Web制作に基本情報技術者試験は必要?デザイナー・エンジニア別に解説

この記事を書いた人:青山
Web制作エンジニアマーケター(広告・SEO・アクセス計測・改善提案)・ライター
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Web制作を学んでいる方や業界で働き始めたばかりの方の中には、

「基本情報技術者試験って取ったほうがいいの?」
「デザイナーやエンジニアとして就職・転職に有利になる?」
と疑問に思っている方もいるかもしれません。

基本情報技術者試験はIT系国家資格として有名ですが、Web制作の現場に直結するかといえば答えは微妙です。

結論から言うと、デザイナーには不要ですが、エンジニアには役立つ可能性がある資格です。

この記事では、基本情報技術者試験の位置づけ・Web制作での必要性・職種ごとの有用性を整理して解説します。

目次

基本情報技術者試験とは?

基本情報技術者試験(FE:Fundamental Information Technology Engineer Examination)は、経済産業省が認定する国家資格です。

情報処理技術者試験の一区分であり、
ITエンジニアの登竜門と呼ばれることもあります。

【試験の概要】

  • CBT方式で一年を通して受験可能
  • 基礎理論、アルゴリズム、データベース、ネットワークなど
  • 擬似言語、セキュリティ

合格率は約40%程度のようです。

Web制作における資格の立ち位置

Web制作業界では、資格よりもポートフォリオや実務スキルが重視されます。

なぜなら、実際の業務では「どんなデザインが作れるか」「どんなコードが書けるか」が評価の中心だからです。

どれだけ大量の資格を持っていても、
何も作れなければ存在価値はありません。

【採用の場で何が評価されるか】

  • デザイナー:Adobe XDやFigmaで作った成果物が評価される
  • コーダー、フロントエンジニア:HTML/CSS、JavaScriptで実際に動くページが作れるかが評価される
  • バックエンドエンジニア:実務経験やGitHubでのソース公開が重視される

資格を持っているかどうかは二の次であり、「できることの証明=ポートフォリオ」が最優先になります。

そのため、面接官は資格欄よりも実際の成果物を見て判断するケースがほとんどです。

デザイナーに基本情報技術者資格は必要か?

結論から言うと、デザイナーには基本情報は不要です。

  • 出題範囲の大半がアルゴリズムやシステム寄りで、デザイン業務と直結しない
  • デザイナーに求められるのはUI/UX設計やデザインツールのスキル
  • 色彩理論、タイポグラフィ、ユーザー心理などの知識の方が優先度が高い

資格を取得する時間があるなら、デザインの実績を積む方が採用や案件獲得に直結します。

将来的にエンジニア寄りの仕事をしていきたいなら、勉強しておいても無駄にはなりませんが、そうでないならやめましょう。

とはいえ、ネットワークやセキュリまわりの知識は、Webデザイナー的にはあって損はないので、余裕があったり、興味があったりするなら、勉強するのもありかもしれません。

プログラマー・フロントエンドエンジニアに必要か?

プログラマーやフロントエンドエンジニアを目指す人にとっては、基本情報がプラス要素になる可能性があります。

  • アルゴリズム・データ構造の知識
    → JavaScriptやPythonで効率的な処理を書く際に役立つ
  • 論理的思考の証明
    → 面接で「基礎を学んでいる」と示せる
  • 未経験者の学習姿勢アピール
    → 自主的に勉強して資格取得した点が評価されることもある

ただ、やはり実務経験や実際の制作物の方が評価の比重が大きいことは間違いないので、あくまでも補助的なものとして考えておきましょう。

SESやシステム開発の現場では評価される

Web制作ではないですが、SESやシステム開発の現場では基本情報が評価される傾向があります。

SESの場合

  • SESではエンジニアを企業に派遣するため、資格の有無がスキルシートに記載されることがあります
  • 基本情報を持っていることで、顧客に対する説得力が増し、案件単価が上がるケースもある

求人募集欄に「基本情報技術者取得者歓迎」と記載されていたり、入社後に取得必須だったりするケースもあります。

システム開発会社の場合

  • 受託開発や大規模システム開発では、資格が「基礎知識の保証」として評価されやすい
  • 社内での昇格・昇給要件に資格保持を含めている会社もある

Web制作(デザインやコーディング)では評価が限定的ですが、SESや開発の現場では実務的なメリットが結構あります。

結論:必要かどうか

ここまでを整理すると以下のようになります。

  • デザイナー → 不要。ポートフォリオの方が重要。
  • フロントエンド・プログラマー → 持っていればプラスだが必須ではない。
  • SES・システム開発現場 → 評価される。案件単価や営業面で有利になる場合がある。

基本情報技術者試験は、同じITと言えども、自分のキャリア方向性によって必要性が変わる資格です。

【結論】

→Web制作だけを軸に考えるなら不要
→開発やSESも視野に入れるなら取っておく価値あり。

まとめ

基本情報技術者試験は、IT系国家資格として一定の評価がありますが、Web制作の現場では必須ではありません。

  • デザイナー:不要
  • プログラマー・フロントエンジニア:あればプラス程度
  • SESやシステム開発:営業資料や案件参画で評価されやすい

Web制作業界で重視されるのは「実務で使えるスキル」と「ポートフォリオ」です。

なので、業界経験が浅い場合には、必死に実務経験を積む、学習中の方はスキルを伸ばしてポートフォリオを作るなど、現状を踏まえたタスクをこなしていくのが優先です。

その中で、少し余裕があったり、プラスαを考えるなら、基本情報技術者試験の勉強をしましょう。

ちなみに、実績がない状態でポートフォリを制作する方法も書いているので、よければお読みください。

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