- Web業界に就職、転職したいけど、ポートフォリオの作り方がわからない
- ポートフォリを作りたいけど、実績がない
Web業界への就職・転職や、フリーランスとして仕事を受注しようとする際には、「ポートフォリオを提示してください」と言われることがありますよね。
ただ、何の実績もない状態だと、
そもそもポートフォリオが用意できない場合があります
でも大丈夫です。クライアントワークなどの実績がなくても、ポートフォリオを作ることは可能です。
実績がない場合のポートフォリオ制作

Web業界への就職・転職や、フリーランスとして仕事を受注しようとする時って、ポートフォリオの提出を求められることが多いです。
ポートフォリオをチェックすれば、どのくらいのスキルがあるかがすぐにわかるからですね。
逆に、ポートフォリオがないと、「こいつに仕事を任せて(採用して)大丈夫か?」という話になります。
ですので、基本的にはポートフォリオが必須です。
ただ、実績がないときって、ポートフォリオを用意するのが難しく感じてしまいますよね。
だって、何もアピールするものがないのですから。
その結果、「実績を作るために仕事を受注したい(会社で働きたい」→「実績の提示を求められる」→「実績がないから仕事を受注できない(働けない)」というループに陥ります。
ただ、仕事を受注したり、就職・転職するために、必ずしも実績は必要ないです。
多くの場合、「ポートフォリオの提示」自体は求められますが、、ポートフォリオの中身がクライアントワークであることは求められません。
相手が知りたいのは、「どのくらいのレベルか」ということなので、架空のサイトとかでもOKなわけです。
以下は、私が実際にポートフォリオの制作に使った方法です。
- 架空サイトを制作する
- 模写する
- 知り合いなどにサイトを作らせてもらう
1.架空のWebサイトを制作する
もっともポピュラーな方法です。
たとえば…
- 架空のカフェのホームページ
- 架空のネイルサロンのLP
- 架空のアーティストのサイト
「誰に向けて、何を伝えるか」まで設計し、 デザイン・構成・コーディングを通してアウトプットすれば、 十分なアピール材料になります。
2. 実在サイトの模写(注意点あり)
著作権に気をつければ、
模写はスキルの証明に有効です。
- 公開は避け、クローズド環境(パスワードをかける、PDFなど)で提出
- 単なるコピーではなく、改善ポイントや理由も一緒にまとめると◎
3. 知人のWebサイトを無料で制作
「無料でいいから作らせて」と声をかけて、
実在の小規模サイトを作るのもおすすめです。
例:
- 美容師の友人のポートフォリオ
- 実家の飲食店の紹介ページ
- SNSで「無料で作ります」と募集
実際のやりとりや納品経験も積めるので、信頼性が一気に上がります。
私は無料で知人のサイト制作をして、そのサイトをポートフォリオに掲載しました。
4. 自分自身の紹介サイトを作る
自己紹介ページも立派なポートフォリオです。
- スキル一覧
- 学習歴
- 制作した作品のまとめ
独自ドメイン+WordPressで作れば、 技術力と運用力の両方をアピールできます。
5. バナーやロゴを量産&まとめる
Webデザイン希望なら、 CanvaやPhotoshopなどでバナーを大量に作り、
- ターゲット
- 意図
- 使用ツール を添えてギャラリー形式にまとめましょう。
ポートフォリオ制作の基本ステップ

さいごに、簡単にポートフォリオ制作の流れを書きます。
仮に、架空サイトでポートフォリオを制作するとしましょう。
手順としては、以下の流れです。
1. 企画:誰に・何を届けたいかを考える
ターゲットや目的があいまいなまま進めると、伝わりにくい作品になります。
たとえば「20代女性向けのカフェ紹介サイト」など、対象や意図をはっきりさせましょう。
これがそのまま提案力やマーケティング視点のアピールにもなります。
2. ワイヤーフレームを作る(XD・Figma・PowerPointなど)
構成やページの設計を視覚化します。
どこに何を配置するかを事前に決めておくことで、 後のデザイン・コーディングがスムーズになります。 このワイヤーも作品としてポートフォリオに掲載できます。
3. デザインカンプを作成(IllustratorやCanvaなど)
実際の見た目を作る段階です。 配色・フォント・画像などを意識し、 ユーザーの視線の流れを考えながら作成します。
デザイナー志望ならここが一番のアピールポイントになります。
4. コーディング(HTML/CSS/JS)
Web制作ではこのステップが重要。 見た目通りに動くか、レスポンシブ対応がされているか、 タグの使い方が適切かなどがチェックされます。
わからない部分はChatGPTなどを活用しながら、丁寧に仕上げましょう。
5. 公開
完成したら実際にネット上で公開しましょう。
- 就職活動中 → 印刷して紙のポートフォリオでもOK
- フリーランス志望 → レンタルサーバー+独自ドメイン推奨 公開したURLをポートフォリオに載せることで、 “実物を確認できる”状態を作るのが重要です。
未経験でも、この流れを丁寧に踏めば、
十分に評価されるポートフォリオが完成します。
まとめ|”ないなら作る”がポートフォリオの基本

実績がないと仕事が受注できない、ポートフォリオが制作できないと考えてしまいますが、実際にはそんなことはありません。
架空サイトでもスキルを証明することは可能ですし、ちょっと頭を使えば、知り合いのサイトを作るなど、何かしらの実績を作ることも可能です。
実績がないからと諦めずに、
就職・転職、仕事の受注を成功させましょう。