- 「Webディレクターに必要なスキルって何?」
- 「資格はなくてもなれるの?」
- 「そもそも向いてる人ってどんな人?」
そんな疑問を持っている方に向けて、Web制作会社で働いている私が、未経験からWebディレクターになるために必要なことを解説します。
「Webディレクターってかっこよさそうだけど、自分でもなれるのかな?」と思っているあなたの不安を、この記事で解消していきましょう。
Webディレクターとは?何をする仕事なのか

具体的には:
- クライアントへのヒアリング
- 制作スケジュールの管理
- デザイナーやエンジニアへの指示出し
- クオリティチェックや進行管理
- 納品対応とアフターフォロー
など、Webサイト制作全体の「進行役」「調整役」といえるポジションです。
Webディレクターになるのに資格は必要?
結論から言えば、資格も特別なスキルも必要ありません。
実際に、
- 文系出身
- 専門知識ゼロ
- 飲食や接客からの転職
という方が、Webディレクターとして活躍している例も多くあります。
つまり、「Webディレクター募集の求人に応募し、採用されればその日からWebディレクター」です。
ただし、以下の2点は求められます。
- 最低限のWeb知識(制作の流れや用語の理解)
- 高いコミュニケーション能力(社内外の調整力)
これらが「未経験でも採用されやすいかどうか」を分けるポイントになります。
Webディレクターに向いている人の特徴

続いて、Webディレクターに向いている人の特徴についてです。
① コミュニケーション能力がある
最重要スキルです。
クライアントと制作チームの橋渡しをする役割なので、
- 相手の話を正確に聞く力
- 言葉を選んで伝える力
- 場の空気を読む力
などが求められます。
クライアントの要求をそのまま伝えるのではなく、「どこがどう問題なのか?」「どう改善すれば納得できるのか?」を理解し、建設的に伝え直す力が必須です。
② マルチタスクが得意
Webディレクターは、1つの案件だけでなく、複数プロジェクトを並行して進行することが一般的です。
スケジュール調整、メール対応、デザインチェック、会議の準備など、やることが多いため、
- 優先順位をつける力
- 同時進行の処理能力
がある人は向いています。
③ チームワークを大切にできる
Webサイトは、ディレクターひとりでは作れません。
デザイナー・エンジニア・ライターなど、多くの人と連携して進める必要があります。
- 相手の専門性を尊重できる
- 自分だけで抱え込まない
- 相談・報連相ができる
このような人は、現場で信頼されやすいです。
未経験から目指す場合、何を学んでおくべき?

資格は不要ですが、最低限知っておくと安心な知識・スキルは以下の通りです。
分野 | 内容 |
---|---|
Webデザイン | デザインの基本構成、UI/UXの考え方、ワイヤーフレームの読み方 |
HTML/CSS | コードが読める程度でOK。変更点の指示出しや見積もり理解に必要 |
SEO | 検索上位に上げる施策の基礎知識(タイトル・構造・ページ速度など) |
Webマーケティング | LPの目的、CV(コンバージョン)とは何か、Googleアナリティクスの使い方 |
ライティング | 読みやすい文章の構成、コピーの見直し、要点整理のスキル |
すべてを極める必要はありませんが、「広く浅く」でもいいので理解しておくことが非常に重要です。
面接で評価されやすいポイント
未経験でも採用される人の特徴として、以下のような経験が強みになります。
- 接客業・飲食業の経験(対人スキル)
- 店長やリーダー経験(マネジメント力)
- 学生時代のイベント企画・運営(進行管理スキル)
- 学習意欲が見える(ポートフォリオ・ブログなど)
「相手に合わせて伝え方を変えられる人」や「チームで動くのが得意な人」は特に評価されやすいです。
未経験からのスタートでもやっていけるのか?
結論:やっていけます。
ただし、「ラクな仕事ではない」ことは覚悟しておきましょう。
- クライアントからの無茶振り
- メンバー間の認識違い
- 納期ギリギリのスケジュール
こういった現場あるあるは、Webディレクターなら避けて通れません。
ですがそのぶん、「ありがとう」と直接言ってもらえる仕事でもあります。
成果物が無事公開されたときの達成感は大きく、プロジェクトの司令塔として活躍できるのは、この職種ならではのやりがいです。
まとめ|未経験からWebディレクターになるには?
- 資格や特別なスキルは不要。採用されれば誰でもスタート可能
- コミュニケーション力とチームワーク力がもっとも重要
- 広く浅くでもいいので、Web制作の流れを学んでおくと◎
- 忙しくて大変なこともあるが、やりがいも大きい職種
Webディレクターは「人と人の間に立つ仕事」です。
あなたの“つなぐ力”が武器になる場面は、きっとたくさんあります。