- 仕事や勉強のやる気が出なくて悩んでいる
- やる気を出す方法が知りたい
やる気が出ないと、仕事も勉強もまったく進まなくなるので困りますよね。
ただ、やる気ってコントロールが難しいので、そう簡単にどうにかできるものでもありません。
独学で数多くの資格を取ったり、朝6時から夜まで自宅で一人働いている私が、「やる気を出す方法」について書いていきます。
やる気を出す方法
書店に行けば、「やる気(モチベーション」に関する本がたくさん出版されています。
なぜたくさん出版されているかというと、
需要があるからですね。
需要があるということは、言ってみれば、たくさんの人が悩んでいるということでもあります。
あなたは今、「やる気が出ない」と悩んでいるかもしれませんが、同じ悩みを抱えている人たちはたくさんいるし、私自身もまた、同じ悩みを抱えています。
私の家の本棚には5,000冊以上の本があるのですが、やる気(モチベーション)についての本も何冊かあります。
ただ、今回お話しするのは、どんな本にでも書いてあるような当たり前のことではありません。
それであれば、
本を読んだほうが早いですもんね。
今回お伝えしたいことは、
「心ゆくまでサボれ」ということです。
逆説的ではありますが、
やる気を出すなということです。
「やる気を出したいのにやる気を出さないってどういうこと?」と思いますよね。
具体的には、仕事や勉強をしようと思ってもできないときは、無理にやっても無駄だから、気が済むまで寝るか遊ぶかしろということです。
私は次の2つの教えから「やる気を出す方法」についてのヒントを得ました。
ひとつは、ドン・キホーテ創業者の安田隆夫さんの「究極のネガティブモード脱出法」です。
まず、休暇をとる。四、五日もあれば十分だろう。「休暇」といっても、海外のリゾート地にでも行って気分転換するとか「自分探しの旅」、なんていうヤワな休暇ではない。
全くその逆だ。一人で自宅に引きこもるのである。
昼間から雨戸やカーテンを閉めきり、じっと何もせずに過ごすのだ。
『安売り王一代』安田隆夫 文春新書 2015年11月 32p
この状態を三日も続ければ、突然、鬱々とした気分が劇的に晴れる時が来る。
こうして落ち込みが底を打った時、人間は一挙に浮上する。凝縮された危機感が臨界点に達して爆発を起こし、強力な浮力になってその人を引き上げるのである。
「一体、俺は何をしているのか。このままではダメになる。思い悩んでいる場合じゃない。俺はやりたい、やらなきゃならないんだ・・・・・・」
『安売り王一代』安田隆夫 文春新書 2015年11月 33p
もうひとつは、お坊さんがこたえるお悩み相談サイト「hasunoha」からです。
彼女がいるのに風俗をやめられない男性に対するお坊さんのアドバイスです。
今すぐに風俗に行くのです。
明日も明後日も3日後も風俗に行くのです。
三日坊主じゃいけません。毎日です。日々是風俗。三度の飯より風俗。
やがて金も尽きるでしょう。それでも満足しないでしょう。そして、一生懸命働いてお金がたまったら全額風俗に使うのです。
https://hasunoha.jp/questions/2643
部分的に切り取っているので、
実際はもっと長くて、理由もセットです。
ちなみに私は、風俗がやめられないという悩みは持っていないです。
この2つの教えから私が導き出したのが、無理にちゃんとしようと思っても無駄だから、「あえて真逆に行け」ということです。
実際、真逆にいくと、
反転の時はやってきます。
自然にやる気が出てきます。
たとえば、私は会社員時代、毎朝6時くらいから働いて、土日はセミナーに行くような生活を送っていましたが、やる気が出なくなったときは、仕事中にゲームをやったり、毎晩遅くまで酒を飲んだりしていました。
すると、「あれ、自分このままだとヤバいじゃない?」と思って、また元の生活に戻ることができました。
逆に、やる気が出ないのにもかかわらず、
無理してやり続けていたら、
たぶん体か心をこわします。
それでもやる気が出ないなら、やめるのもあり
私の経験上、やる気が出ないときは、
あえて遊びまくったり、
サボりまくったりすれば、
ある時点で元に戻ることができます。
ただ、どうしてもやる気が戻らないこともあります。
その場合、その対象に対する情熱が完全に冷めてしまっている可能性があります。
たとえば、ブログを書いていて、書く気が起きないから少し休んでいたけど、休んでも書く気にならないという場合です。
こういったケースの場合、ブログを書くのをやめるというのも選択肢のひとつです。
やる気が出ないというよりかは、その対象に対する熱がなくなってしまっている状態だからです。
「ブログならまだしも、仕事や勉強は?」と思うかもしれません。
答えは同じく、もしもどうしてもやる気が戻らないなら、離れるべきです。
ただ、何かをやめて、別のものを始めたときにやる気が復活したとして、これはこれで注意です。
理由は、やる気がなくなるたびに頑張る対象を変えていたら、いつまでも初心者の状態から抜けられないからです。
社会人であれば、
転職数が異常に多い人になってしまいます。
何かを始めるときには、多くの人が同じような学習曲線をたどります。
学習曲線というのは、
何かを始めてから、
成果が出るまでの道のりのようなものです。
学習曲線によると、多くの人たちが、右肩上がりの直線的な成長ではなく、停滞期(スランプ)を経験しつつ、成果にたどり着くとされています。
成長しているときは何をしてもうまくいくので、仕事でも勉強でも楽しいです。
逆に、停滞期(スランプ)のときは、
うまくいかないので、つまらないです。
その結果、やる気が出なくなります。
もしもあなたのやる気が出ない状態が、学習曲線で言うところの「停滞期」だった場合、そこでやめてしまうのはもったいないとも言えます。
停滞期を越えれば、目に見える結果を得ることができる可能性があるからです。
意識しなくても習慣でこなせるようにするのもあり
さいごに補足です。
勉強にしても仕事にしても、やる気に頼らず、習慣にしてしまうという手もあります。
毎日の歯磨きのようなイメージですね。
歯磨きに限らず、とくに意識せずに毎日行っていることってあると思います。
なぜ意識せずに毎日行えるかというと、
習慣になっているからですね。
勉強机に向かって問題を解くのも、仕事用のパソコンを開いてメールを送るのも、やる気とか以前に、それが当たり前のことにできたら、少し楽になると思いませんか?
たとえば私は、
朝起きて朝食を食べたら、
必ずパソコンを起動します。
そしてパソコンを起動したら、
ブログを書きます。
毎日の習慣になっているからです。
勉強や仕事も同じように、生活のルーティンのなかに組み込んでしまえばOKです。
逆に、「次は何しよう?」みたいなかんじで考えると、それをやるためにはやる気が必要になります。
でも歯磨きのように、次にそれをするとこが当たり前の状態になっていると、とくにやる気とかは必要としないです。
何かを習慣化するためのポイントは、毎日同じ時間に習慣化したいことを行うことです。
何日か経てば、
それをするのが当たり前の状態になります。
まとめ
やる気を出す方法については以上です。
やる気を出す方法は、逆説的ではありますが、
気が済むまで寝るか遊ぶかです。
ただ、会社員や学生の場合には、気が済むまで好きなことをしていたら、クビになったり退学になったりすると思うので注意です。
やる気(モチベーション)のコントロールは、人生においての永遠のテーマなのかなとも思います。
ですので、簡単に自分にピッタリな方法は見つからないと思います。
様々な方法を試してみて、
あなたに合った方法を見つけてくださいね。