サイトを運用していると、
- レコードを追加したい
- 編集したい
といった場面が出てくると思います。
ただ、契約しているドメインやサーバーによっては、簡単に編集できないケースもあります。
ロリポップの場合、ロリポップDNSを使用していると、レコードの編集ができない仕様になっています。
この記事では、私自身がレコード編集を行おうとした際に実際に経験した内容をもとに、ロリポップDNSを使用している場合にどうレコード編集すれば良いかを解説していきます。
ロリポップDNSの場合、レコード編集はできない

結論から言うと、ロリポップDNSを使用している場合、レコードの編集はできません。
「ロリポップのDNS」はお客様任意のレコード情報を設定することができません。
以下の「ロリポップのDNS(ネームサーバー)」を利用している場合は、お客様任意のレコード情報を設定することができません。ロリポップを利用するために必要なレコードが自動で設定されております。
https://support.lolipop.jp/hc/ja/articles/4403084397203-%E3%83%AD%E3%83%AA%E3%83%9D%E3%83%83%E3%83%97%E3%81%AEDNS%E3%81%A7%E3%83%AC%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%82%92%E8%A8%AD%E5%AE%9A%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%AB%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%86%E3%81%97%E3%81%9F%E3%82%89%E3%81%84%E3%81%84%E3%81%A7%E3%81%99%E3%81%8B
上記、公式記載のものです。
つまり、ロリポップのネームサーバーを使っている限りは、TXTやCNAME、MXレコードなどを自由に追加することはできないということです。
代表的なケースと解決方法

- ドメインをどこで取得しているか
- レコード編集権がどこになるのか
など、ケースごとに異なる部分はあります。
| 状況 | ネームサーバー | できること | 対処方法 |
|---|---|---|---|
| ロリポップDNS利用中 | uns01.lolipop.jp / uns02.lolipop.jp | 任意レコードの追加不可 | ムームーDNSや、使用中のドメインに切り替える |
| ムームーDNS利用中 | ns1.muumuu-domain.com など | 任意レコードの追加可(A/MX/TXTなど) | 「カスタム設定」でレコードを追加(SPFは手動でTXT入力が必要) |
| Xドメイン利用中 | ns1.xserver.jp など | 任意レコードの追加可 | 管理画面からA/TXT/MXレコードを編集。AはロリポップのIPへ向ける |
下記、Xドメインのケースは、
私が実際に経験したケースです。
Xドメインでドメインを取得している場合
- ドメイン管理:Xドメイン
- サーバー:ロリポップ
Xドメインの管理画面を開くと、「ここではDNS設定はできません」と表示されます。
理由としては、ネームサーバーがロリポップになっていたためです。
ただ、ロリポップにはDNSレコードの設定画面がないので、Xドメイン内でレコード編集ができるようにする必要があります。

上記は、「ネームサーバー設定」というメニュー項目内にありますが、ここがその他のサービス(ロリポップDNSなど)になっていると、Xドメイン内でレコード設定ができません。
そのため、ネームサーバーをXドメインに戻す必要があります。
実際の設定例(Benchmark Email の場合)
私はBenchmark Emailの使用のためにレコード編集をしたので、その場合のケースを載せておきます。
【設定するもの】
- Aレコード:ロリポップのサーバーIPを指定
- TXTレコード:SPF/DKIM/DMARC を入力
- CNAMEレコード:必要な場合に追加
Benchmark Emailについての詳細は下記記事からどうぞ。

手順
- Aレコード用にロリポップのサーバーIPを調べる
- ドメイン適用先サービスをXドメインに変更して保存
- AレコードにロリポップのサーバーIPを入力
- ※Aレコードを間違えるとサイトが表示されなくなるので、要注意です。
- ※変更後反映まで数時間〜程度サイトが表示されなくなる可能性があります。実際の仕事の現場では深夜や早朝など、アクセスの少ない時間に作業するケースが多いです。

DNSレコード設定の画面で、
調べたサーバーIPを入力します。
ちなみに、ロリポップのサーバーIPは、サーバーのコントロールパネルにはなさそうで、自分のロリポップドメインから調べる必要がありそうです。
- ロリポップ!のユーザー専用ページにログイン
- メニューから 「ユーザー設定」 → 「アカウント情報」 を開く
- 「ロリポップ!のドメイン」(例:xxxxxx.lolipop.jp のようなもの)が記載されているので、それをメモまたはコピーしておきます。
コピーしたロリポップ!のドメイン名を使って、次のどちらかの方法でIPアドレスを取得します。
【方法 A:Webツールを使う】
利用できるツール例:
- CMAN(ドメイン/IPアドレス検索)
- SEOチェキ!などの「サーバ・ドメイン調査」ツール
手順:
- コピーした「ロリポップのドメイン名」を入力(http:// や最後のスラッシュ / は不要)
- Aレコード または「サーバ・ドメイン情報」「ホスト名」などの結果を確認する
- 表示されるIPアドレスがロリポップのWebサーバーのIPの一つです。
【方法 B:コマンドラインで nslookup / dig を使う】
もしPCにコマンドプロンプト(Windows)やターミナル(macOS / Linux)が使えるなら、以下のような手順でも取得できます。
nslookup [ロリポップのドメイン名]
ムームードメイン+ムームーDNSの場合
もしドメインをムームードメインで取得し、ネームサーバーを ムームーDNS にしている場合は、管理画面から直接レコード編集が可能です。
設定手順
- ムームードメインのコントロールパネルにログイン
- 「ドメイン操作」→「ムームーDNS」へ進む
- 対象ドメインを選択し「カスタム設定」をクリック
- 「設定2」から Aレコード / MX / TXT(SPF/DKIM/DMARC) を入力
注意点
- TTLは3600秒固定(変更不可)
- TXTレコードは「on」で始まる値は入力できない制約あり
- ネームサーバーがムームーDNS以外になっている場合は、事前に切り替えが必要
同じペパボ系列でも「ロリポップのDNS」では編集不可、「ムームーDNS」なら可能という違いを覚えておきましょう。
どんな場面でDNS設定が必要になる?

- Googleサーチコンソールでドメイン所有権を確認する(TXTレコード)
- メールをGoogle Workspaceや外部サーバーで使いたい(MX/SPF)
- Benchmark EmailやMailchimpなどメール配信サービスでドメイン認証したい(SPF/DKIM/DMARC)
- SSL証明書の発行にTXTレコードが必要
こうした場面に必ず登場するのがDNS設定です。
まとめ
ロリポップでDNSレコードを編集できない理由は、ネームサーバーが「ロリポップDNS」に向けられているためです。
この場合、TXT・CNAME・MXといったレコードを追加することができません。
DNSレコードを編集したい場合は、ドメインを管理しているサービス側(Xドメインやムームードメインなど)で設定を行う必要があります。
ただ、ロリポップDNSに設定されている場合には、Aレコードのみロリポップに向けて、その他はドメイン側で管理できるようにする必要があります。
今回のポイントを整理すると以下の通りです。
- ロリポップDNSではユーザー任意のレコード編集は不可
- Xドメインやムームードメインなど、ドメイン管理サービス側に切り替えれば編集可能
- AレコードにロリポップのIPを設定すればサイト表示は維持できる
- メルマガなどを配信している場合には、SPF/DKIM/DMARCなどのメール認証レコードは、メール到達率の改善に必須
「ロリポップDNSでは編集できない」仕様を理解し、ドメイン管理元のサービスで正しく設定することが重要です。
レコード関係はややこしく感じるかもしれませんが、やるべきことはシンプルです。慎重に確認しつつ、設定を進めていきましょう。

