」となる可能性が高いんですよね。

それに対して、「h1に〇〇というテキストを入れるのはSEO的にどうですか?」といった質問であれば、こちらもすぐに回答ができます。

読解力も大事

問題を解決するためには、
質問力と同じくらい読解力も大事です。

読解力は目の前の事象から質問(問題点)を抜き出すために使いますし、質問をした後に返ってきた答えを理解するためにも必要です。

あとは読解力とあわせて、持っている知識や経験も回答を理解するには必要ですね。たとえば私は起業家の本やビジネス関係の本をこれまでにたくさん読んできたのですが、無職の頃って、読解力はあったので内容は理解できましたが、経験がなかったので腑に落ちなかったですからね。

インターネットによってたいていの答えはすぐに見つけられるようになった

インターネットやGoogleがすごいというのは誰もが知ることだと思います。

日常的な疑問のたいていの答えは見つかるようになった現代を思うと、「昔の人たちってある意味すごいな」と思ったりします。

たとえば今の時代、どこか目的の場所に行こうと思った時って、多くの人がカーナビやGoogleマップなどの案内に従って目的地まで行くと思います。

ですがスマートフォンでGoogleマップの案内に従って目的地に行くようになったのってここ10年くらいじゃないですか?

私は地図が読めないので、スマートフォンがなかった時代にどうやって知らない場所に行っていたのかが謎なんですよね。

少し話は飛びますが、インターネットでたいていの答えが見つかるようになった現代では、一人で生きるのがすごく容易な時代になったと私は思います。

田舎の人たちは今でも近所付き合いなどを大切にしていると思いますが、人が群れなければならない理由って、一人では問題が解決できなかったからだと思うんですよね。会社も然りです。

ですが今はたいていの問題はインターネットなどで解決できるので、一人で生きていても問題ないし、会社もいらないと私は考えています。すごく悪い言い方をすると、会社って一人では問題を解決できない人たちの集まりなのではないかと思っています。

ただ一方で、たとえば一人で高層ビルを建てられるかといったら無理ですし、異性や友達と一切関わらずに生きる人生が楽しいか?と問われたらそれは違うわけです。

ですのであくまでも、インターネットは情報的な問題であればほとんど解決できるというに留まります。

インターネットで答えを見つけられる人と見つけられない人との違い

インターネットではたいていの答えが見つかる、ですがにもかかわらず自分で問題を解決できない人たちは多くいます。

「今私に言ったのと同じことをそのまま検索すれば解決できない?」と、私は普段の生活の中でよく心の中でつぶやいています。言える人には言うようにしています。性格悪いですね。

ですがたとえ性格が悪いと思われたとしても、少なくとも自分の身近な人たちには自分で問題を解決する力を持ってほしいと思っています。

あとは時間という概念に対する厳格さも持ってほしいと思っています。

この意識を持っている人がどれだけいるのか不明ですが、人に質問するということは質問した相手の時間を消費しているということを考えてほしいです。

教師やコンサルタントのように質問への回答が仕事の人なら全然良いと思うのですが、そうでないならきっと質問相手には質問されなかったらできたことややっていたことがあるはずなので、質問して答えてもらう=相手がその時間でできたことをストップするということになります。

こういう意識を持つことができれば、くだらない質問が浮かぶはずはないと思います。

インターネットで答えを見つけられる人と見つけられない人たちとの違いは、冒頭でお伝えしたように、質問力と読解力の差になります。

インターネットを利用した問題解決について、少し専門的になってしまい恐縮ですが、WebサイトのアクセスデータをGoogleアナリティクスというツールの例を用いて解説します。

たとえばこんな問題が発生したとします。

問題:直帰率が0になっている

すでに「直帰率が0」という問題が顕在化していますが、実際の現場では、「なんかおかしい気がする」といったところから始まります。つまり事象から問題を見つけるための読解力と「なにかおかしくないか?」と自分への質問ですね。

このケースの場合「Googleアナリティクス 直帰率0」と検索することになると思います。

GoogleアナリティクスなどGoogleのツール系はGoogleのサポートが上位に表示されるケースが多いです。

インターネットの検索を使い慣れている人であれば、この検索結果を見ても「しめた!」とは思わないわけです。

なぜなら、タイトル(画像緑色の枠)と概要説明(画像青色の枠)の中の文章が検索語句とマッチしていないからです。

インターネットで答えを見つけられない人たちは、とりあえず上に出てきたものをクリックしてしまったりするため、「なんだこれ、全然わからない」となってしまいます。

検索結果はGoogleのアルゴリズム上公式サイトなどが上位に表示される傾向にあります。

Googleアナリティクスの場合にもGoogleアナリティクスの公式サイトがトップに表示されるのですが、Googleアナリティクスの公式サイトはいかせんわかりづらく、たとえばGoogleアナリティクスに慣れていない人が公式の情報でGoogleアナリティクスの問題を解決するのは至難の業です。

「Googleアナリティクス 直帰率0」という問題に関していえば、解決につながる情報は個人ブログやWebマーケティング会社の発信する情報の中にあります。

このことから言えることは、インターネット検索のこういった性質を知らないと、正しい答えにたどり着けないということです。

そしてもう一つ、インターネットで答えを見つけられない人たちが見落としているのが「検索結果の連鎖」です。

ここには読解力が関係してきます。

上記の問題「Googleアナリティクス 直帰率0」を解決するためには、正しい回答にたどり着く必要があるのですが、仮に正しい回答にたどり着いたとしても、「なんだこれ?意味不明。先輩教えてくださ~い」と投げ出してしまう人たちがいます。

「Googleアナリティクス 直帰率0」の問題を解決する方法は、「Googleアナリティクスの重複トラッキングコードを削除する」になります。実際にはソースを見ての調査が必要ですが、仮にここでは「Googleアナリティクス 直帰率0」の問題の原因が「重複トラッキングコード」にあったとします。

正しく質問ができた結果、「重複トラッキングコード」という原因にたどり着くことができたとします。ですがこれで万事うまくいくかというとそうではありません。そもそもの前提として、膨大な文章の中ら「重複トラッキングコード」というキーワードを抽出する読解力が必要ですし、「重複トラッキングコードとは何なのか?」を理解している必要もあります。

インターネットで答えを見つけられない人たちは、理解できない回答が目の前に出された時に、「わけわからん」とあきらめてしまいます。

それに対して、インターネットで答えを見つけられる人たちは、わからないことをさらに細分化して検索を行います。

  1. 「トラッキングコード」で検索 
  2. 重複がわからなかったら「重複」も検索です。

こうやってわからないことを細分化して調べていけば、少しずつ全体像が見えてきます。これが複雑な問題を解決するためのコツです。

問題解決能力が身に付けば、一人でできることが多くなる

インターネットや本を利用した自己完結型の問題解決能力が身に付けば、一人でできることが非常に多くなります。自立性も身に付きます。

たとえば起業家やフリーランスは問題解決のプロです。

会社が大きくなったり人脈が広がれば他人の頭脳を使う頻度は増えるでしょうが、はじめのうちは多くの問題を自力で解決する必要があります。起業家やフリーランスってある特定の分野における専門家というイメージがありますが、長く生き残っている人たちは問題解決のプロという側面の方が大きいと思っています。

だってたとえば飲食店を開業するとして、必ずしも自分が料理がうまい必要はないですからね。集客や会計の問題を解決できれば、料理に関してはどこかから料理のうまい人を見つけてくれば良いだけのことです。

まとめ

以上で問題解決能力についての話は終わりです。

インターネット検索で正しい答えに到達するためには、やはり普段から様々な疑問を持って、それを検索してみることが大切です。思っていた答えと違ったら質問を変えて検索してみて、質問力を高めていきましょう。

読解力を高める方法としては読書がオススメです。

何かわからないことがあったらまずは自分で答えを探す習慣をつけましょう。そして同時に、何かを質問する時は相手の時間をもらっているという認識も持ちましょう。

それでは、お読みいただきありがとうございました。

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